雨漏りをDIYで直す?対処方法を解説!ホームセンターなどで簡単に買える補修材での直し方!

最近はDIYブームもあって、ホームセンターでも色々と雨漏り補修材などのグッズが販売されるようになってきました。
自分で雨漏りを直したい、修理や応急処置について知りたいという方に向けて解説しています。
雨漏りを直すときは、気をつけた方が良い注意点やプロの業者に依頼したほうがいい場合もあります。そのようなケースについても詳しく紹介しています。

雨漏り修理の専門家
雨漏り修理
雨漏り修理
目次

雨漏りの対処方法としてDIY修理で直せるのか?

ベランダ 笠木 雨漏り

雨漏りは何らかの原因によって発生するため雨漏りを業者のように完全に修理することは難しいでしょう。
また、知識や技術がない状態で屋根の雨漏りを修理すると、二次災害などの原因となる恐れがあるため、自分でお修理はできる限りおすすめできません。

しかし、業者が修理に来るまでの間の雨漏りを止めるなど、応急処置なら可能となります。
特に雨が降ると室内に雨水が流れ込むなどの酷い状況であれば、少しでも被害を食い止めるために自分で応急処置を行う必要があるでしょう。

雨漏りの原因と対策

雨漏りは、さまざまな原因で発生する可能性があります。以下に、主要な原因とそれぞれの対策を述べます。

屋根の劣化

屋根材が経年劣化により劣化すると雨漏りの原因となります。特に、瓦やシート、金属材料などが裂けたり穴が開いたりすると雨水が侵入します。

  • 対策:定期的な点検と必要に応じた補修・交換が必要です。また、傷や亀裂が見つかった場合はすぐに補修するようにしましょう。

屋根と壁の接合部の不備

屋根と壁、または屋根と屋根の接続部が不完全であると、雨水がそこから侵入してしまう可能性があります。

  • 対策:接続部の状態を定期的にチェックし、不備が見つかった場合は適切な補修材を用いて修理します。

雨樋の詰まり

葉っぱやゴミなどで雨樋が詰まり、水が溢れ出すと、それが壁に浸透して雨漏りを引き起こすことがあります。

  • 対策:雨樋は定期的に掃除してゴミを取り除くことが重要です。また、詰まりが頻繁に発生する場合は、雨樋の保護カバーを取り付けると良いでしょう。

家の構造上の問題

建築時の設計ミスや施工ミスなど、家そのものの構造上の問題から雨漏りが発生することもあります。

  • 対策:こうした問題は専門的な知識を要するため、建築専門家や修理業者に相談することを推奨します。

これらの対策は、雨漏りが発生した際の補修にも役立ちますが、定期的なメンテナンスとして行うことで、雨漏りの発生自体を未然に防ぐことが可能です。

雨漏りをDIYで補修するには応急処置で対処するのが基本

床 雨漏り 応急処置

雨漏りの補修方法には、応急処置と工事があります。応急処置としては、シーリング材で簡単に止めることができますが、長期的には効果がありません。本格的な補修には、防水工事や外壁・屋根の補修が必要になる場合があります。補修には、材料や施工方法によって費用が大きく異なりますが、安くても手抜き工事には注意が必要です。

雨漏りの防止には、定期的な点検とメンテナンスが大切です。特に、屋根の劣化が進んでいる場合は、防水工事を行うことで、雨漏りを未然に防ぐことができます。

雨漏りの根本的な原因解決は、プロである専門業者に依頼することをオススメします。

大きな理由は以下の3つです。

  • 雨漏りが止まったように見えて、家の内部で雨漏りが継続している場合がある。
  • 雨漏り修理のつもりが、雨水の排水路までふさいでしまう等、さらに状態を悪化させてしまうことがある。
  • 屋根、外壁や窓・サッシの修理など、雨漏りの修理は高所作業となる場合が多いため、命にかかわるリスクがある。

