防水シートの劣化は雨漏りにも影響!ルーフィングは屋根の二次防水

雨漏り 防水シート

雨を防いでいるのは屋根材だけだと思っている方も多いのではないのでしょうか?
実際には、屋根材の下にルーフィングシートと呼ばれる防水シートが敷かれており、そのシートによって大切な家を雨から防いでくれているのです。
この防水シートが経年劣化や台風などの自然災害によって破損することで、雨漏りを誘発させます。
また、天井からの雨漏りの場合には、雨漏り以外にも、天井裏にあある水道管からの水が漏れて水漏れを起こし発生する場合もあります。
雨漏りの場合には、防水テープ等を貼ることでも直せることがありますが、一般的には新しく交換する工事がおこなわれます。今回はそんな防水シート(ルーフィング)について解説していきます。

目次

雨漏りと防水シートの関係性

雨漏りは、屋根や壁などから雨水が浸み込むことで生じるトラブルです。
古い屋根や壁、風化、劣化などが主な原因として挙げられます。
雨漏りが放置されると、建物の損傷やカビ、腐食の発生など、深刻な問題を引き起こす可能性があります。そのため、迅速な対策が必要です。
防水シートは、防水性の高い膜状のシートで、屋根や壁など水が浸み込みやすい箇所に貼り付けられ、雨漏りを防止するために用いられます。防水シートには、アスファルト系、ポリマー系、鉄板屋根用など、さまざまな種類があります。これらの防水シートを適切に取り付けることで、雨水の浸透を防ぎ、建物の内部を保護することができます。

雨漏りを防ぐ防水シート・ルーフィングの役割について

雨漏り 防水シート

防水シート(ルーフィング)とは、屋根材の下や屋上に敷かれている塩ビやゴム状のシートを指します。
ルーフィングシートの主な原料はアスファルトのため「アスファルトルーフィング」とも呼ばれることがあります。
雨水のほとんどが屋根に落ちていくため、もし屋根にヒビ割れや、シーリング材の劣化などの隙間があった場合、野地板や天井などに雨水が染み込んで、そのまま雨漏りとなって室内に侵入してしまいます。
そんな時に防水シートは屋根剤の下に入り込んでしまった雨水を室内まで到達させないように防いでくれている防衛線なのです。
瓦屋根では、屋根材ではなく防水シートで雨を防いでくれています。
雨漏りを防ぐために防水シートは屋根材と同じくらいに大切なものと言えるでしょう。

防水シートの効果

防水シートは、防水効果だけでなく、コーティング効果も持っています。特に、塗装が困難な箇所や、既存の防水層の上から貼ることができるため、幅広い用途で利用されています。

  1. 防汚効果 防水シートは、表面がなめらかであるため、汚れが付きにくく、雨水などで汚れが落ちやすくなります。特に、シリコン系の防水シートは、撥水性に優れており、汚れがつきにくいため、清潔に保つことができます。
  2. 耐候性 防水シートは、耐久性が高く、紫外線や風雨などの自然条件にも強いため、長期間使用することができます。また、塗料を使用しないため、塗装剥がれの心配もありません。
  3. 省エネ効果 防水シートは、屋根や壁の断熱効果を高めることができます。雨漏りがなくなることで、湿気の発生を防ぐことができ、冷暖房費の節約にもつながります。

瓦屋根の雨漏り問題は防水シート?

瓦屋根の雨漏りの損傷原因は、瓦の劣化、不適切な取り付け、屋根全体の老朽化、継ぎ目や穴の不備、そして落ち葉やゴミの堆積などがあります。
これらの問題が放置されると、雨水が瓦の下に浸透し、家の内部に被害をもたらす可能性があります。
瓦屋根の下に敷く防水シートは、この雨水が瓦の下に浸透するのを防ぎます。
これにより、雨漏りのリスクが大幅に軽減されます。
防水シートは通常、ポリエチレンやポリプロピレンなどの合成素材で作られており、これらの素材は耐久性が高く、長期間にわたって効果を発揮します。
雨漏り問題に悩まされているなら、防水シートが原因の可能性が高いです。
一度劣化や損傷がないか調査し、必要であれば防水シートの交換も検討しましょう。

トタン屋根も防水シートで雨漏りが防げる?

