雨漏り修理と聞くとなんだか高そうなイメージがあり、被害状況によっては実際に高額な修理費用になる場合もあります。
そのため、なんとか自分で直そうとされる方も多いと思います。
いざ雨漏りの補修・応急処置方法とネットで調べてみると、コーキング剤を用いた補修方法がオススメに挙げられる事が多いと思います。
ですが、知識のないまま雨漏りの補修にコーキングを使ってしまうと余計に雨漏りを悪化させる大変危険な場合があったり、塗る箇所がもし間違っていた場合、専門業者に依頼することになった際には、一度コーキングを剥がすことから始めることになってしまい余計な手間がかかります。
そこで簡単に雨漏りを補修できてオススメなのが防水テープです。
では、どのようにして防水テープを使用するのか?洋上に使うには?そもそも防水テープとは何なのか?についてこの記事で詳しく解説していきます。
雨漏りが発生したら応急処置を行う?
もし雨漏りが発生した場合には、速やかに応急処置を行い、簡単な補修ができる方は養生を行うこともするといいでしょう。
応急処置を行う場合、最初に行うべきは、水漏れの原因となっている箇所を特定することです。
これには、屋根や天井の濡れた部分を目視で確認します。漏れている箇所はしばしば水の跡や水たまり、湿った壁などで見つけることができます。
漏れが確認できたら、すぐに応急処置を行います。この時点での目的は、さらなる損害を防ぎ、修理が行われるまでの間、状況を安定させることです。養生材としては、シートやテープなど漏れている箇所を特定し、養生材を使って仮止めを行います。
養生テープや防水シートを使用する場合、、漏水箇所を覆います。これにより一時的に水の侵入を防ぐことができます。また、床にはバケツやタオルを配置して、漏れた水を受け止めることも重要です。
ただし、養生材は一時しのぎの処置であり、最後には必ず専門業者に修理を依頼しましょう。
雨漏り補修に使われる防水テープとは?
防水テープとは、水を弾く防水加工が施されているテープのことを指します。
防水テープは様々な用途で使用されますが、住宅では主に屋根や外壁のヒビ割れ、穴などを塞ぐことに使用されているケースが多いです。
雨漏り補修に使われる防水テープは、建物の屋根や壁、床などに発生する雨漏りの補修に使用される防水材料です。防水テープは、テープ状の補修材であり、基材としてポリエステルフィルムや不織布を使用しており、上面には防水加工が施されています。
防水テープは、一般的な補修材と比較しても耐久性が高く、長期間の使用にも耐えうる性能を備えています。また、防水テープの粘着力は強力であり、貼り付ける場所によって異なる種類の防水テープを選択することができます。
防水テープによる補修は、あくまで一時的な応急処置に過ぎないですが、雨漏りが起きてしまった際の迅速な対応にはとても良い方法になります。
防水テープの販売は、建材店やホームセンターなどの専門店、またはインターネット通販サイトなどで購入することができます。価格帯は、防水テープの種類やメーカーによって異なりますが、一般的には数百円から数千円程度の価格帯で販売されています。
防水テープの種類
- ビュチルテープ:ビュチルゴムを主成分としたテープで、非常に粘着性が高く、水や湿気に強いため、サッシの防水に適しています。柔軟性に富み、凸凹のある面にもしっかりと密着します。
- アクリルテープ:アクリル系樹脂を使用したテープで、紫外線に強いため、長期間の使用に耐えることができます。ビュチルテープに比べると柔軟性は劣りますが、耐候性に優れています。
- シリコンテープ:シリコン素材で作られており、高い耐熱性と耐候性を持つテープです。伸縮性があり、熱や寒さの影響を受けにくいため、温度変化の激しい場所での使用に適しています。
施工時のポイント
- 表面処理:テープを貼る前に、サッシの表面の汚れ、油分、水分を徹底的に清掃します。これにより、テープの粘着性が向上し、より長持ちする防水性を確保できます。
- 貼り方:テープは、サッシの縁に沿って貼ることが重要です。角は特に水漏れのリスクが高いため、十分にカバーするようにします。また、テープを重ねて貼る場合は、オーバーラップさせて水の侵入を防ぎます。
- 気泡の排除:テープを貼る際に気泡が入らないように慎重に作業を行います。気泡が入ると水が侵入する原因になります。ローラーなどを使って、テープをしっかりと押し付けると効果的です。
