雨漏りは突然発生し、住まいに深刻なダメージを与えるだけでなく、暮らす人の不安やストレスにもつながります。「天井にシミができた」「壁紙が剥がれてきた」「窓枠から水が垂れている」など、ちょっとした変化が大きな被害のサインかもしれません。しかし、雨漏りの原因は一見してわかりにくく、放置すると被害が広がることもあります。そこでこの記事では、雨漏りがどこから起きるのか、どのように調査すればよいのか、自分でできる対応と業者に頼むべき判断のポイントについて、わかりやすく解説していきます。初めて雨漏りに直面した方も、ぜひ参考にしてください。
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雨漏りの原因はどこから?まずは基本を知ろう
雨漏りは主に次のような場所から発生します。
● 屋根
瓦のズレや板金の劣化、釘の浮きなどが原因となりやすく、最も多い雨漏りの発生源です。
● 外壁
サイディングの隙間やコーキングのひび割れ、塗装の劣化などから水が浸入します。
● サッシ周り
パッキンの劣化や施工不良により、窓枠から水が入り込むケースも多く見られます。
● ベランダ
排水溝の詰まりや防水シートの劣化などが雨漏りの引き金になります。
● 天井
天井にシミが出ていても、実は屋根や外壁からの水がまわり込んでいる場合もあります。
まずはこれらのポイントをしっかり確認してみましょう。
雨漏り調査にはどんな方法がある?
雨漏りの原因を特定するには、いくつかの調査方法があります。
● 目視調査
最も基本的な方法で、屋根や外壁、室内のシミ・カビなどを専門家が直接確認します。
● 散水試験
疑わしい箇所に水をかけて、実際に雨が降った状況を再現し、浸水経路を確認します。

● 赤外線調査
赤外線カメラを使い、壁や天井の温度差から雨水の侵入ルートを探ります。非破壊で調査できるのが特徴です。

● 発光調査(蛍光調査)
特殊な発光液を使い、雨水の流れを可視化する方法。暗い箇所でも雨漏りの経路を特定しやすくなります。

建物の状態に応じて、これらを組み合わせて調査するのが一般的です。
まずは目視チェック!どこを見るべき?
雨漏りを発見したら、まずは自分でできる範囲で目視チェックしてみましょう。確認すべき場所は多岐にわたります。
● 屋根裏では、シミやカビ、木材の変色がないかを確認。
● 天井や壁に現れる茶色いシミやクロスの剥がれも要注意です。
● サッシ周辺では、窓枠の周りに水が垂れていないか、コーキングの割れがないかを見ましょう。
● 外壁も重要なチェックポイントで、ヒビ割れや目地の隙間、コーキングの劣化があれば雨水が入りやすくなります。
雨漏りの症状が出ている部屋だけでなく、周囲の部屋や屋外にも目を向けるのが効果的です。
雨が降ったタイミングに注目しよう
雨漏りの原因を絞り込むためには、「雨が降ったときの状況」に注目することが大切です。
● 強い雨のときだけ漏れるなら、外壁やベランダの劣化が疑われます。
● 横殴りの雨で漏れる場合は、サッシ周辺や外壁の隙間など、風の影響を受けやすい箇所に問題があるかもしれません。
また、雨が降ってから時間が経って漏れてくるなら、屋根裏や断熱材を伝って水が移動している可能性も。
漏れてきた「時間」と「量」を記録しておくと、調査時に非常に役立ちます。日記やスマホでメモを残しておくのもおすすめです。
セルフ点検で注意すべきこと
自分で雨漏りを調べる際は、安全面に特に注意が必要です。
● 屋根に上るのは非常に危険です。転落事故につながる恐れがあるため、無理は禁物。
● 見落としやすいのがサッシの上部やベランダの排水口など、普段見えにくい箇所です。水の流れや痕跡を注意深く追いましょう。
また、天候によって症状が出たり出なかったりするため、曇りの日や乾いた状態では確認できないこともあります。
できれば雨が降った直後に点検するのがベスト。危険を感じる場所は無理せず、プロの業者に相談することが大切です。
自分で調べてよいケースと限界
雨漏りを発見したとき、まず「自分で調べて対処できるか」を見極めることが大切です。
● 雨染みの位置が明確で、被害が小さい場合は、屋根裏や天井裏、サッシ周辺を目視で確認しやすく、対応できることもあります。
● DIYに慣れている人であれば、シーリング材の補修や応急処置テープの使用も可能です。
ただし、判断を誤ると被害が拡大するリスクも。見た目では分からない場所に浸水が進んでいる場合もあり、完全に止まったように見えても、内部ではカビや腐食が進行していることもあります。
あくまで応急処置として捉え、経過観察とともに専門業者への相談を視野に入れておくのが安心です。
業者に依頼した方がよいケース
雨漏りの症状が広範囲に及んでいたり、複数の場所で発生している場合は、専門業者への依頼が必要です。
たとえば、「2階の壁と1階の天井、両方で雨染みが出ている」「ベランダとサッシ両方に水の跡がある」など、複数の原因が絡んでいるケースでは、表面だけの補修では解決しません。
また、原因が特定できない・何度補修しても再発するというときも、構造的な問題や見えない内部劣化が進んでいる可能性があります。
このような場合、赤外線カメラや散水調査などの専門調査が有効となり、自分での対応では限界があります。
正確な診断と長期的な安心を得られる点で業者依頼は有力な選択肢となります。
まとめ
雨漏りは「屋根」「外壁」「サッシ」「ベランダ」などさまざまな場所から発生し、見た目以上に深刻な被害を引き起こすことがあります。まずは天井や壁のシミ、外壁のひび割れなどを目視でチェックし、雨が降ったタイミングや風向きにも注目して原因を探ることが大切です。自分で確認できる範囲ならDIYも可能ですが、原因が不明・被害が広範囲な場合は専門業者に調査を依頼しましょう。業者は散水試験や赤外線、発光液調査などを用いて、高精度で原因を特定してくれます。費用はかかりますが、再発防止と安心を得るためには早めの対応が肝心です。