トタン屋根でも防水シートを使用することで雨漏りを防ぐことができます。
トタン屋根の雨漏りは、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。
その原因としては、トタン板の劣化や錆、取り付け不良、屋根の老朽化、継ぎ目や穴の不備、さらには落ち葉やゴミの堆積などが挙げられます。
これらの問題が放置されると、雨水がトタンの下に侵入し、屋内に被害をもたらす恐れがあります。

雨漏りが発生した場合、まず原因を特定し修理する必要があります。
トタン板の劣化や錆が原因の場合、それらの部分を修理または交換する必要があります。
取り付け不良や継ぎ目の不備が原因の場合は、シーリングや補修を行うことで対処できます。
また、トタン屋根全体の老朽化が問題の場合は、屋根の全体的な改修や補強が必要になるかもしれません。

防水シートは、これらの修理や予防策の一環として効果的な選択肢です。防水シートをトタン屋根の下に敷くことで、雨水の侵入を防ぎ、雨漏りのリスクを軽減できます。修理や改修と合わせて、防水シートの設置を行うことで、長期間にわたって安全で快適な住環境を維持することができます。

雨漏りは防水シートが原因?

瓦のずれ 補修

屋根や屋上から雨漏りが発生した場合、防水シートが原因になっていることがあります。防水シートは、建物の屋根や壁などの水が浸み込みやすい箇所に敷かれ、雨水の侵入を防止する役割を果たします。しかし、防水シートも時間と共に劣化し、徐々に防水性が低下することがあります。
防水シートは通常、屋根材によって表面が保護されていますが、気温の変化や湿気などの外部要因によって、防水シート自体が劣化することがあります。これにより、防水シートがひび割れたり、撥水能力を失ったりする可能性があります。防水シートの劣化によって、雨水が建物の内部に浸透し、雨漏りの原因となることがあります。
したがって、屋根や屋上からの雨漏りが発生した場合には、防水シートの状態も点検する必要があります。防水シートが劣化している場合には、早急な修理や交換が必要です。

雨漏りした際の防水シートの交換

雨漏りが発生した際には、防水シートの交換が必要な場合があります。
雨漏りが発生した際には、まず原因を特定することが重要です。
屋根や壁の劣化、破損、継ぎ目の不良などが考えられますが、防水シート自体の劣化も原因の一つとして考えられます。劣化した防水シートは、ひび割れや破れ、撥水性の低下などで確認できます。

防水シートの交換作業については、まず劣化や損傷が見られる部分の防水シートを丁寧に取り外します。
これにより、新しい防水シートを正確に取り付けるための準備を整えます。
その後、屋根や壁の表面を丁寧に清掃します。
清掃作業は、埃や汚れ、古い防水シートの残留物を除去し、新しい防水シートがしっかりと密着するための重要な工程です。

新しい防水シートを取り付ける際には、適切な技術と工具が必要です。
防水シートを正確にカットし、屋根や壁の表面にきちんと配置します。
これにより、雨水の浸透を防ぎ、建物の内部を保護します。
また、防水シートの周辺部には、必要に応じて補修や補強を行います。継ぎ目のシーリングやフラッシングの補修は、雨漏りの再発を防ぐために欠かせません。
これらの作業は、専門知識と経験を要するため、プロの建築家や屋根業者に依頼することが一般的です。

ベランダの雨漏りも防水シートが原因?

ベランダの雨漏りは、建物の外部で最も一般的な問題の一つです。
特に、ベランダは屋外にさらされ、雨や風、太陽光などの自然要因から直接的に影響を受けるため、防水対策が重要です。
この問題を解決するために使用されるのが、防水シートです。防水シートは、ベランダの床面や壁面に敷かれ、雨水が浸み込むのを防ぎます。その役割は、ベランダの構造から水が浸み込みやすい箇所を防水することにあります。

ベランダの雨漏りの主な原因は、古い防水シートの劣化や破損、施工不良、またはベランダの周囲に存在する隙間や亀裂からの雨水の侵入です。防水シートは、屋外の気候条件にさらされるため、時間とともに劣化し、その防水性能が低下します。また、適切な施工が行われていない場合や、周囲のシーリング材が劣化している場合にも、雨漏りが発生する可能性があります。さらに、ベランダの周囲に隙間や亀裂があると、雨水がそこから侵入しやすくなります。

防水シートが劣化すると、雨水がベランダの下に浸み込み、建物の内部に漏水する可能性が高まります。特に、雨の多い地域や台風などの強風が吹く地域では、この問題が深刻化する傾向があります。そのため、定期的な点検とメンテナンスが重要です。

雨漏り防水シートの種類(ルーフィング)

