この記事で分かること
・ 応急処置を行うべき理由
・ 応急処置の仕方
・ 雨漏りの原因
・業者に依頼すべき状況
・雨漏り業者の選び方
急に雨漏りが発生したけど、何からすればいいか分からないという方も多いと多います。
雨漏りは放置してしまうと被害が拡大してしまうため、一刻でも早く被害を食い止める必要があります。
まずは業者を呼ぶ前に、自分で行うべき大切なことがあります。
それは雨漏りの応急処置です。
雨漏りの応急処置は、特別難しいことではないため誰でも簡単に行えます。
雨漏りの応急処置をすることで被害拡大を防ぐことができるのです。
この記事では雨漏りの応急処置方法と対策をプロが分かりやすい様に解説しています。

まず、雨漏りの応急処置はなぜ必要なのか?
結論から言いますと、これ以上雨漏りによる被害を拡大させないために応急処置が必要なのです。
また、被害が少ない内に雨漏りの修理・補修を行う事で、修理にかかる費用を安く抑える事ができるからです。
決して、少しの雨漏りだからといって放置するのは絶対にやめましょう!
雨漏りを放置した場合には、以下のような被害が出ることもあります。
・ 木部の腐食
・ カビによる人的被害
・ 漏電による火災
・ シロアリの発生
この他にも修理費用が高額になるなどのリスクがあるため、雨漏りに気付いたら早めに被害を食い止める必要があるのです。
すぐに雨漏りの修理・メンテナンスを依頼したい方や、雨漏りの修理業者を探している方は、一度屋根雨漏りお医者さんのサイトをご覧ください。
室内の雨漏り応急処置!被害を抑える補修方法

屋根・天井・壁・窓サッシなどの室内で雨漏りしている際の応急処置には、「雨漏りを受け止める方法」と「ブロックする方法」の2種類があります。
今回は、雨漏りしている箇所別に応急処置方法は4つご紹介します。
・ 天井からの雨漏りを受け止める方法
・ 壁からの雨漏りを防ぐ方法
・ 窓からの雨漏りをブロックする方法
・ 屋根裏で雨漏りを受け止める方法
道具がない場合や、難しいと感じる場合には、要らなくなったタオルを置いておくだけでもいいので、ぜひ参考にしてみてください。
①天井・屋根からの雨漏りをバケツで受け止める

天井・屋根から雨漏りしている場合、バケツで受け止める方法があります。
これの方法が一番簡単で誰でもできる室内で発生した雨漏りの応急処置方法になります。
雨や台風で天井から急に雨漏りが始まった場合は、水を受けるバケツ等の容器で雨水を受け止めて、それ以上、天井から垂れてくる雨水で床が濡れないようにしましょう。
バケツがなければ洗面器でも良いですが、洗面器は縁が低いため高い天井から落下してくる水が跳ねて飛び散りますので、ビニールシートをバケツの下にセットすることを忘れずに。
ビニールシートがなければ、ゴミ袋を切って開いて置いても良いでしょう。
[準備するもの]
・バケツやボウルなどの水受け
・雑巾やタオル
・ブルーシートや、ゴミ袋
バケツを使用した雨漏りの応急処置方法
1.雨漏りしている天井屋根箇所の下に、バケツを置き、その下にゴミ袋を敷く
2.バケツの中に雑巾やタオルを敷く
3.その後、バケツに水が溜まってきたら水をこまめに捨てる
手順は以上になります。
②紙オムツで応急処置!天井雨漏りの補修方法