ただし、雨漏りが現在の状態よりもひどくなってしまう場合や、被害を最小限にするための応急処置は可能な範囲で行った方がよいでしょう。

応急処置はやり方さえ把握すれば、住まい手でもできる場合が多いです。

雨漏りをDIYするには原因を理解しよう

雨漏りが生じる原因はさまざまですが、主に次のような要素が関係します。

屋根の劣化

最も一般的な雨漏りの原因は屋根の劣化です。時間とともに、風雨や日光の影響で屋根材が劣化し、小さな穴が開いたり、タイルやシングルが剥がれたりします。これにより雨水が内部に侵入し、雨漏りが発生します。

不適切な施工

施工が不適切な場合も雨漏りの原因となります。例えば、屋根材の取り付けが緩い、雨どいの取り付け位置が適切でない、防水処理が不十分など、さまざまな施工ミスが雨漏りを引き起こします。

建物の老朽化

建物自体の老朽化も雨漏りの一因です。建物が古くなると、構造体の劣化や縮み、亀裂などが発生し、これが雨漏りを引き起こします。

天窓やベランダの問題

天窓やベランダからの雨漏りも一般的です。これらの場所は、設計や施工が適切でないと雨水が侵入しやすく、結果として雨漏りを引き起こします。

以上のような要素が複合的に作用し、雨漏りが発生します。それぞれの状況に応じた適切な修理や対策を行うことで、雨漏りの問題を解決することが可能です。

雨漏りのDIY修理で対処する前に調査で原因を特定

雨漏りの散水調査

雨漏りを直すには、プロであっても自分で直すにしても原因箇所の特定が不可欠です。
当然ですが、原因が分かっていないと見当違いな場所を修理してしまい、お金と時間を無駄に使ってしまうことになりかねます。
とは言っても、雨漏り修理で一番難しいのがこの原因特定をする作業なのです。
多くの業者は、散水調査といった水を原因と思われる箇所にかけて擬似的に雨漏りを再現する調査方法で見つけることが多いですが、これにも水をかける順番があったりと一見簡単そうに見えて難しい作業なのです。
明らかにここだけが原因で雨漏りになっていると分かれば素人でも直すことは不可能ではないのですが、複数箇所で雨漏りが起きていたり、中々雨漏りの症状が現れないような難しい場合にはプロであっても一発で直すのが難しいほど雨漏り修理というものは困難なのです。

雨漏りの調査方法については下記のページで解説しています。

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自分で雨漏り修理のDIYで直せる場所と対処方法

どうしても自分で雨漏り修理がしたい

雨漏り修理を自分で行う方法(DIY)について解説します。
雨漏りのDIYはあくまで一時的に雨漏りしている状態を防ぐための方法になります。

もし、ご自身でどうしても行いたい方は、自分で修理・補修が終わった後に専門の業者にこれで大丈夫か確認してもらいましょう。

また、屋根に登っての高所作業は大変危険ですのでオススメしません。

転落してしまう危険性の他に、屋根材を踏み割り、さらに他の場所が破損してしまう恐れがあるため、どうしてもご自分で行いたい方は、晴れている日に二人以上で注意して行うようにしてください。

専門業者であれば、2〜3万円で応急処置は行ってくれますので最初からお願いするのが確実です。

一軒家で雨漏りした際、自分でもDIYなどで雨漏り修理がしやすい場所は、大きくわけて4つあります。
・屋根、ベランダ、窓、壁

これらの箇所から軽度の雨漏りの場合には自分でもDIYして直すことができることもあります。

雨漏りがいちばん多く発生する場所が屋根です。簡単なコーキングや一部分の交換で済む場合には自分でも直せる場合があります。
ベランダでは、排水口の詰まりによって起こっている場合、掃除することで直る場合があります。
窓では、ゴムパッキンの交換やコーキング の充填、防水テープなどで直せる場合があります。
外壁ではコーキングの劣化した箇所を補修することで直せる場合もあります。

雨漏りの補修には、よく簡単にできると紹介されている方法があります。
それが以下の3つです。

・ コーキングによる補修
・ 防水テープを使用した補修
・ ブルーシートを使用した応急処置

①コーキング材を使用した雨漏りDIY

雨漏り一時しのぎ

コーキング材を使用して応急処置を行う前に、まずは雨漏りの原因となっている場所を探しましょう。

雨漏りを補修(DIY)するにしてもしっかりと原因を特定できなければ直すことはできません。
闇雲にここだろうと適当にコーキング材を使用してしまうと水の流れを変えてしまい、雨漏りをより悪化させてしまう恐れがありますので注意が必要です。