メンテナンスと注意点
- 定期的な点検:防水テープは、時間の経過と共に劣化します。定期的にテープの状態を確認し、剥がれや亀裂が見られた場合は、早急に交換することが重要です。
- 適切な選択:サッシの材質や設置場所の気候条件に応じて、最適な防水テープを選ぶことが重要です。全ての状況に適しているテープはないため、用途に応じて選択する必要があります。
サッシの防水対策は、雨漏りを未然に防ぐために非常に重要です。
防水テープを使用したサッシの雨漏り補修
サッシの雨漏りを防ぐために防水テープを使用する方法は、適切な準備と注意深い施工によって、効果的な結果をもたらします。以下は、防水テープを用いたサッシの雨漏り対策のステップバイステップのガイドです。
準備
- 対象エリアの清掃:
- サッシの表面の汚れ、ほこり、油分、既存の剥がれかけたシーリング材等を取り除きます。
- 洗剤やアルコールを使って徹底的に清掃し、完全に乾燥させます。
- 防水テープの選択:
- サッシの材質や環境条件に適した防水テープを選びます。ビュチルテープやアクリルテープが一般的です。
施工
- テープの測定とカット:
- 対象となるサッシの長さを測定し、少し余裕を持たせて防水テープをカットします。角や曲がり角には特に注意して、水が侵入しやすい箇所をしっかりと覆えるようにします。
- テープの貼付け:
- テープをサッシの縁に沿って、一定の圧力をかけながらゆっくりと貼り付けていきます。このとき、気泡が入らないように注意します。
- 角やつなぎ目は特に丁寧に、テープを重ねがけすることで、水の侵入を防ぎます。
- 密着性の確認:
- ローラーや硬いカードを使用して、テープの上から軽く押し固め、空気が抜けるようにして密着性を高めます。
アフターケア
- 定期的な点検:
- 施工後、定期的にテープの状態を確認し、剥がれや亀裂がないかをチェックします。
- 劣化や損傷が見られた場合は、早めに修理または交換を行います。
注意点
- 温度や湿度が高い状態での施工は、テープの粘着性に影響を及ぼす場合があるため、避けてください。
- 無理に引っ張ったり、曲げたりすると、テープが破れる原因になるため、丁寧に扱う必要があります。
- サッシの材質によっては、特定の種類のテープが推奨されることがあります。製品の指示や推奨事項をよく読み、適切なテープを選択してください。
防水テープを使用することで、サッシ周辺の雨漏りを効果的に防ぐことが可能です。しかし、状況によっては専門家による対策が必要な場合もあるため、問題が解決しない場合は、専門業者に相談することをお勧めします。
雨漏りを補修せずに放置してしまうと
雨漏りは放置しておくと大きな被害へ拡大してしまいます。
雨漏りを放置してしまうと天井やクロスにシミが出てくるだけの被害には止まらず、建物を支えている大事な柱などの木部が腐食したり、鉄骨が錆びてしまったりと強度が低下してしまう他、シロアリやネズミなどの害虫や害獣が出現するようになってきます。
さらに漏電で火災が発生してしまうなど雨漏りによる二次災害は注意しなければなりません。
雨漏りに防水テープを用いた応急処置方法
一般的に、防水テープは屋根や壁、床などの雨漏り箇所に貼り付けることで、雨水の侵入を防ぎ、建物の内部を守ることができます。防水テープを使用する際には、貼り付ける場所や状況に応じて、適切な種類のテープを選択することが重要です。
屋根や外壁、ベランダ、窓サッシなどの雨漏りで有効な補修方法が防水テープを用いた方法になります。
防水テープの使用方法は、防水機能を持つ粘着テープ(防水テープ)を雨水の侵入している隙間箇所に貼り付けて雨水の侵入箇所を塞ぐのに使用します。
防水テープの使用方法について手順を解説していきます。
①まずは雨漏りの原因箇所を突き止める
これが一番難しいのですが、防水テープを使用する前にまずは雨漏りの原因となっている箇所を建物の外側から見つけなければなりません。
当然、原因箇所となっていない場所を塞いだとしても雨漏りは止まりません。
雨漏りの原因となっている箇所の見つけ方については、目視調査や散水調査を使用して原因箇所を発見することが多いです。
簡単な場合であれば、素人の方でも見つけることができることもありますが、原因が複数箇所あったり、複雑な場合には、専門家であっても見つけるのが難しい場合があります。
もし、ご自身で原因を見つけることができなかった場合には、初めから専門業者に頼んでみるのも一つの手です。