雨漏り 葺き替え

雨漏りを防ぐために使用される防水シートには、さまざまな種類があります。一般的に、屋根材の下に敷かれる防水シートには、「アスファルトルーフィング」と呼ばれるものが一般的です。これは、アスファルトとフェルトが積層されたもので、柔軟性があり、耐久性に優れています。
また、「ゴムシート」と「塩ビシート」といった種類の防水シートもあります。ゴムシートは合成ゴムで作られており、柔軟性と耐久性が高く、さまざまな気候条件に適しています。一方、塩ビシートはポリ塩化ビニール(PVC)から作られており、耐候性や耐久性に優れています。

アスファルトルーフィング

アスファルトルーフィング

アスファルトルーフィングは、アスファルトを染み込ませた板紙(厚いボール紙)にアスファルトの層を重ねて作られた防水シートのことです。アスファルト系防水シートは、柔らかくしなやかで施工しやすい特性があります。ただし、耐久性が比較的低く、定期的な塗装やコーティングが必要になる場合があります。
同じルーフィングでも、グレードによって耐久性が異なります。高いグレードのアスファルト系防水シートは耐久性が高く、より長い寿命を持ちますが、それに比例して価格も高くなります。
アスファルト系防水シートは、止水性に優れていますが、結露しやすいなどのデメリットも存在します。また、耐用年数は約10〜30年程度と言われており、定期的な点検とメンテナンスが必要です。

ゴムシート防水

ゴムシートは、安価でありながら軽量で伸縮性に優れているのが特徴です。
しかし、注意点もあります。
まず、紫外線に弱いため、長期間の屋外での使用には注意が必要です。
また、接着剤で貼り付けられているため、劣化すると接着力が弱まり、防水性が低下する可能性があります。
さらに、シートが比較的薄いため、飛来物などによって穴が開いてしまうことがあります。
これらの点に留意しながら、適切なメンテナンスや定期的な点検を行うことが重要です。

塩化ビニールシート

塩ビシート、つまり塩化ビニールシートは、塩化ビニール樹脂で作られた防水シートのことです。
塩化ビニールルーフィングは、耐久性に優れ、伸縮性に強く破れにくい素材です。
これにより、さまざまな気候条件や環境下でも安定した防水効果を提供します。
しかしながら、耐用年数が経過すると素材が硬化し、破れやすくなることがあります。
また、塩ビシートは平面下地にしか施工できないという点がデメリットとして挙げられます。
そのため、施工場所や使用状況に応じて注意が必要です。
塩化ビニールシートは耐久性に優れた防水シートとして広く利用されていますが、定期的な点検とメンテナンスを行うことで、長期間にわたって効果を発揮します。

防水シートの選び方のポイント

  1. 用途に合わせた種類を選ぶことが重要です。アスファルト系は柔軟性があり、施工が簡単ですが、耐久性が低いため、定期的なメンテナンスが必要です。ポリマー系は耐久性が高く、メンテナンスが不要ですが、施工には専門知識が必要で、施工費用が高くなることがあります。
  2. 防水シートの幅や長さも重要な要素です。幅が狭すぎると、接着がうまくいかず、雨漏りの原因になることがあります。また、長さが足りない場合には、接着部分が足りずに雨漏りの原因になることがあります。幅や長さに合わせたシートを選ぶことが重要です。また、環境に配慮した製品を選ぶことも重要です。日本では、環境に優しい製品を使用することが求められています。
    環境に配慮した製品であれば、使用後の廃棄物の処理にも配慮することができます。

防水シートの注意点

防水シートを選ぶ際には、以下の点に注意する必要があります。

  1. 施工に専門的な知識が必要 防水シートの施工には、専門的な知識が必要です。施工ミスが原因で、雨漏りが発生することがあるため、施工業者の選定も重要です。
  2. 施工時期に注意 防水シートは、気温や湿度に影響を受けるため、施工時期には注意が必要です。気温が高すぎると接着剤が乾きにくく、逆に低すぎると接着力が低下することがあります。
  3. 定期的なメンテナンスが必要 防水シートは、耐久性があるとはいえ、定期的なメンテナンスが必要です。特に、アスファルト系の防水シートは、定期的にコーティングを行うことが必要です。

屋根の防水シートが劣化したときの対処について

雨漏り 防水シート

屋根の防水シートが劣化してしまった場合、「防水シートを修理する」or「防水シートを交換する」の2つの方法があります。

屋根の防水シートが劣化したときの症状や対処法について解説していきます。

防水シートの劣化の見分け方

防水シートの劣化の見分け方としては、屋根剤の下にあるため遠目からの判断は難しいと思います。

ですので屋根剤の劣化を基準に一緒に調査してもらいましょう。

屋根の劣化症状としては、ひび割れや断裂が見られる、雑草や苔が生えてきている、屋根材が剥がれていなどといった症状が現れた場合には一度専門業者に確認してもらいましょう。