分からない場合は、業者に連絡し相談しましょう。

[準備するもの]
・コーキング材…約500円~1000円
・コーキングガン…約3000円
・マスキングテープ…約300円
・プライマー…約1000円
・雑巾

コーキング材を使用した雨漏りの応急処置方法

[手順]
1.まずは、コーキング塗る箇所に埃が溜まっていないかなど、綺麗に掃除を行いましょう。

2.その後、コーキング剤がはみ出ないように余分な部分にマスキングテープを貼ります。

 3.コーキング剤を塗る箇所に、プライマーと呼ばれる接着剤のようなものを塗り、コーキング剤を塗っていきます。

4.塗ったコーキング剤が乾く前にマスキングテープを剥がして完成です。

コーキングについてはこちらの記事で詳しく解説しています↓

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②防水テープを使用した雨漏りDIY

防水テープを使用した雨漏りの応急処置

防水テープを貼る雨漏りの補修(DIY)方法は、コーキング補修と同様に雨漏りの原因箇所の究明から行います。 

[準備するもの]

・防水テープ
・雑巾

防水テープを貼る雨漏りの応急処置方法

1.まずは、防水テープを貼る箇所に埃が溜まっていないかなど、雑巾を使用して綺麗に掃除を行いましょう。

この際の注意点として、防水テープを貼る箇所に水滴やゴミが残っているとテープの密着性が悪くなり剥がれやすくなります。

2.綺麗に掃除を行ったら、雨水が流れる方向とは逆の下から上に向かって空気が入らないように貼っていきます。

ここでポイントとして、防水テープを広範囲に張らないというのが大切です。

あまりにも防水テープを広範囲に貼ってしまうと、雨水の侵入経路が変わったりして別の箇所から雨漏りが引き起こる場合が出てきますので注意が必要です。

防水テープについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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③ブールーシートを屋根に被せて雨漏りを防ぐDIY

雨漏り ブルーシート

ブルーシートを屋根に被せる雨漏りの応急処置方法もあります。

ただ、ブルーシート自体は安いものの土嚢を準備するのが大変であったり、ブルーシートを屋根に敷く際に風が強いと作業しずらかったり、材料を屋根まで運ぶのが大変であったりと難易度は高いです。
また、スレート屋根に登った際に被害のない箇所まで踏み割ってさらなる被害を生む可能性や落下してしまう危険性があります。ですので高所作業は決して一人では行えません。
応急処置だけでしたら費用もそんなにかからない場合が多いので、できれば最初から業者に依頼して応急処置だけでもしてもらうのがオススメです。費用も自分で材料を1から揃えるとなると自分で処置するのと大して変わらないことも多いため、見積もりを知っておくと判断の材料になるのでいいかもしれません。

[準備するもの]

・ブルーシート
・土嚢
・紐

ブルーシートを使用した雨漏りの応急処置方法

1.まずは、原因箇所を含めた広範囲にブルーシートを被せて敷きます。

2.瓦屋根の場合、ブルーシートの上部を一段上の瓦の下に差し込みます。

3.左右の端をテープを使用して屋根材に貼り付けます。

 4下の瓦とブルーシートの下部をテープで貼り固定します。

5.その後、土嚢を重しとして使用します。

土嚢同士を紐で結び、屋根の棟を挟んでおくと、土嚢が落ちることを防げます。

雨季の間にできる雨漏りの応急処置

雨漏りを発見した時、すぐに修理業者に依頼できるとは限りません。特に雨季では、修理業者が手がけきれないほどの依頼が殺到します。そのような場合、自分で行える簡易的な応急処置が有効です。雨季中に雨漏りが始まってしまったら、以下の方法を試してみてください。

