雨漏りでキノコが生えた!?家で発生する原因と対処方法を解説

雨漏り キノコ

家の中でキノコが発生していたとき、びっくりする方も多いかと思います。
雨漏りが原因でキノコが生えてくることは珍しいことではありません。
きのこは、カビやシロアリと違って、毒ではなければ無害というイメージを持っている方もいるかと思いますが、雨漏りが原因でキノコが発生したということは家の状態としてはあまりよくないのです。
ほかの有害生物が発生する可能性もあるので、できる限り早期に対処するのが望ましいです。
また、どうしてキノコが生えてくるのか?その原因と放置しても問題ないのか?対処方法について解説します。

雨漏り修理の専門家
雨漏り修理
雨漏り修理
目次

雨漏りで
キノコが発生する原因は?

雨漏り キノコ

キノコは、胞子を飛ばして繁殖します。
その飛ばした胞子が家の木材に付着し、ジメジメした雨漏り環境で発芽し菌糸を形成し成長していきます。
その成長過程で木材は腐食していき、成長した菌糸がキノコになるというわけです。
キノコは木材腐朽菌という菌類の仲間で、木材の栄養分を分解して腐らせる特性を持っています。
この木材腐朽菌が成長してキノコになるまでの過程で、木材を腐食させていくため、家の強度の低下を招く恐れがあるため注意が必要です。

雨漏りの環境がキノコに適している

雨漏り 放置

雨漏りによって高温多湿な状態が続くと、キノコに成長する菌である木材腐朽菌に適した環境になります。
木材が湿ったままの高温多湿な環境が、約2週間以上、続くと木材腐朽菌が成長し、キノコの発生につながると言われており、これは、梅雨時期や台風シーズンがそれに当てはまります。

雨漏りで発生したキノコを放置してはダメ?

雨漏り キノコ

キノコは、シロアリやカビとは違い無害なイメージを持っている方も多いと思いますが、キノコの木材腐朽菌は、成長の過程で木材を腐食させるため、放っておくとどんどん繁殖して家の木材を腐らせてしまいます。

その木材を分解して腐朽させたときに発生する物質がシロアリの栄養になるため、キノコの放置がシロアリを発生させてしまうことにも繋がるのです。
ですので、できる限り家の中で発生したキノコは早期に対処したほうがいいでしょう。

雨漏りで生えたキノコは素手で触らないほうがいい?毒があるの?

建築物の木材に生えるキノコには様々な種類があり、毒があるものも中にはあります。
家に発生するキノコの一部を紹介します。
・キララタケなどヒトヨタケ類のキノコ
雨漏りした後の畳や、家屋の木材部分などでよく発生。

・キクラゲ類などのキノコ
一般住宅のバルコニーの防水シートなどで発生し、木材や植物成分を分解する性質のあるキノコです。

・マンションの屋根などで、スエヒロタケ、
家の中の水場近くにヒトヨタケの仲間

・家を腐らせる王様のようなキノコが『ナミダタケ』です。

風呂場や洗面所、ベランダなど、水と関係する場所が多く、すべて排水が悪かったり、風通しが悪かったりすることが、キノコ発生の引き金になっています。

また、キノコは家の木材から栄養を吸収するので、木材に防腐剤などの薬剤が使用されていると、その薬剤も一緒に吸い取って成長します。ですので、決して食べることはやめましょう。

家に発生するキノコは強い毒性があるものはあまりないので、素手で触っても問題ないですが、菌ですので触る際はできれば使い捨ての手袋などしたほうがいいでしょう。

雨漏りで生えたキノコの対処法

雨漏り 吸収スポンジ

雨漏りしているところにキノコが繁殖していたら、できるだけ早く対処する必要があります。キノコの除去はもちろん、再び同じ場所にキノコが繁殖しない対策も行ったほうがいいでしょう。
方法は、キノコを金属製のヘラなどで削り取ってから、塩素系の薬剤で殺菌し、キノコが繁殖している部分に腐朽菌を防除する専用の薬剤を散布し、腐朽菌を死滅させます。
その後、キノコにより腐朽した木材を修理交換して終了です。

ただし、ここでキノコを除去しても、また胞子が繁殖してキノコが生えてしまっては意味がないため、キノコを除去した後は、家の木材をキノコが生えるような環境にしないように、まずは雨漏りをしている箇所を修理しましょう。
家の中に雨水が侵入しないように対策をする必要があります。

防水の重要性 – 雨漏りとキノコの発生を防ぐ

防水の重要性は、しばしば見落とされがちですが、その役割は非常に大きいです。特に、雨漏りやキノコの発生を防ぐ上でその効果は無視できません。

雨漏りは、不適切な防水処理や経年劣化により水が建物の内部に浸透する現象を指します。この雨漏りが起きると、湿度が高くなり、結露やカビ、そして最悪の場合にはキノコが生える原因となります。

キノコは一般的に高湿度と暖かい環境を好みます。したがって、雨漏りがある場所は、しばしばキノコが生える理想的な場所となります。この問題を防ぐための最良の方法は、適切な防水処理を行うことです。

防水は、建物の構造物に対する水の侵入を防ぎ、結果的に雨漏りを防ぐ重要な役割を果たします。正しく施工された防水は、長期間にわたり安心して生活できる住環境を維持するための鍵となります。

さらに、定期的な防水のメンテナンスも重要です。これにより、防水層の破損や劣化を早期に発見し、必要な修理や補修を行うことで、雨漏りやそれに続くキノコの発生を防ぐことができます。

日本では多くの防水協会が存在しており、これらの協会では専門家による適切な防水施工やメンテナンスの相談を行うことができます。適切な防水施工とメンテナンスを行うことで、雨漏りとキノコの発生を効果的に防ぐことができます。

雨漏りで発生したキノコまとめ

雨漏りのまとめ

雨漏りしている場所にキノコが生えていると、繁殖することでどんどん家の木材が腐朽し、劣化するだけでなく、シロアリもおびき寄せてしまいます。
そうならないためにも、雨漏りがおこっているときには早めに修理を行うことが重要です。
「雨漏り修理に関する相談をしたい」という方も大歓迎です。お気軽にお問い合わせください

栃木県の雨漏り修理の臼井進

こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。


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