②雨漏り箇所の汚れや水分を取り除く
雨漏りの原因箇所を特定することができたら、まずはテープを貼る周辺の汚れと水分を掃除していきます。
ゴミやほこり、水分が付着したまま防水テープを貼ってしまうとしっかりとくっつかない原因となって剥がれ落ちてしまい本来の効果を持たなくなってしまいます。
ですので、防水テープを貼る前には、しっかりと汚れを落とし、乾燥させてあげることが重要になってきます。
③雨漏り箇所に防水テープを貼る
しっかりと汚れを落とし、乾燥させたら、いよいよ防水テープを貼っていきます。
防水テープを貼る際には、下から上に向かって防水テープを重ねて貼っていきます。
水は重力で下に落ちていきますので、テープを貼る順番を間違えると隙間ができてしまい意味がなくなってしまいます。
また、屋根など耐久性が求められるような箇所での使用は、表面にアルミ箔が貼られているアルミテープを使用するのがおすすめです。
雨漏りの調査については下記の記事で解説しています↓
雨漏りの養生について
雨漏りでいう養生とは通常工事中に他部位に傷や塗料が付着しないようテープやビニールを使用して覆う作業で、塗装メンテナンスの過程では飛散防止用に足場に取り付けるメッシュシートや窓やドアのビニール、そして仕上がりを綺麗にするための目地打替え補修時のマスキングテープも養生にあたります。
また、屋根や外壁の破損などで、すでに雨漏りしている状態の時に、また雨が降れば雨水は建物内部へ侵入してきます。その雨水の侵入を防ぐ為に行うのが、雨漏りの養生です。
具体的にはブルーシートなどで損傷部分や雨水の侵入口となる部分を覆って、建物内部への雨水の侵入を防ぎます。ブルーシートが飛んでいったりずれないように、養生テープを貼ったり土のう袋を置いて重しにして固定します。
雨漏りの養生を行うことで得られる効果
雨漏りの養生を行うことで、雨水の侵入を防ぎ二次被害の拡大を防ぐことができます。
雨漏りの養生を行うことで、下記の二次被害を防ぐことができた理、本格工事までの間、雨漏りの心配がなくなります。
【雨漏りの主な二次被害】
・建物の木材の腐食
・クロスや壁紙のシミや剥がれ
・家財への被害
・カビの発生
・シロアリの発生
・漏電
雨漏り補修に使える防水テープの種類について
防水テープにはさまざまな種類のものがあります。それぞれの種類と特徴、おすすめの使い方についてご紹介しますので、選び方の基準として参考にしてください。
片面タイプの気密防水テープ
最もスタンダードな片面が粘着面になっている気密防水テープです。色は黒もしくは白のものがほとんどですので、使う場所に合わせて色を選択してください。水道管や外壁の補修・補強などに使用する場合に適した防水テープです。配線の養生やほう縛に使える細いタイプのものもあります。屋内・屋外のどちらでも使用できます。
両面タイプの気密防水テープ
粘着面が両面についている気密防水テープです。2枚の素材を重ねて貼り合わせる場合などに使用します。例えば、屋外のバルコニーに床材を敷く際に固定のために使用したり、同様に人工芝を設置する際などにも使えます。
耐熱性の高いアルミ素材の気密防水テープ
より耐熱性・耐候性・強度に優れている防水テープはアルミ素材で作られたものです。屋内でももちろん使えますが、外壁の補修など長期間屋外で使う場合におすすめです。ビニール素材の防水テープは手で切れるものもありますが、アルミタイプはカッターが必要なのでご注意ください。
雨漏り対策の防水ブチルテープとファストフラッシュ
防水ブチルテープとは、幅は5~10㎝程度の合成ゴムを使用した防水テープで、気密性や耐久性、接着性に優れ雨漏りの補修用として使えます。
粘着力が高いので、屋根の凹凸や外壁の細かな形状にもしっかりと密着し、さらに新築現場では、サッシ周りや開口部の防水目地シール、透湿防水シートの固定用のテープとしても使用されることが多いです。
次にファストフラッシュとは、ブチル粘着材とEPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)を全面に採用した防水テープで、テープ幅が14~56㎝と広いため、防水シートとして広範囲の雨漏りにも対応できます。
EPDMの耐用年数は20年とも言われ、柔軟性に優れている特徴があり、最大60%も伸びるため、波板のような形状にもしっかりフィットします。
防水ブチルテープの用途は?