  1. バケツやポリ袋を使う: これは最も基本的な対策です。雨漏りが起きている部分の下にバケツやポリ袋を置き、水滴を受け止めましょう。これにより、床や家具への直接的な水損を防ぐことができます。
  2. 防水テープを使う: 屋根や壁に小さな亀裂がある場合、防水テープで一時的に塞ぐことができます。しかし、大きな裂け目や穴は防水テープでは対処できないため、専門業者の介入が必要です。
  3. プラスチックシートを使用する: 大きな亀裂や穴からの雨漏りの場合、防水テープだけでは対処が難しい場合があります。そんな時は、プラスチックシートを使って雨水の侵入を防ぎましょう。シートを穴や亀裂の上に固定し、その周囲を防水テープで固定します。

応急処置はあくまで一時的な対策であり、雨漏りの根本的な原因を解決するものではありません。天候が回復したら、なるべく早く専門の業者に修理を依頼することをお勧めします。また、雨漏りの原因となる亀裂や穴が見つからない場合、雨漏りの原因を調査することも必要です。これらは自分で行うことが難しいため、専門の業者に依頼することを推奨します。

雨漏りを直す補修材を紹介

今回紹介する雨漏りを補修するのに使える道具は2つあります。
・防水テープ
・シーリング材(コーキング材)

以上の2つは、ネットでもホームセンターでも購入でき、そこまで費用も高くないのでお勧めです。

雨漏りの補修材で便利な「ファストフラッシュ」

防水テープ 雨漏り

防水、板金、屋根など様々な職種で人気を集めている建物の補修材が、防水材メーカーのタイセイが販売している万能防水補修シート「ファストフラッシュ」です。
「ファストフラッシュ」は建物のさまざまな箇所に用いる万能防水補修シートで、サッシ周りや屋根と壁の取り合い、谷鈑金、折板屋根のジョイント、コーキングの上貼り、屋根や壁に発生した亀裂など漏水箇所の止水・防水に用いる自着の補修シートになります。
ツーバイテープや防水アルミテープの代わりとなるアイテムです。

屋根の雨漏り修理をDIYで行う方法

雨漏り部分修理

屋根は普段から日光や風雨にさらされているので雨漏りの発生箇所としては最も多いところです。
また、一口に屋根と言っても様々な部位があり、それぞれで雨漏り時の対処法は変わってきます。

自分で屋根の雨漏りを修理する方法として、ブルーシートや防水シートを使用した方法があります。
シートを使った方法は、特に雨漏りが発生している場所が特定できない場合に有効です。
もしも、原因箇所が分かっている場合には、その箇所をシートで覆うように被せましょう。

そして、土のうを作る際は、細かい砂を使用すると泥水になって流れてしまうため、砂利を使用するようにしましょう。

※土のうのかわりにロープを使用すると屋根材などを傷つけてしまう恐れがあるためロープは使用しないでおこう。

瓦屋根の(割れ・ズレ・防水層/漆喰劣化)をDIY修理

瓦屋根のずれ

本瓦に浮きやズレがある場合、その隙間が雨水の浸入口となります。

本瓦が割れている場合はその下の防水材の損傷が進行している可能性が高いので、必ず割れている瓦を外しその下の痛みを確認しましょう。

もしも防水材に穴が空いていたりしたら防水テープで応急処置を行い、割れた瓦の形を確かめ交換用の瓦を手配しましょう。その際、念のため割れた瓦の写真を撮っておくと手配の際に便利です。

交換用瓦はネットでも手配できますが、心配なら大きなホームセンターや総合建材店で写真を見せながら頼む方法もあります。

何枚かでセット販売もありますが、それほど高額ではないので今後も使えるようにそれをを選んでも良いでしょう。

浮きやズレだけなら被さっている瓦に介ものをして浮かし、押し戻してみると大抵の場合は改善されます。
ズレは周りの瓦から押されて発生する場合も多いため、よくその周囲の瓦も観察し数枚に渡って直す必要もあります。

ただ、新築など建物によっては瓦を全て固定してある耐震施工の場合もあるため、、瓦が全く動かない場合には、DIYでこの固定を外すのは難しく、無理をすると瓦や下地を痛めかねないので専門業者に連絡しましょう。

