雪による雨漏りの原因は「すが漏り」「凍害」!?寒冷地の屋根は対策が必要!

雪による雨漏りすが漏り

屋根は壊れていないのに雨漏りしていませんか?
また、雪が原因で雨漏りする原因が気になる方、もしかしたらそれは「すが漏り」という雪が多く降る地方で起こる現象によって発生しているかもしれません。
雪が原因で起こっている雨漏りは、通常の雨漏りとは異なるため、しっかりと原因を理解して対策をすれば未然に予防できる可能性があります。

今回は、そんな「すが漏り(すが漏れ)」とは何なのか?すが漏りが起こりやすい条件や予防方法は何なのか?などについてお伝えしていきます。

雨漏り修理の専門家
雨漏り修理
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目次

冬の雪が原因の雨漏り修理

雨漏り すが漏り 雪

雨漏りは、雨だけでなく雪でも起こります。
雪がよく降る地域で起こるのは、雪の重みによって屋根材や外壁、雨どいなどが破損して、割れたり欠けた箇所から溶けた雪や雨がが入り込み雨漏りにつながるケースです。
また、降り積もった雪が雨どいやベランダの排水溝に詰まって溶けた水が溜まり、ネジ穴や板金の継ぎ目などから家屋内部にじわじわと入りこむケースもよくあります。

凍害での雨漏り!

寒冷地では、凍害によって雨漏りが起こるケースがあります。
凍害とは水分が凍って膨張することで起こる被害のことをいいます。
よくある凍害の被害として、屋根材や外壁に水が浸みこみ、気温が雪が降るくらいの低温になることで浸み込んだ水分が凍結し、凍った水分が膨張することで侵入した水分が内部から屋根材や外壁を押し出し、凍った水はやがて溶けて水に戻るという過程が繰り返すことで、屋根材や外壁はやがて割れたり剥がれたりしてしまい、その隙間から水が浸入して雨漏りを起こしてしまうのです。

雪での雨漏りは「すが漏り」が原因?

いざ、雨漏りをなんとかしようと思い立ったとき、頼るべき相談先は、お住まいが「持ち家」か「賃貸」かによって異なります。

戸建ての持ち家にお住まいの方の場合、すぐに専門業者に相談しましょう。
新築10年以内の場合には、ハウスメーカに相談しましょう!

賃貸にお住まいの場合には、まずは管理会社や大家さんに相談しましょう。
また、分譲マンションにお住まいの場合には、管理組合に相談しましょう。

雨漏りに似た「すが漏り」とは何?雪が関係するの?

雨漏り すが漏り 雪

すが漏りとは、屋根に雪や氷が蓄積することで溶けた水が行き場をなくし、屋根の隙間から内部に浸水してしまうことをいいます。雪が大量に降って屋根に降り積もり、雪下ろしをしていないと起こる現象です。

すが漏りは雪がそれほど降らない地域では起こらない現象なので、全国的にはそれほど知られていません。

すが漏りはどうやって発生するの?

雨漏り すが漏り 雪

すが漏りは雪が降る寒冷地帯で起こります。
発生のメカニズムは、まず屋根に降った雪が積もり、それが暖房の熱で溶けて水となり屋根の端で凍ってつららとなります。

それによって屋根の端に氷の塊ができ、屋根からの水がせき止められてしまい、溜まった水が屋根の隙間から内部に侵入することで起こります。

「雨漏り」と「すが漏り」の違いは?

雨漏りは屋根の破損が原因で起こることが多いが、すが漏りは屋根が破損していなくても起こります。
すが漏りは、屋根に雪が積もり、それが氷になり暖房の熱で溶けて、屋根の隙間から内部に侵入して発生するという仕組みで起こるので、雨漏りとの違いは発生の仕方にあります。

すが漏りが起こる条件は何?対策はどうしたらいい?

