カーポートで雨漏りした時、一体何が原因で水が落ちてくるんだろうか?家の雨漏りではないから自分でもDIYで修理できるのではないか?そう考える方も多いのではないでしょうか?
また、カーポートの破損にも火災保険は使えるのか?といった疑問にもお答えいたします。
この記事では、カーポートで発生した雨漏りの原因と、自分でDIY修理する方法について解説します。
カーポートで雨漏りが発生する原因

カーポートは屋外にあり、常に自然にさらされているため、直射日光による劣化や雹や雪による劣化は防ぎようがありません。
カーポートで雨漏りが発生する原因は大きく分けて3つあります。
・経年劣化による雨漏り
・施工不良による雨漏り
・自然災害による雨漏り
以上の3つが雨漏りが発生する主な原因です。
さらに詳しく解説していきます。
経年劣化によるカーポートの雨漏り
カーポート経年劣化で雨漏りが起こる原因で多いのが、コーキング剤の劣化によるひび割れや、隙間が生じることです。
コーキング剤の耐用年数は5年ほどと言われているため、見た目は綺麗でも劣化していることがあります。
また、カーポートの取り付けてある雨樋の詰まりによっても雨漏りは起こります。庭など近くに大きな木がある場合には定期的な掃除とチェックが必要になります。
カーポートの屋根材によって耐用年数は異なりますが、塩ビや折半屋根いずれの場合であっても寿命が切れることで雨漏りは発生します。
古くなってきたら新しく交換するのが望ましいです。
施工不良によるカーポートの雨漏り
カーポートの見た目が綺麗であっても、施工不良があれば雨漏りは起こります。
施工を依頼する前には、保証がついているのか?しっかりした業者なのか?など慎重に業者を選ぶ必要があります。
保証があれば、保証内で修理してもらうことが可能です。
自然災害によるカーポートの雨漏り

カーポートの破損で多いのが、自然災害による破損です。
家の屋根とは違い、カーポートの屋根は、塩ビなど、コスパ重視の安い材料でできていることが多いです。
そのため、台風や雹などの被害によって壊れてしまうことも多々あります。
自然災害で破損した場合には、この後解説する火災保険にて補償される場合があるので、その保険で修理費用が賄える場合があります。
カーポートの雨漏りの事例とその修理方法
以下に、カーポートのつなぎ目から雨漏りが生じる一般的な事例とその修理方法をいくつか紹介します。
1. コーキングの劣化による雨漏り
時間と共に、カーポートのつなぎ目のコーキングが劣化し、剥がれてしまうことがあります。これが雨漏りの一般的な原因となります。
修理方法: まず、古いコーキングをスクレーパーで除去します。次に、新たにコーキング材を使用してつなぎ目を塞ぎます。これにより、雨水の侵入を防ぎます。
2. カーポート屋根の破損
強風や積雪、または経年劣化により、カーポートの屋根が破損することがあります。これにより雨水が侵入し、雨漏りが発生します。
修理方法: 破損した部分の屋根を新しいものと交換することで雨漏りを止めることができます。一部の破損の場合はパッチ修理も可能ですが、大規模な破損では屋根全体の交換が必要となる場合もあります。
3. 構造上の問題による雨漏り
カーポートの設計や施工上の問題から、雨水が適切に排水されずにつなぎ目から侵入することがあります。
修理方法: この問題の修正はより専門的な技術を必要とします。構造的な欠陥を特定し、適切な修理を行うためには専門の業者への依頼が推奨されます。
これらの具体的な事例と修理方法を理解することで、自身のカーポートの雨漏りの原因を特定し、適切な修理方法を選択することが可能になります。しかし、雨漏りの修理は複雑な場合もありますので、自信がない場合は専門家に依頼することをお勧めします。
火災保険を使ったカーポートの雨漏り修理

ほとんどの方が加入している火災保険ですが、カーポートやフェンスなどの破損や雨漏りにも使えることを知らない方がたくさんいます。
名前だけ見ると火災の時だけしか使えないような感じがしますが、加入している保険によっては様々なものに使うことができます。 火災保険に含まれている「建物」内には「門、塀、垣」が対象に含まれています。
カーポートが壊れる主な原因は、台風や雪雹であるため、「風・雹・雪災」が対象の火災保険をついていれば問題ないです。
ただし、カーポートの下にあった車については補償されないので注意が必要です。そちらは車両保険を確認してみてください!
カーポートの雨漏り修理に火災保険を適応できる条件

火災保険を使う場合にも条件があります。
保険が適応されるのは、損害額が20万円以上の場合です。
そのため、カーポートの修繕だけだと20万円以上に修理費用が届かない場合が多いです。
そうなると保険を使うことができないので、カーポートを新たに新設するか、高級なカーポートで修理してもらうなどの判断が必要になります。
この判断は、素人の方ではできないのでプロの方に見てもらうのをお勧めいたします。
火災保険についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

カーポートの雨漏りを自分でDIY修理して直す方法と必要な道具

カーポートは家の屋根とは違いそこまで高くないため、あまり危険がなく修理することができます。
もし、自分でDIYできると感じたら、安全に配慮してチャレンジして見るのも一つの手です。
コーキング材を使ってカーポートの補修

コーキング剤が原因でカーポートから雨漏りが発生している場合には、コーキング材をやり直すことで修理できます。
手順としては、まずカーポートの後ろ両端にあるキャップやビスを外します。
既存のコーキング剤を撤去し、新たにコーキング剤を充填します。
ポイントは、以前のコーキング材をきれいに取り除くことです。
以前のコーキング剤が、残っているとコーキング材がうまくくっつきません。
カッターを使って、丁寧に取り除きましょう。
雨樋の詰まりを解消してカーポートの補修

雨樋の詰まりでカーポートから雨漏りが発生している場合には、詰まったゴミや葉っぱを取り除けば大丈夫です。
手順は、雨樋のゴミを取り除き、ドレンのエルボ下側のキャップを開け、そこもゴミを取り除くだけです。
注意点としては、ゴミが溜まっているのがわかったら、バケツを用意してからドレインエルボ下側のフタを開けましょう。
知らずにフタを開けると「ドバッ!」とごみが落ち、体にゴミが当たり服を汚してしまうので要注意です。
ゴムパッキンや緩衝材を交換してカーポートの補修
ゴムパッキンや緩衝材によってカーポートから雨漏りシエいる場合には、ゴムパッキンと緩衝材を、新しいものに取り替えればOKです。 新しいカーポートならメーカーに問い合わせればいいですが、古いカーポートだとゴムパッキンと緩衝材を自作する必要があります。 ホームセンターに行って同じぐらいのサイズのものを探し、繰り返し合わせてみるのがお勧めです。
その他、雨漏りの応急処置についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

カーポートの雨漏りについてのまとめ

カーポートが雨漏りする原因は、コーキングの劣化や屋根のパネルのヒビなど様々です。大雨の後などに雨漏りが発生しやすい箇所を観察してみましょう。
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