天井・屋根からの雨漏りの場合、バケツで雨水を受け止める方法の他に、紙オムツを使用して受け止める方法もオススメです。
最近の紙オムツの吸水性は凄いので、ポタポタ天井から水が垂れている程度であればしっかりキャッチできます。
ご自宅に大人用でも子供用でもいいので、紙オムツがある場合には、紙オムツを床に広げて置くと、滴る水音が気になりません。
床にオムツがあるのが気になるのであれば、テープでオムツを天井に貼り付けても大丈夫です。
ただし、水を吸ったオムツはかなり重いのでしっかりと貼り付けるようにしてください。
ガムテープなどで貼り付けると跡が残ってしまったり、天井板が剥がれたりすることも覚悟しておきましょう。
[準備するもの]
・紙オムツ
・ブルーシートや、ゴミ袋
紙オムツを使用した雨漏りの応急処置方法
1.雨漏りしている天井箇所の下に、紙オムツを置き、その下にゴミ袋を敷く
2.雨水を吸収できないぐらい吸い込んだら、新しいものに取り替える
手順は以上になります。
紙オムツの吸収性は非常に高いため、雨漏りの状況にもよりますが、丸一日経っても全然吸収してくれます。
③窓や壁からの雨漏りには雑巾を使用して応急処置を行う

壁や窓から雨漏りしている場合には、雑巾や要らなくなったタオルを使用して雨漏りの被害を抑えましょう!
この際、カーテンを外しておくのを忘れずに行いましょう。
そのままにしてしまうとカビが生えてしまう恐れがあります。
[準備するもの]
・雑巾やタオル
・ブルーシートや、ゴミ袋
雑巾を使用した雨漏りの応急処置方法
1.雨漏りしている窓や壁に雑巾を押しあてましょう。
2.窓枠の下にビニールシートやゴミ袋を敷くと床に垂れる雨水を防ぐことができます。
手順は以上になります。
イメージとしては雑巾で雨水を吸収するイメージになります。
④屋根裏から雨漏りの応急処置を行う

先ほどまで紹介した床でキャッチする方法より少し難易度が高くなるのが、「屋根裏で雨漏りをキャッチ」する方法です。
屋根裏とは、その名の通り、屋根と天井の間の空間です。
通常は、屋根裏点検口がどこかに設置されていますので、そこから屋根裏に入っていき雨水をキャッチします。
※押入れの天井から屋根裏に入れる場合が多いです。
[準備するもの]
・衣装ケースなどの大型の容器
・雑巾
・ビニールシート
衣装ケースを使用した雨漏りの応急処置方法
1.上記記載の3つの持ち物を屋根裏に持っていきます。
2.濡れてる箇所は雑巾で拭き取ります。
3.雨漏りしている箇所の下にビニールシートを敷き、衣装ケースを設置します。
手順は以上になります。
この方法であれば、居室内にバケツが並ぶという光景を見ることなくスマートに雨水をキャッチできます。
また、衣装ケースであれば大量の水が入りますので、しばらく水を捨てる必要もありません。
ただし、屋根裏への入り口はほとんどの場合、押入れの中やクローゼットの中にあるため、人一人が入るのがやっとなサイズであることが多く、大きすぎる衣装ケースは入らない可能性があります。
窓がない場合には、たまった水を運び出す手間もかかるので、階段がついているタイプの屋根裏の方のみにオススメします。
今回は4つの応急処置方法を解説しました。
これらの方法は、屋根修理業者さんが来てくれるまでに時間がかかる場合や、諸事情によってすぐに修理・補修をしてもらえない場合に有効な応急処置です。
雨漏り箇所を写真撮影しておく事は大事!

雨漏り修理する際、雨漏りが起きた時の情報というのは非常に大切です。
写真を撮るだけでなく、雨漏りした時の状況も覚えて置くと雨漏りの原因が早く分かり修理の対応も早くなります。(ゲリラ豪雨による短時間での大雨、台風によって雨漏りした、風が強い雨の時だけ雨漏りするなど)
また、賃貸物件の場合、損害賠償などに発展した際に証拠になるため、被害にあった家財などの撮影も行いましょう。
覚えて置く情報としては、主に以下のような雨漏りしたときの状況などです。
・雨の強さ
・風の向き
・雹や雪・台風などの天災
・落ちてくる水の量
オススメなのは、雨漏りの箇所とバケツに溜まった雨水、屋根や外観、図面、雨漏りの被害があった家財等を、写真で撮って置くことです。
雨漏りは応急処置だけでは直らない