また、築30年以上メンテナンス等何もせずに経っているのであれば、屋根材の交換と共にルーフィングの交換も検討して見ましょう。

雨漏りにも関わる防水シートの寿命

一般的に防水シートの耐用年数は長くても、20年前後と言われており、寿命を過ぎた防水シートを使用していると雨漏りの直接的な原因となってしまうので、日々のメンテナンスを欠かさずに行い、少しでも寿命を延ばすようにすると共に、問題があった場合には修理をするようにしましょう。

防水シートとブルーシートの違い

防水シートとブルーシートは一見似ていますが、それぞれが持つ特性と主な用途は異なります。

防水シート

防水シートは建築物の屋根や壁、床などに使われ、内部への水分の侵入を防ぐための素材です。一般的にはポリエチレンやポリ塩化ビニルなどの高分子材料で作られており、強い防水性と耐候性を持っています。また、防水シートは特に雨漏り対策として重要で、建物の新築や改修時には防水層として施工されます。

防水シートは通常、専門的な知識と技術を必要とする施工が必要です。適切に施工された防水シートは、長期間にわたって建物を保護し、劣化や雨漏りから保護する効果があります。

ブルーシート

一方、ブルーシートはその名の通り通常は青色をしており、一般的にはポリエチレン製の軽量シートです。ブルーシートは一時的な雨や風から物を保護するために広く利用されています。建築現場では、未完成の部分を保護したり、工事中のデブリを覆うために使われます。また、自然災害などで緊急に屋根からの雨漏りを防ぐためにも使われます。

ブルーシートは比較的簡単に設置することができ、耐久性はそれほど高くないものの、一時的な保護には十分な性能を発揮します。しかし、長期的な防水対策としては不適切であり、あくまで緊急時や一時的な対策として使用されるべきです。

雨漏り時のルーフィングシートの貼り方

ルーフィングシートを下地の上に敷いたらタッカーと呼ばれるホッチキスのような道具でシートを貼り付けていきます。
タッカーであればビスとは違い穴が開いて下地材を貫通するようなことがないため、雨漏りの心配は入りません。
中には、初めから粘着テープが片面に取り付けられているものがあり、シールのように貼り付けるだけで、ルーフィングシートを設置することができるというものです。

雨漏り時に使える補修シートについて

防水テープ 雨漏り

雨漏りの補修に便利な補修シートというものがあります。
補修シートが雨漏り補修時に便利な理由を解説します。
便利な理由は大きく分けて5つあります。
・特別な工具が不要で補修できる
・接着剤を使わないで補修できる
・高い耐久性がある
・複雑な形状の箇所にも使える
・使い勝手がいい

雨漏り補修シートのメリット①特別な工具が不要で補修できる

施工の際に特別な工具が必要なものを使用すると、工具を準備するのに費用がかかったり、施工に技術の差がでたりと一気に素人が施工を行うハードルが上がります。

その点、雨漏り補修シートは特別な工具が不要であり、扱いやすいため素人の方にも扱いやすい建築材になります。

施工の際に必要な道具は、ハサミやカッターといったご家庭にあるものだけで使用することができます。また、簡単にカットできるため、仕上がりもきれいで作業時間も短くなります。

雨漏り補修シートのメリット②接着剤を使わないで補修できる

施工の際に接着剤を使用する場合、下地処理、乾燥時間、仕上がり、周辺への付着など気を遣うことが多いですが、雨漏り補修シートは裏面に粘着層があるため、接着剤が不要でそのまま使用しやすいです。

雨漏り補修シートは、全面接着面となっているので、接着強度が高いのが特徴です。
その分、通常の防水テープに比べるとかなり高額ですが、安心感がありコストパフォーマンスもいい建築材です。

雨漏り補修シートのメリット③高い耐久性がある

耐久性のある雨漏り補修シートは、紫外線にも強く、マイナス40℃から90℃の厳しい温度条件でもひび割れが発生しないため、雪国の積雪時の雨漏り(すがもり)対策にも対応できる耐寒性があります。

雨漏り補修シートのメリット④複雑な形状の箇所にも使える

雨漏り補修シートは、伸縮性が少しあり、柔軟性に優れているため、波型屋根など複雑な形状の屋根にもフィットするように施工することができます。

雨漏り補修シートのメリット⑤使い勝手がいい

雨漏り補修シートは、屋根だけでなく様々な箇所で使用することができます。

・天窓(トップライト)周り
・雨どいの補修
・壁の取り合い
・煙突廻り
・ベランダなど(FRP)や防水シート代わりの補修
・板金屋根の穴開き・ジョイント
・ドレン廻り