防水ブチルテープの用途は、木造住宅サッシ廻りの防水、透湿シートの固定、 水切り上部の防水用、 開口部の防湿・気密用に使用されます。
ブチルゴムは、石油を原料とする合成ゴムで、1937年にアメリカのスタンダード・オイル社で開発されました。 耐老化性、耐水性にすぐれ、高度な電気絶縁性を持っています。 また、気体の透過率がきわめて少ない特性があるので、タイヤやチューブなどにも使われています。
雨漏り補修で使う防水テープの選び方
雨漏りで使うための防水テープを選ぶ際、どのような基準で選べば良いのか分からないと思います。
雨漏りの応急処置に適した防水テープは、以下のような特徴があるものがオススメです。
1.水をはじきやすいもの
2.太陽光など、耐熱に強いもの
3.粘着性は強いが剥がしやすいもの
防水テープがなければ、アルミテープでも代用は可能です。
オススメの防水テープ
1つ目が、日東電工からでている全天テープです。
水廻りの防水や、窓周り、ドア周り、屋根下地、基礎部などの外装下地などで使用する事ができます。
2つ目が、セノハウス用材から出ている「かんたん水もれ防止 貼るだけ補修シート」です。
屋根や雨どいの補修、排水管(下水)の補修、ベランダ排水溝周りの水漏れ補修に使用できます。
また、接着できる素材は、金属・ガラス・コンクリート・ポリカーボネート・木材・プラスチック・硬質塩ビなどとなっております。
3つ目が、二トムズからでている「防水アルミテープブチル」です。
屋根材・トタン板などの防水補修などで使用する事ができます。
防水テープで難しい広範囲には防水シート
広範囲の雨漏りの場合には、防水テープよりも防水シートを使って補修する方がいい場合があります。
防水テープの幅は5~10㎝程度と細い物が多く、範囲が広い雨漏りでは防水テープを沢山重ねて貼る必要があります。
防水テープの重なりが増えてしまうほど隙間ができてしまうため、水が漏る危険性が高まります。ですが、防水シートは防水テープよりも幅が広く、14~56㎝程度の物があります。
数枚で広範囲の雨漏り補修に対応することができます。
また、防水シートは柔軟性にも優れているため、波型の屋根など凹凸がある屋根にも対応することができます。
屋根の雨漏りの養生の方法
雨漏りの養生方法について解説します。
養生方法については3つあります。
1.防水テープの使用
2.防水シートを使用する方法
3.ブルーシートを使用する方法
1.防水テープを使用する方法
スレート屋根の棟板金の部分的な破損や外れの場合は、防水テープですき間をふさぐという簡単な雨漏り養生方法もあります。
まずは雨漏りの原因箇所をしっかりと特定しましょう。
雨漏りの場所が特定できたら、雨漏り箇所の汚れを落として乾燥させます。
防水テープは一般的なテープに比べて粘着力に優れていますが、濡れた状態では高い粘着力を発揮することができません。
しっかりと乾燥させた雨漏り箇所に防水テープを貼ることで、一時的な応急処置が可能になります。
外壁材に防水テープを貼る場合には、下から上に向かって防水テープを重ねていきます。
屋根に防水テープを貼る場合も、外壁材と同じように水下から水上に向かって防水テープを貼ることが大事です。
2.防水シートで養生する方法
- 屋上が乾燥していることを確認する
- 下地と防水シートをしっかりと接着させるために下地にプライマーを塗布する
- 接着剤をよくかき混ぜる
- 下地と防水シートの裏面にムラなく接着剤を塗布する
- 接着剤を乾燥させる
- 防水シートを下地にのせて貼っていく