雨漏り修理のプロから見た、応急処置に対する考え方からお伝えします。
雨漏り修理に関する経験やノウハウがない一般の方が、根本から雨漏りを止めるのは、ほとんど不可能だと思ってください。
もちろん、パッと見てわかるような屋根に大きな穴が空いていて、そこをふさげばいい、というようなケースもありますが、そういうケースはそんなに多くはありません。
「雨漏り修理は、雨漏りの原因を探すのが90%、修理は10%」というくらい、原因を探すことが何よりも大切です。
雨漏り修理は、この原因を探すところから始まるのです。
屋根が劣化している・水が漏れているといったような場所が原因という訳ではないこともあるため、そこだけを塞いでも根本の雨漏りを直さないと違う箇所にも被害が及ぶことがあります。
ですから、応急処置のみで雨漏りを全部止めてしまおうとは考えず、専門の雨漏り修理業者に依頼しましょう!
賃貸で雨漏りしたら大家さんに連絡!

雨漏りした際、どこに相談・連絡するのかは「賃貸・持ち家・新築・分譲マンション」によっても変わります。
ですが、雨漏りの応急処置については、賃貸・持ち家にかかわらず全てに共通して、まず行うべきことです。
この作業をやらないと、被害が拡大してしまった時に、賃貸の場合だと保証が効かなくなる場合があるため大切なのです。
※賃貸の場合は、決して自分で修理しようor業者に自分で連絡しようとは考えないでください。
最悪の場合、元に戻せと退去時に費用を請求されてしまうことがあります。
賃貸物件で雨漏りが発生した場合には、まずは大家さんか、管理会社に連絡しましょう。
賃貸物件での雨漏りについてはこちらで解説しています↓
雨漏りの応急処置後は専門業者に依頼することが大切

雨漏りの応急処置で一番大切なのは、室内の雨水を受け止める体制が整ったら、すぐに雨漏り修理業者に電話することです。
築10年以内の建物であれば「瑕疵担保責任」が適用され、建築したハウスメーカーや工務店が無償で修理をするので、施工した建築業者に連絡を取りましょう。
築10年以降の建物が雨漏りした場合には、大工さんや工務店、ハウスメーカーではなく「信頼できる雨漏りに強い板金屋さん」に連絡をしてください。
雨漏りは、住宅にとってメジャーなトラブルですが、未だにしっかりと原因を突き止めて雨漏りの再発を食い止める施工ができる業者さんは多くありません。
格安な修理費用だけを提示して、ろくに雨漏り箇所を調査せずに、うわべだけの修理を行う業者さんも少なからず存在しますので、自分で雨漏り修理に特化した業者さんを探しましょう。
雨漏り修理業者の選び方