防水シートの施工方法

防水シートの施工方法には、以下のようなものがあります。

A. 接着剤を使う方法

  1. 接着剤を塗る 防水シートを貼り付ける前に、屋根や壁の表面に接着剤を塗ります。接着剤は、アスファルト系、シリコン系、ポリウレタン系などがあります。
  2. 防水シートを貼る 接着剤を塗った面に防水シートを貼り付けます。貼り付ける際には、気泡が入らないようにすることが大切です。

B. 熱接着方法

  1. 熱で接着する 防水シートを貼り付ける前に、熱を加えて溶かし、接着剤として使用します。この方法は、施工性が良く、強い接着力を持つことが特徴です。

防水シート補修材を貼る方法

最後に防水補修シートを貼る方法です。
こちらの防水シート補修剤は、隙間だけでなく穴に対しても屋根防水できます。

特徴
ハサミで切って自由に形を変えられるので、とても簡単に形を合わせることができ、シールになっているのでそのまま貼るだけで簡単に対処できます。
特別な工具は一切不要で、ハサミやカッターがあれば済むのでとても簡単に補修が出来ます。

ポイント

  • シートを貼る面をあらかじめ拭いて綺麗にする
  • 防水シート補修材は少し大きめに切る
  • 貼る面の形に沿って貼る

雨漏れを防ぐために防水シート(ルーフィング)は必須?

雨漏りを防ぐために防水シート(ルーフィング)は非常に重要な役割を果たします。屋根材の下に配置されるこのシートは、雨水が直接屋根材を透過した場合でも建物内部への水の侵入を効果的に防ぎます。特に降水量が多い地域や、風が強い地域、屋根の傾斜が緩い場所では、防水シートの設置が建物を長期にわたって保護する上で必須となることが多いです。そのため、建物の耐久性を保ち、メンテナンスコストを長期的に抑えるためには、適切な防水シートの選択と施工が推奨されます。

シート防水が多く使われる陸屋根

雨漏り 防水シート

陸屋根とは、勾配のない平坦な屋根のことを指します。
屋上があるタイプの家や建物で採用されることが多いです。
平坦な屋上に施工されることが多いのが、シート防水です。

また、建物の屋上というとほとんどの方は平坦なものを思い浮かべると思いますが、そうでない建物も多くあります。
ビルなどの場合、屋上に手摺りや給水槽、変電施設、エアコンの室外機を設置するための架台が設けられており、凹凸ができてしまいます。
その場合には、凹凸の形状にに対応できるウレタン防水やFRP防水などの塗膜(メンブレン)防水が行われます。

防水シートの施工ができる業者

防水シートの貼り付けは難しい作業です。
隙間が開いていたり、しっかりと貼り合わせられていないとそこから雨水が入り込んでしまい雨漏りにつながってしまいます。
ですので、しっかりと安心できる業者を見つけてあげることが重要です。
業者選びに不安な方は、複数の業者から相見積もりを取ってみるのもおすすめです。

業者の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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防水シート(ルーフィング)についてのまとめ

雨漏りのまとめ

防水シートは、雨漏りの防止だけでなく、コーティング効果も持っています。用途に合った種類を選び、施工業者の選定や施工時期にも注意し、定期的なメンテナンスを行うことで、長期間使用することができます。また、防汚効果や耐候性、省エネ効果などのメリットもあるため、幅広い用途で利用されています。

防水シートを選ぶ際には、無料で提供されている情報を活用することができます。各メーカーの商品ページや、防水シートに関する専門サイトなどで、商品の特徴や用途、施工方法などを調べることができます。

また、防水シートは日本の環境に合わせた製品が多数販売されており、用途に応じて選ぶことができます。防水シートは、建物の屋根や外壁、床など、様々な場所で利用されています。

防水シートは、建物の雨漏り対策に欠かせないアイテムです。初心者でもわかりやすく説明された本記事を参考に、用途に合った防水シートを選び、施工業者に相談しながら、しっかりと施工していきましょう。

ルーフィングの劣化は、雨漏りの原因にも大きく影響します。

築30年を過ぎれば、どんな屋根材であっても防水シートの劣化は防げないため、一度交換も検討することをお勧めします。

一生のうちに屋根のリフォームをする機会はそう何度も行うものではありません。
後悔しない、失敗しないリフォームをするためにも、業者選びは慎重に行いましょう!

栃木県の雨漏り修理の臼井進

こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。

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