一番重要なのが瓦下の防水材です。
穴などの痛みがあれば防水テープで塞ぎ応急処置をしよう。もしシートの下地が腐っていたり損傷が広い場合には、DIYでの修理は不可能ですので専門業者へ連絡しましょう。

屋根についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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雨漏り修理で壁とベランダをDIYで行う方法

ベランダ外壁 雨漏り

雨漏りしていると疑わしき箇所が、1階の外壁とベランダであれば、梯子などを使わずに安全に補修することができます。
雨漏りの原因が、外壁のひび割れや隙間であれば、補修材で埋めて雨水の侵入を防ぎましょう。
ひび割れたコーキング箇所、外壁の釘の周り、配管の周り、コンクリート部分にある水切り、窓サッシ周りは雨漏りが起こりやすいです。
また、ベランダの笠木も注意が必要な箇所になります。

壁についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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防水方法と材料の選び方

雨漏りを防ぐためには、適切な防水方法と材料の選択が重要です。以下では、一般的な防水方法と材料について解説します。

  1. シーリング材 シーリング材は、屋根や外壁の隙間や接合部に塗布することで、水の浸入を防ぐ役割があります。主にシリコン系やウレタン系のものが使用されます。適用する箇所や状況によって、適切なタイプのシーリング材を選ぶことが大切です。
  2. 防水塗料 防水塗料は、屋根や外壁の表面に塗ることで、雨水の浸入を防ぐ役割があります。アクリル系、ウレタン系、シリコン系など、さまざまな種類の防水塗料があります。使用する部分や素材に合わせて選ぶことが重要です。
  3. 防水シート 防水シートは、屋根の下地や外壁の裏側に取り付けることで、水分の侵入を防ぎます。ビニール系や不織布系など、さまざまな種類の防水シートがあります。建物の構造や使用状況に応じて適切な防水シートを選ぶことが大切です。
  4. コーキング材 コーキング材は、窓やドアの隙間を埋めることで、水の浸入を防ぐ役割があります。シリコン系やウレタン系のものが一般的です。適用する箇所や状況によって、適切なタイプのコーキング材を選ぶことが重要です。

材料を選ぶ際は、建物の構造や使用状況、予算や施工難易度などの要素を考慮して、最適なものを選択しましょう。また、DIYで雨漏り対策を行う際は、安全対策や正しい施工方法にも注意が必要です。不安な場合は、業者に相談することも検討しましょう。

雨漏り修理を自分で行うDIYは難しい

自分で雨漏りを修理する

先ほど、雨漏りのDIYについてやり方を解説しましたが、本音を言ってしまえばお勧めはできません。
最近では、ホームセンターに行くと、業者が使う防水テープやコーキング剤が販売されていたり、Youtubeなどで簡単に修理方法や情報を知る事ができるため「自分でも雨漏りを直せるかも?」と思うかもしれません。
中には自分で雨漏りを止めてしまう業者のような猛者も存在しますが、誰でも簡単にできる訳ではありません。

雨漏りの原因や発生箇所は、その家によって様々なため、ネットの情報や方法が自分の家の雨漏りに最適かどうかは、しっかりと調査を行い原因を特定してからでないと使用できないからです。

雨漏りしている箇所にコーキング材を使用した応急処置を例にとって説明します。

屋根から雨漏りしている場合、防水シートのずれや劣化、破損などが原因で起こることが多いため、雨漏り箇所を外側からコーキングしたところで、防水シートの劣化は直せませんよね。