雨漏りの修理は、建築修理業界の中でも特に難しい工事です。
雨漏り修理は雨漏りの原因が突き止められているかどうかで変わってきます。
ですので業者を選ぶ際は、雨漏りの現場を如何に見てきて雨漏りのパターンを熟知しているかの経験と知識が重要になってきます。
もし、原因が分からないまま、あるいは間違っていたら雨漏りは止まりませんし、再工事のための余計な出費がかかってしまいます。
なので一般の方はもちろんのこと、大工さんなど普段雨漏り修理を行わない業者であっても複雑な場合は雨漏りを直すことができないです。
雨漏り修理の世界では、職人が自分の力だけで原因を見つけられるようになるには、最低10年の経験が必要だと言われています。
ですので、きちんと雨漏りを止めてもらうためには、どこが、なぜ、雨漏りしているのか?を徹底的に追及し、分かりやすく説明してくれるような、雨漏り専門の業者を選ぶことをオススメいたします。
雨漏り修理を専門として、20年以上の経験・実績を積んだ雨漏り修理のプロ集団、屋根雨漏りのお医者さんにご相談いただければ、雨漏り修理はもちろん、屋根・外壁のメンテナンス・修理を安心して行うことができます。↓
雨漏りの修理・リフォームにかかる費用相場
雨漏りが発生した際、場合によっては「屋根」「外壁」「窓」「ベランダ」等のリフォームが必要になることもあります。
雨漏りの修理・リフォームにかかる費用相場は、原因や箇所、被害状況によってもバラバラで明確にいくらですとは決まっておりません。
ですので、今回は雨漏りの被害状況を「軽度」「中度」「重度」の損傷状況に分けて解説していきます。
「軽度」の雨漏り修理・リフォーム費用相場
雨漏り修理に使用する素材などによっても費用は異なりますが、約2〜15万が相場です。
雨漏りの発生箇所が、「屋根」「外壁」「ベランダ」「屋内の天井」「窓・サッシ」の場合には上記の費用で済む場合が多いです。
「中度」の雨漏り修理・リフォーム費用相場
雨漏りの被害状況が中度の場合には、一部の葺き替え・交換、防水加工、塗装などが必要になってくるため、修理・リフォーム費用はやや高額になってきます。
修理費用の目安としては、約20〜60万が費用相場になってきます。
「重度」の雨漏り修理・リフォーム費用相場
重度の雨漏りの場合、屋根や外壁自体の寿命が切れてしまって起こっている場合が多く、一部分の修理では、すぐに他の箇所から再度雨漏りが発生するような状況のため「屋根」「外壁」等の全体リフォームが必要になってきます。
全体リフォームの内容としては、屋根・外壁の葺き替え、カバー工法、全体塗装が主になってきます。
屋根・外壁リフォームの費用相場としては、約60〜250万が相場になってきます。
高額な費用が発生する前に、約10年を目安に屋根や外壁の定期的な塗装等のメンテナンスを行う事が大切です。
自分で雨漏り修理・DIYをしても意味がない?

最近ではDIYをする方も増えてきているため、ホームセンターに行くと、業者が使う防水テープやコーキング剤が販売されているので、「自分でも雨漏りを直せるかも?」と思うかもしれませんが、自分で雨漏りを修理するのはやめておきましょう。
確かに最近ではYoutubeなどで簡単に修理方法や情報を知る事ができ、中には自分で雨漏りを止めてしまう業者のような猛者も存在しますが、誰でも簡単にできる訳ではありません。
雨漏りの原因や発生箇所は、その家によって様々なため、ネットの情報や方法が自分の家の雨漏りに最適かどうかは、しっかりと調査を行い原因を特定してからでないと使用できないからです。
雨漏りしている箇所にコーキング材を使用した応急処置を例にとって説明します。
屋根から雨漏りしている場合、防水シートのずれや劣化、破損などが原因で起こることが多いため、雨漏り箇所を外側からコーキングしたところで、防水シートの劣化は直せませんよね。
一時的に直せたとしても、いつかまた別の場所から雨が侵入したり、再発してしまいます。
これでは、いたちごっこですし、屋根全体が徐々に腐食していき家の寿命は確実に短くなります。
このように、業者用の道具を使った雨漏り修理は一時的に効果は出るものの、根本的な雨漏りの原因が解決されていないため、雨漏りの再発リスクと隣り合わせなのです。
自分で雨漏り修理を行うリスクについては、こちらの記事で解説しています↓
どうしても自分で雨漏りの修理が行いたい方に向けて

雨漏り修理を自分で行う方法(DIY)について解説します。
先ほども述べたとおり、あくまで雨漏りを一時的に防ぐ方法になります。
もし、ご自身でどうしても行いたい方は、自分で修理・補修が終わった後に専門の業者にこれで大丈夫か確認してもらいましょう。
また、屋根に登っての修理は大変危険ですのでオススメしません。
転落してしまう危険性の他に、屋根材を踏み割り、さらに他の場所が破損してしまう恐れがあります。
どうしてもご自分で行いたい方は、晴れている日に二人以上で注意して行うようにしてください。
専門業者であれば、2〜3万円で応急処置は行ってくれますので最初からお願いするのが確実です。
雨漏りの補修には、よく簡単にできると紹介されている方法があります。
それが以下の3つです。
・ コーキングによる補修
・ 防水テープを使用した補修
・ ブルーシートを使用した応急処置
①コーキング材を使用した雨漏り補修(DIY)