このとき防水シートの端は10cm以上の接合幅をとって重ねましょう。
防水シートの端は固定して、不定形シール材でシールしておきます。 - ローラーを使って防水シートを上から圧力をかけ、密着させる
- 下地に防水シートを貼り付けたら仕上げ材を塗布します
3.ブルーシートで養生する方法
ブルーシート、土嚢袋、はしごなどの準備が終われば、実際に屋根に設置していきます。屋根は滑りやすいので、滑りにくい靴を履きましょう。
基本的にブルーシートを屋根に張るときは、二人一組で作業を行います。バディロープと言って、同じ屋根の斜面側に人が乗らないように棟瓦を軸に左右に分かれ、一人が重り代わりとなり、一人が作業を行います。 屋根に上がる時は、6点確保(手・膝・足)をしながら、瓦で足を滑らせないように気をつけましょう。
屋根に上がれば、ブルーシートを持ち、屋根の棟瓦を挟みながら反対面からまたぐように修理したい面にブルーシートを広げていきます。
2つで1セットの土嚢袋を棟瓦をまたぐようにブルーシートの上に置いていきます。真ん中と両端にバランス良く置くことがポイントです。ブルーシートと棟瓦の間に空気が入らないように隙間なく置いていきます。
その後、1つの土嚢袋をブルーシートのハトメ部分に土嚢袋の紐を通し、周りをしっかりと固定します。
ブルーシートを使った処置については下記の記事で解説しています↓
雨漏り応急処置の養生方法
雨漏りが発生した際の応急処置とその養生は、被害の拡大を防ぐとともに、最終的な修理を待つ間の一時的な対策として重要な役割を果たします。以下に、雨漏り発生時の養生と応急処置の方法を提供します。
雨漏りが発生した場合、まずは漏水部位を特定しましょう。漏水箇所が分かったら、その周囲をきれいに清掃し、雨水が床や家具に直接落ちないように対策します。
漏水部分が特定できたら、その場所を養生します。養生とは、一時的に状況を安定させるための対策のことを指します。バケツやボウルを設置して漏れた水を集める、またはタオルを敷きつめて水を吸収させるなどの方法があります。さらに、大量の水が漏れる場合は、特殊な吸水シートや吸水マットを用いると効果的です。
雨漏りの痕跡は、修理業者にとって重要な情報源になります。スマートフォンで漏水箇所の写真を撮り、詳細を記録しておくと良いでしょう。
応急処置と養生が終わったら、すぐに専門業者に連絡しましょう。雨漏りは早急な対応が求められますので、見つけ次第すぐに業者に相談することが大切です。
これらの応急処置は一時的なものであり、根本的な雨漏りの解決には専門的な修理が必要です。養生で一時的に状況が改善したからといって安心せず、早急な修理を依頼することを心掛けてください。
あくまで防水テープでの雨漏り補修は応急処置
防水テープや防水シートを貼って、一時的に雨漏りが止まったとしても、それは一時的に止まっているだけであり、完全に直っているわけではありません。
防水テープによる補修だけでは、いずれ防水テープの劣化や浮き、剥がれなどが起きてしまうことがあり、防水テープで応急処置した場所から雨漏りが再発していまうことにも繋がります。
また、雨漏り補修に防水テープを使うと、外部からの水の侵入を抑えることができますが、同時に内部へ溜まった水分や湿気も防水テープによって外に排出することができない状態になってしまいます。
このような状態のまま放置すると、雨漏りによる湿気で住宅の内部にカビが発生することがあります。
雨漏りが止まっている間に、しっかりとプロに直してもらいましょう!
