雨漏りは一般的に外壁や屋根、窓など外部と繋がる部分が原因で起こる事が多いです。
ですが、稀に家の内部が原因で水漏れしている場合があります。
その場合、配管などが原因になっていることが多く、その場合、雨漏りではなく、漏水というものになります。
今回は、配管周りのトラブルについて解説していきます。
配管パイプ廻りから雨漏りする原因は?
排水管パイプから雨漏りする原因は、排水管周りの防水処理が十分でない場合や、排水管自体の劣化、排水管の詰まりなどによって漏水は起こります。
配管には金属や塩ビなどの材料が使われることがあり、金属であれば腐食を起こしたり、塩ビの場合でも、継ぎ目に隙間が生じてきたり接着力が弱まったりということが起こります。配管そのものや、継ぎ目、壁との取り合い部分にわずかな隙間でもあれば、水は漏れてしまいます。
配管やドレンの「詰まり」には注意!
屋上やバルコニーなど外部に面する配管やドレン廻りは、枯れ葉などのゴミが溜まってしまうことが多く、このゴミを放置してしまうことで、排水管がつまり、排水機能がなくなることで雨漏りを引き起こすことがあります。
また、ドレン周りの砂や埃、モルタルなどが雨水によって溶け出し泥のようになり配管に流れてしまうことでつまりを起こすこともあります。
ルーフドレンの役割
屋上の排水口には、落ち葉やゴミ、堆積した砂泥などが雨風によって流れてきます。
ルーフドレンは、これらが排水管に侵入することを防ぐために、ストレーナーと呼ばれる格子状・網状のカバーが取りつけられた屋上用の排水口で、ルーフドレンのほとんどは鉄製鋳物です。
そのため排水不良によりドレン周りに水がたまっていると錆びついて劣化が早まります。
ドレンの形状や材質には様々なタイプがあり、防水の工法や排水の形式、建物の構造によって使い分けられています。
漏水とは?雨漏りとの違い
漏水とは、水道設備から水が漏れる現象を指します。
水道設備とは、蛇口から出てくる水が通ってくる上水道の給水管と、排水口から流した水が通る下水道の排水管のことです。
雨漏りとの違いは、水道や排水管な建物や配管が原因で発生するのか、建物など外部が原因で発生するのかで、似ているようで全然異なります。
漏水は主に給水管や排水管のつなぎ目の部分などで発生するケースが多いです。
上水道部分で漏水した場合には、漏水した分だけ水を使ったことになり、水道代が高騰します。
また、下水道部分が漏水していると、悪臭などが発生することが多いです。
どちらの場合も床が水浸しになったりシミができたりすることがあります。
配管パイプ廻りの雨漏りや漏水対策
配管パイプ廻りのトラブルによる雨漏りを予防するためには、いざトラブルが起こっても、原因が特定がしやすいよう、普段からの点検やメンテナンスが重要になります。
点検方法としては、建物の壁や天井には、「点検口」が取り付けられている場合が多く、点検口から、天井や壁の中を調査し、配管パイプに異常がないか、雨漏りや漏水の形跡がないかを調査します。ただし、素人が見ても難しい場合もありますので可能であれば専門家に見てもらいましょう。
配管廻りのゴミの掃除と排水がスムーズに行われるかのチェック
台風が来る前であったり、強風後は排水口にゴミが詰まっていないかチェックし、定期的に掃除し、スムーズに排水される状態を保つことが重要です。
もし、少しでも配管の劣化が疑われたり、水の流れが悪かったり、雨漏りや漏水が疑われる場合は、水を実際に流してみて、排水が正常に行われているかの確認もしてみましょう。
排水官周りの問題と対策
排水官は建物の水の排出を担当しており、その重要性は極めて高いです。しかし、排水官が適切に機能しないと、その結果として雨漏りが発生する可能性があります。特に周囲の状態が悪化すると、排水官はその機能を果たせなくなります。ここでは排水官周りの問題とその対策について詳しく説明します。
排水官周りの一般的な問題
排水官周りでよく見られる問題は、排水の流れが滞ることです。これは排水官が詰まる、あるいは排水官自体が劣化していることが原因で起こります。また、排水官の周囲が破損したり、亀裂が入ったりしている場合もあります。これらの問題が組み合わさると、排水が正常に流れず、雨水が溜まりやすくなり、結果的に雨漏りを引き起こす可能性があります。
排水官の問題を解決するための対策
排水官の問題を解決するためには、まずは定期的な点検と清掃が必要です。排水官の周囲を清潔に保つことで、排水の流れをスムーズにし、雨漏りを防ぎます。
また、排水官自体の劣化や破損が見られる場合は、修理や交換が必要となることがあります。その際は、雨漏り対策や排水対策に詳しい専門業者に依頼することを推奨します。業者は排水官の状態を詳しく調査し、最適な対策を提案してくれます。
最後に、排水官周りの問題が見つかった場合は、建物全体の雨漏り対策を見直すことも重要です。排水官の問題はしばしば建物全体の防水性能の低下を示しているため、全体的な見直しと対策が必要となる場合があります。
排水官周りの問題は雨漏りの一因となることが多いです。しかし、定期的なメンテナンスと適切な対策を行うこと
ことで、これらの問題は十分に防げます。特に、業者による定期的な点検は非常に重要です。プロの目によるチェックは、自身では見落としてしまう可能性のある小さな問題を早期に発見することができます。
次に、排水官自体の改善も考慮するべきです。技術の進歩により、劣化に強く、長持ちする新しい素材の排水官や、排水効率の良い設計があります。雨漏りが頻発する建物や古い建物には、排水官自体の改善も効果的な対策となるでしょう。
最後に、排水官以外の排水システム全体の見直しも重要です。特に、屋根や外壁、ベランダなどの排水経路が正しく機能しているか確認し、必要に応じて改善を行うことで、雨漏りのリスクを大幅に減らすことができます。
排水官周りの問題と対策のまとめ
排水官周りの問題は、放置すると雨漏りを引き起こす可能性があります。定期的なメンテナンスと、必要に応じた修理や改善を行うことで、これらの問題を防ぐことができます。特に、排水官自体の改善や、排水システム全体の見直しは、雨漏り防止の効果的な対策となるでしょう。また、専門業者による点検と助言も非常に有用です。
排水管からの雨漏りについてのまとめ
建物の雨漏りには、様々な原因がありますが、「配管」廻りに原因があると、判断が難しいケースがあることがわかったかと思います。
また、修理をする場合にも自分では困難なケースも多いです。
壁の配管廻りの防水処理に関しては、施工不良や手抜き工事などのケースも少なくないため、信頼できる業者に施工を依頼する事が重要です。
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雨漏り修理の専門家【屋根雨漏りのお医者さん監修】
こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。
雨漏り修理専門家のコメント
雨漏りと思ったら配管からの水漏れだったなんてことはよくあります。
もしも、雨が降っていないのに雨漏りしていたら配管からの水漏れを疑ってみましょう。