コーキング材を使用して応急処置を行う前に、まずは雨漏りの原因となっている場所を探しましょう。
雨漏りを補修(DIY)するにしてもしっかりと原因を特定できなければ直すことはできません。
闇雲にここだろうと適当にコーキング材を使用してしまうと水の流れを変えてしまい、雨漏りをより悪化させてしまう恐れがありますので注意が必要です。
分からない場合は、業者に連絡し相談しましょう。
[準備するもの]
・コーキング材…約500円~1000円
・コーキングガン…約3000円
・マスキングテープ…約300円
・プライマー…約1000円
・雑巾
コーキング材を使用した雨漏りの応急処置方法
[手順]
1.まずは、コーキング塗る箇所に埃が溜まっていないかなど、綺麗に掃除を行いましょう。
2.その後、コーキング剤がはみ出ないように余分な部分にマスキングテープを貼ります。
3.コーキング剤を塗る箇所に、プライマーと呼ばれる接着剤のようなものを塗り、コーキング剤を塗っていきます。
4.塗ったコーキング剤が乾く前にマスキングテープを剥がして完成です。
コーキングについてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
②防水テープを使用した雨漏りを補修(DIY)

防水テープを貼る雨漏りの補修(DIY)方法は、コーキング補修と同様に雨漏りの原因箇所の究明から行います。
[準備するもの]
・防水テープ
・雑巾
防水テープを貼る雨漏りの応急処置方法
1.まずは、防水テープを貼る箇所に埃が溜まっていないかなど、雑巾を使用して綺麗に掃除を行いましょう。
この際の注意点として、防水テープを貼る箇所に水滴やゴミが残っているとテープの密着性が悪くなり剥がれやすくなります。
2.綺麗に掃除を行ったら、雨水が流れる方向とは逆の下から上に向かって空気が入らないように貼っていきます。
ここでポイントとして、防水テープを広範囲に張らないというのが大切です。
あまりにも防水テープを広範囲に貼ってしまうと、雨水の侵入経路が変わったりして別の箇所から雨漏りが引き起こる場合が出てきますので注意が必要です。
③ブールーシートを屋根に被せて雨漏りを防ぐ補修方法

ブルーシートを屋根に被せる雨漏りの応急処置方法もあります。
ただ、ブルーシート自体は安いものの土嚢を準備するのが大変であったり、風が強いと作業しずらかったり、それを屋根まで運ぶのが大変であるため、決して一人では行えません。
最初から業者に依頼して応急処置だけでも行ってもらうのがオススメです。
[準備するもの]
・ブルーシート
・土嚢
・紐
ブルーシートを使用した雨漏りの応急処置方法
1.まずは、原因箇所を含めた広範囲にブルーシートをかぶせます。
2.瓦屋根の場合、ブルーシートの上部を一段上の瓦の下に差し込みます。
3.左右の端をテープを使用して屋根材に貼り付けます。
4下の瓦とブルーシートの下部をテープで貼り固定します。
5.その後、土嚢を重しとして使用します。
土嚢同士を紐で結び、屋根の棟を挟んでおくと、土嚢が落ちることを防げます。
雨漏りが発生する原因を解説

雨漏りと言えば屋根から雨漏りするイメージが強いと思いますが、実は雨漏りは家の色々な場所から起こります。
代表的な4つの雨漏り箇所を説明致します。
・ 屋根
・ ベランダ
・ 外壁
・ 窓・サッシ
雨漏りしやすい箇所①屋根や天井からの雨漏り