高所の雨漏り養生は危険
養生シートは、屋根の上に上らなければ設置できません。
屋根は滑りやすく、また高所作業となりますので危険もつきものです。足場を設置するわけでもありませんので、もちろん足元は安定しません。
損傷個所が激しく、大きなシートを被せるとなれば一人でかぶせるのは困難です。
また、屋根の上というのは、ほんの少しの気の緩みで大きな事故につながってしまう可能性もあるため、できるだけプロに頼んで修理してもらいましょう。
雨漏り防水テープ
雨漏り防水テープには、耐水性や耐候性が求められます。
建物の外部に設置されるため、長期間にわたって効果を発揮する必要があります。
また、施工が容易であることも求められ、施工が難しい場合、効果を発揮することができません。
雨漏り防水テープはあくまでも一時的な対処方法であり、建物の傷や劣化を放置しておくと、雨漏りが再度発生する可能性があります。建物の定期的な点検やメンテナンスが必要です。特に屋根や外壁、サッシなどの部位は、定期的に点検することが重要です。点検を怠ると、雨漏りが発生しやすくなり、建物の寿命を縮める原因となります。
以上のように、雨漏り防水テープは、建物の部位に貼り付けることで、雨漏りを防止する効果があります。屋根や外壁、サッシ、窓、屋外など、さまざまな部位に使用することができます。ただし、建物の傷や劣化を放置しておくと、雨漏りが再度発生する可能性があるため、定期的な点検やメンテナンスが必要です。
雨漏り養生時に注意すべき点
雨漏り養生時には、まず安全性の確保が重要であり、適切な安全装備を使用するか、危険を感じる場合はプロに依頼することを検討してください。ブルーシートを用いる場合は強風で飛ばされないようにしっかりと固定し、また雨水の排水路を塞がないよう配慮することが求められます。ブルーシートによる養生は一時的な対策であるため、長期間の放置は避け、早めに本格的な修理を検討することが重要です。
さらに、養生後も雨漏りが悪化している場合は、屋根の深刻な問題を示す可能性があるため、すぐに専門家に連絡することが求められます。
防水テープで雨漏り補修について まとめ
雨漏り防水テープとは、屋根や外壁、サッシ、窓、屋外などの建物の部位に貼り付けることで、雨漏りを防止するためのテープです。
雨漏り防水テープは、建材店やホームセンターなどで購入することができます。適切なサイズや形状を選んで購入し、施工することで、雨漏りを防止することができます。
屋根や外壁、サッシ、窓などの部位は、建物の外部に面しており、雨水や風にさらされることが多く、経年劣化や自然災害によって、雨漏りが発生することがあります。
屋根に関しては、雨漏りが発生することが多い部位の一つです。屋根の傷や劣化によって、雨水が侵入し、雨漏りが発生することがあります。雨漏り防水テープを屋根に貼ることで、屋根の傷や劣化からくる雨漏りを防止することができます。
外壁やサッシに関しても、雨漏りが発生することがあります。外壁やサッシには、窓やドアなどの開口部があり、そこから雨水が侵入することがあります。また、外壁やサッシの接合部分にも雨水が入り込みやすい箇所があります。これらの部位に雨漏り防水テープを貼ることで、雨漏りを防止することができます。
窓に関しては、特に浴室の窓など、水が多くかかる部位で雨漏りが発生することがあります。雨漏り防水テープを窓周りに貼ることで、雨漏りを防止することができます。
屋外においては、車庫や物置、駐車場などがあります。これらの場所でも、雨漏りが発生することがあります。屋外に設置された建物においても、屋根や壁、窓などに雨漏り防水テープを貼ることで、雨漏りを防止することができます。
雨漏り防水テープは、そのような部位に貼り付けることで、雨水が侵入するのを防止する効果があります。屋根や外壁、サッシ、窓などの部位には、建材の接合部分や枠周りなど、雨水が入り込みやすい箇所があります。こうした箇所に雨漏り防水テープを貼ることで、雨漏りを防止することができます。
防水テープを使用する場合には、使用箇所の汚れをしっかり落とし、乾燥さてからテープを貼るようにしましょう。
既に業者を手配している場合であっても修理までの期間が開くようであれば、雨漏りの養生を行い雨水が室内に侵入するのをしっかりと防ぐ必要があります。
ですが、あくまで防水テープでの補修は応急処置と考え、根本的な原因解決にはならないので、これでもう大丈夫とは思わず処置が終わったら早めに専門業者に依頼することをおススメします。
こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。