雨漏り すが漏り 雪

すが漏りは、冬に寒くて雪が多く降る地方で起こる現象です。冬に強い寒気などが差し込むと、大雪が降り、すが漏りも起こりやすくなります。
また、屋根の塗装が劣化していると、屋根に降った雪が滑らずにそのまま屋根にとどまりやすくなるため、
塗装を定期的に行い滑りの良い状態をキープしておくのと、破損などの理由で凹凸が多くなっても雪が滑らなくなるため、定期的な補修も必要です。
新しく家を建てる場合やリフォームする場合には、屋根の勾配がゆるやかだと雪が屋根の上にとどまり続け、やがて氷になってしまいますので、勾配の急な屋根にした方が良いでしょう。

屋根の勾配がゆるやかだと雪が屋根の上にとどまり続け、やがて氷になってしまいます。屋根の上に氷が張るとすが漏れが起こりやすいので、勾配の急な屋根にした方が良いでしょう。

屋根工事で防ぐ雨漏り

雨漏りは家の安全性と快適性を大きく脅かす問題であり、適切な修理や予防策が必要となります。雪の積雪や融雪により、屋根から雨漏りが起きることがあります。ここでは、屋根工事が雨漏り防止にどのように役立つかについて説明します。

屋根の状態と雨漏り

雨漏りは、屋根の状態が大きく関わっています。雪が溶けると水になり、その水が屋根の裏側や亀裂、穴から侵入します。また、雪の重さが老朽化した屋根に負担をかけ、新たな亀裂や穴を生じさせることもあります。

屋根工事の種類

屋根工事には様々な種類があります。以下に、雨漏り防止に役立つ主な屋根工事を紹介します。

  • 葺き替え工事: 屋根材を全て取り替える大規模な工事です。特に古い家や大きな損傷がある場合に有効です。
  • 補修工事: 屋根の一部に亀裂や穴がある場合、その部分だけを修理する工事です。
  • 防水工事: 屋根全体に防水材を塗布することで雨漏りを防ぐ工事です。

屋根工事の選択

雨漏りの程度、屋根の状態、予算などにより、適切な屋根工事は異なります。専門家に相談し、適切な工事を選択することが重要です。

屋根工事の効果

屋根工事は、雨漏りの原因となる問題を直接的に修復し、さらなる損傷を防ぎます。これにより、家全体の耐久性が向上し、長期的にコストを節約することができます。

以上から、屋根工事は雪からくる雨漏りを防ぐ効果的な手段と言えます。自宅の状況により、適切な屋根工事を選択し、適早期に対処することが重要です。自宅の雨漏り問題を見つけたら、専門家に相談し、適切なアクションをとりましょう。これにより、あなたの家は雪の季節を安全に、そして快適に過ごすことができます。

すが漏りでの雨漏りは火災保険が使える!?

雨漏り 保険

火災保険には雪災被害という補償項目があります。雪災とは、雪による災害のことです。すが漏りが雪災だと判断されれば火災保険が適用できます。

ただし保険会社によってはすが漏りは雪災だと判断されない場合もあるので注意が必要です。すが漏りに火災保険が使えるかどうかは、火災保険に詳しい修理業者に相談してみましょう。

雪による雨漏りについてのまとめ

雨漏りのまとめ

屋根からの雨漏りは、雨や雪の影響で住宅に様々な問題を引き起こす可能性があります。
雪による雨漏りの多くは、すが漏りによって起こることが多いです。
屋根の勾配が緩かったり、塗装や屋根材が劣化している場合にも雪が滑り落ちずに屋根の上で留まり発生します。
雪が溶けて水になった際に、屋根や外壁の破損や施工不良によっても雨水が侵入し、天井や内部に損傷を与えることも多いです。
雨漏りを防ぐためには、まず屋根の点検と修理が必要で、適切な材料と工法を用いた施工が重要になってきます。

雨漏りの修理を検討する際には、雨漏りの原因を特定し、適切な修理方法を提案することができる専門家への相談がお勧めです。
定期的に点検と補修を行い対策しましょう。
修理に関しては、屋根雨漏りのお医者さんへご相談していただければ幸いです。

栃木県の雨漏り修理の臼井進

こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。


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