雨や風、紫外線の影響を一日中受けている屋根は最も雨漏りが起こりやすい箇所です。
屋根材が瓦屋根の場合には、瓦の下にある防水シートや、部材のつなぎ目、漆喰などが劣化して雨漏りを引き起こすことが多いです。
コロニアルやガルバリウム鋼板などの金属屋根などでも同様に、経年劣化により、屋根材が剥がれたり、割れたり、穴が開いたりすることで雨漏りが起こります。
屋根の塗装によっても経年劣化等により屋根の防水機能が低下し雨漏りが発生します。
また、台風や大雨の後に雨漏りが発生することが多いので、梅雨時期や台風シーズンの前には一度専門業者に調査を依頼し、必要であればメンテナンスをしてもらいましょう。
雨漏りをイメージする多くの方は、天井から雨水が落ちてくるといったイメージが強いと思います。
しかし、水滴まで落ちてくるような場合だと雨漏りが重症化している、あるいは水道管の破裂などの恐れがあるため被害拡大を阻止する応急処置を行い、至急専門業者に連絡をして見てもらいましょう。
大抵はシミができている、カビが発生しているという現象から始まるため、これらを見つけたら、すぐに専門の業者に調査を依頼することをオススメしています。
雨漏りしやすい箇所②ベランダからの雨漏り

ベランダの下の部分が濡れていたらベランダからの雨漏りの可能性が高いです。
防水シートや、防水塗装の経年劣化や不具合によって、防水層にヒビが入り雨漏りが発生する事が多いです。
ベランダに植木鉢など物を置いている方は注意が必要です。
また、排水溝の詰りによっても雨漏りが発生する事があるため、放置してしまいがちですが定期的に排水溝の掃除をしましょう。
雨漏りしやすい箇所③外壁からの雨漏り

外壁に施してある塗装の劣化やシーリングの剥がれが原因で雨漏りが発生する事が多いです。
また、外壁材が「モルタル」や「窯業系サイディング」の場合には経年劣化により外壁にヒビが入りそこから雨水が侵入することもあります。
雨漏りしやすい箇所④窓枠・サッシからの雨漏り

窓・サッシからの雨漏りは、窓やサッシの隙間を埋めているコーキング材の剥がれにより、わずかな隙間から雨水が侵入したり、ビス穴から雨が侵入する事で雨漏りを起こします。
壁や窓際・サッシから雨漏りしている場合は大抵、ジワーっと水たまりができている場合が多いと思います。
放置してしまうと、木部や窓枠、壁紙が腐食したり、カビが生えるといった被害が起きるため、早めに拭き取る必要があります。
また、冬時期などでは、雨漏りではなく、窓に発生した結露でも同様に水たまりができるので放置せず拭き取りましょう。
雨漏りの応急処置について まとめ

室内で雨漏りが発生した際、まず最初にすることは、部屋の中が雨漏りで濡れて被害が拡大するのを防ぐことです。
一時的な雨漏りの応急処置は主に4つあります。
・ バケツを使用して雨漏りを受け止める方法
・ 紙オムツを使用して雨漏りを受け止める方法
・ 雑巾を使用して雨漏りをブロックする方法
・ 屋根裏で雨漏りを受け止める方法
そして、雨漏りしている箇所や、漏れてきた水の量、風向きを覚えておくと業者が対応しやすくなります。
業者に連絡する際、賃貸の物件であれば、まずは大家さんや管理会社に連絡をしてから判断を仰ぎましょう。
また、戸建ての場合10年未満の新築であれば施工不良の疑いがあるため、施工時の業者に連絡をします。
その他、築10年以上の住宅でしたら、雨漏り専門の業者に連絡し対応してもらいましょう。
雨漏りは何屋さんが修理するの?
基本的に雨漏り修理は、板金屋さんが行っています。
屋根や外壁の種類を問わず対応している、雨漏り専門家ですので板金屋さんに頼むことをオススメします。

こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん兵庫県担当の柴田です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格と表彰状を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。
雨漏りの応急処置・知識についての専門家
様々な雨漏りの知識について解説しています。
応急処置から修理方法まで幅広く掲載。

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まずは、お気軽にお問い合わせください。