一時的に直せたとしても、いつかまた別の場所から雨が侵入したり、再発してしまいます。

これでは、いたちごっこですし、屋根全体が徐々に腐食していき家の寿命は確実に短くなります。

このように、業者用の道具を使った雨漏り修理は一時的に効果は出るものの、根本的な雨漏りの原因が解決されていないため、雨漏りの再発リスクと隣り合わせなのです。

自分で雨漏り修理を行うリスクについては、こちらの記事で解説しています↓

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雨漏りはDIY補修だけでは直らない

雨漏り 点検口

雨漏り修理のプロから見た、応急処置に対する考え方からお伝えします。

雨漏り修理に関する経験やノウハウがない一般の方が、根本から雨漏りを止めるのは、ほとんど不可能だと思ってください。

もちろん、パッと見てわかるような屋根に大きな穴が空いていて、そこをふさげばいい、というようなケースもありますが、そういうケースはそんなに多くはありません。

「雨漏り修理は、雨漏りの原因を探すのが90%、修理は10%」というくらい、原因を探すことが何よりも大切です。

雨漏り修理は、この原因を探すところから始まるのです。

屋根が劣化している・水が漏れているといったような場所が原因という訳ではないこともあるため、そこだけを塞いでも根本の雨漏りを直さないと違う箇所にも被害が及ぶことがあります。

ですから、DIYのみで雨漏りを全部止めてしまおうとは考えず、専門の雨漏り修理業者に依頼しましょう!

プロに頼むべきタイミング

雨漏りは、屋根以外でも様々な箇所で発生しますが、屋根は建物の中でも一番、雨風日光の影響を受けるため過酷な環境にあり、最も雨漏りの原因となる部分です。
そのため、屋根の構造も知っておく必要がああります。

屋根の構造としては、外側から「屋根材」「板金」「防水シート」の建材で作られており、屋根や板金が多少破損して水が侵入したとしても、その下にある防水シートで雨漏りは防げるような作りになっています。

防水シートが機能していれば、ちょっとした隙間からの雨漏り程度では、建物内に雨水が侵入してくることはありませんが、防水シートにも寿命があり約20年と言われており、この時期を過ぎると一気に雨漏りの可能性は高くなるのです。ですので、築年数が約20年を経過している場合は、防水シートの状態を専門業者にチェックしてもらうようにしましょう。

屋根の構造として陸屋根も雨漏りが発生しやすい造りとなっています。陸屋根は、屋根に勾配がなく、フラットな造りとなっています。屋上の排水口付近にゴミが溜まっていると危険な状態です。

屋上排水にゴミが詰まり、排水能力が低下して屋上に雨水が溜まると、雨漏りの原因にもなります。陸屋根の場合は屋上の排水口付近には特に注意しておきましょう。

雨漏りが起きる仕組みとは?

雨漏り 防水シート

雨漏りは、屋根以外でも様々な箇所で発生しますが、屋根は建物の中でも一番、雨風日光の影響を受けるため過酷な環境にあり、最も雨漏りの原因となる部分です。
そのため、屋根の構造も知っておく必要がああります。

屋根の構造としては、外側から「屋根材」「板金」「防水シート」の建材で作られており、屋根や板金が多少破損して水が侵入したとしても、その下にある防水シートで雨漏りは防げるような作りになっています。

防水シートが機能していれば、ちょっとした隙間からの雨漏り程度では、建物内に雨水が侵入してくることはありませんが、防水シートにも寿命があり約20年と言われており、この時期を過ぎると一気に雨漏りの可能性は高くなるのです。ですので、築年数が約20年を経過している場合は、防水シートの状態を専門業者にチェックしてもらうようにしましょう。

屋根の構造として陸屋根も雨漏りが発生しやすい造りとなっています。陸屋根は、屋根に勾配がなく、フラットな造りとなっています。屋上の排水口付近にゴミが溜まっていると危険な状態です。

屋上排水にゴミが詰まり、排水能力が低下して屋上に雨水が溜まると、雨漏りの原因にもなります。陸屋根の場合は屋上の排水口付近には特に注意しておきましょう。

経年劣化が雨漏りにつながる

屋根材の隙間や釘周辺は、経年により隙間が広がったり、釘が浮くことでそこから雨漏りすることがあります。

また、棟板金の腐食による雨漏りもあります。
棟板金は屋根材より経年劣化しやすい部材で出来ているため、劣化が進むと悪天候や突風により、棟板金自体が飛ばされることにも繋がります。

賃貸で雨漏りしたら大家さんに連絡!

賃貸 雨漏り

雨漏りした際、どこに相談・連絡するのかは「賃貸・持ち家・新築・分譲マンション」によっても変わります。

ですが、雨漏りの応急処置については、賃貸・持ち家にかかわらず全てに共通して、まず行うべきことです。

この作業をやらないと、被害が拡大してしまった時に、賃貸の場合だと保証が効かなくなる場合があるため大切なのです。

※賃貸の場合は、決して自分で修理しようor業者に自分で連絡しようとは考えないでください。

最悪の場合、元に戻せと退去時に費用を請求されてしまうことがあります。

賃貸物件で雨漏りが発生した場合には、まずは大家さんか、管理会社に連絡しましょう。
賃貸の雨漏りについては下記の記事で詳しく解説しています。

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雨漏り箇所を写真撮影しておく事は大事!

雨漏り修理する際、雨漏りが起きた時の情報というのは非常に大切です。

写真を撮るだけでなく、雨漏りした時の状況も覚えて置くと雨漏りの原因が早く分かり修理の対応も早くなります。(ゲリラ豪雨による短時間での大雨、台風によって雨漏りした、風が強い雨の時だけ雨漏りするなど)

また、賃貸物件の場合、損害賠償などに発展した際に証拠になるため、被害にあった家財などの撮影も行いましょう。

覚えて置く情報としては、主に以下のような雨漏りしたときの状況などです。

・雨の強さ
・風の向き
・雹や雪・台風などの天災
・落ちてくる水の量

オススメなのは、雨漏りの箇所とバケツに溜まった雨水、屋根や外観、図面、雨漏りの被害があった家財等を、写真で撮って置くことです。

雨漏りの専門業者に依頼する方が安い?

雨漏りの原因や状態、範囲によって応急処置の費用は大きく異なってきますが、応急処置であれば業者に依頼した方が自分で道具を用意するよりも安く、的確に行ってくれるので、自分での補修が難しいと判断した際には素直にプロに頼むのが望ましいです。

屋根の仕組みなどを熟知した方にお願いした方が、的外れな修理をしないで済見ますし、ご自身がけがをする心配もいりません。
費用だけでなく時間なども考慮すれば、結果として、業者に頼んだほうが安く済むという場合が多いです。

雨漏りのDIY修理について まとめ

雨漏りのまとめ

今回は雨漏りのDI Yでの直し方について解説しました。

屋根や壁、床下などの雨漏り修理には、さまざまな工法や対策があります。それぞれの対策には、特定の原因や症状に対応するための方法があります。DIYでの修理は、住宅オーナーにとって経済的なメリットがある一方、失敗すると逆に高額な価格を支払うことになることもあります。そこで、十分な知識と技術を持っていない場合は、専門家に相談することが必要です。

また、DIYでの雨漏り修理には、様々な工具や材料が必要です。足場を組む場合は、安全に作業を行うために、適切な方法で組み立てる必要があります。木材を使用する場合は、腐食や劣化が進んでいないか目視で確認することが重要です。

雨漏りの修理費用は、原因の種類や修理範囲によって大きく異なります。修理費用を抑えるために、参考になる情報を集めることが重要です。また、修理費用を把握するために、見積もりを依頼することもできます。その際には、複数の業者から見積もりを取ることで、適正価格を知ることができます。

雨漏り修理に関して、お客様が気をつけるべき点もあります。例えば、修理を依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。また、電話やメールでのやりとりは、誤解やトラブルの原因となることがあるため、できるだけ直接面談するようにしましょう。

DIYでの雨漏り修理において、失敗しないためには、専門書や参考サイトを活用することが大切です。また、十分な準備や注意を怠らずに作業を行うことが重要です。一方で、DIYには限界もあります。屋根の高さや傾斜の急な場所などは、足場や安全対策が必要になるため、プロに依頼することが必要です。

自分で補修が難しいと感じたときは被害を最小限にするためにも、早めに専門業者に依頼しましょう。
業者に依頼した場合、素人がやるよりも屋根の仕組みなどを熟知しいるため的外れな修理をしないで済みます。ご自身がけがをする心配もないですし、補修材を購入する費用や手間を考えると、結果として、業者に頼んだほうが安く済むという場合もありますので、専門業者に依頼するのも一つの手です。

栃木県の雨漏り修理の臼井進

こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。


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