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今雨漏りしているあなたへ。雨漏りの応急処置はこれだけでオッケー!

今現在、大雨や台風で雨漏りをしている方のために「自分でできる雨漏りの応急処置」をまとめました。
「今すぐにどうにかした!」という方はとりあえずさらっと目を通して応急処置を施してから、「雨漏りの専門家」に修理を依頼しましょう。
怪我をする可能性があるので、ブルーシートを担いで屋根に登らないでくださいね。

1.一番簡単!部屋の中で雨水をキャッチ

ここでは、脚立も工具も使わずに、家の中にあるものですぐにできる応急処置をご紹介します。

①バケツで水を受け止める

雨や台風で急に雨漏りが始まった場合は、水を受けるバケツ等の容器で雨水を受け止めて、それ以上床が濡れないようにしましょう。
ビニールシートを下に敷いて、飛び散った水から床をガードするとより安心です。
バケツがなければ洗面器でも良いですが、洗面器は縁が低いため水が飛び散りますので、ビニールシートをセットすることを忘れずに。
ビニールシートがなければ、ゴミ袋を切って開いておいても良いでしょう。

②オムツでで水を受け止める

ご自宅に大人用でも子供用でもいいので、オムツがある場合は、オムツを床に広げて置いて置くと、滴る水音が気になりません。
最近のオムツの吸水性は凄いので、ポタポタ垂れている程度であればしっかりキャッチできます。
床にオムツがあるのが気になるのであれば、テープでオムツを天井に貼り付けてもおっけーです。
ただし、水を吸ったオムツはかなり重いのでしっかりと貼り付けるようにしてください。
ガムテープなどで貼り付けると跡が残ってしまったり、天井板が剥がれたりすることも覚悟しておきましょう。

2.少しハードルが上がります。屋根裏で雨漏りをキャッチ

床でキャッチより少し難易度が高くなるのが、「屋根裏でキャッチ」です。
屋根裏とは、その名の通り、屋根と天井の間の空間です。
通常は、屋根裏点検口がどこかに設置されていますので、そこから入っていき水をキャッチします。
用意するものはこちらです。

  • 衣装ケースなどの大型の容器
  • 雑巾
  • ビニールシート

この3つを屋根裏に持って行って、濡れているところを雑巾で拭いた後、ビニールシートを敷いて衣装ケースを設置すれば完了です。
この方法であれば、居室内にバケツが並ぶという光景を見ることなくスマートに雨水をキャッチできます。
衣装ケースであれば、大量の水が入りますので、しばらく水を捨てる必要もありません。
屋根修理業者さんが来てくれるまでに時間がかかる場合や、諸事情によってすぐに修理をしてもらえない場合に有効な対策です。
ただし、屋根裏への入り口はほとんどの場合押入れの中やクローゼットの中で、人一人が入るのがやっと、というサイズであることが多いため、大きすぎる衣装ケースは入らない可能性があります。
また、窓がない場合はたまった水を運び出す手間もかかるので、階段がついているタイプの屋根裏の方のみにオススメします。

 

3.素人さんにはオススメしません。屋根の上のブルーシート貼り

台風や大雨で雨漏りをすると、脚立とブルーシートを携えて屋根に登る頼もしいご主人様が多数いらっしゃいますが、あまり意味がありませんし危険なのでやめましょう。
雨漏りが止まる代わりに、命が危険に晒されます。
屋根の上は、晴天でも足場が悪く歩きにくいのに、雨で濡れている日に歩き慣れていない人が歩くと、転倒して転げ落ちてしまいます。
台風の強風の中などもってのほかです。

それに、屋根の上をむやみやたらに歩くと、瓦やスレートなどの屋根材を踏んで割ってしまう危険性もあります。
屋根材だけでなく、屋根材の下の防水シートまで破れてしまったら、それこそ雨漏り被害が拡大してしまいます。
雨漏りを止めに行ったのに、瓦を割ってさらに雨漏り箇所を増やしてしまっては本末転倒です。

しかも、ブルーシートを屋根に完璧に固定するのはかなり大変。
石で止めればシートの下に風が入って、石ごと吹き飛ばされてしまいますし、釘を打ち付ければ屋根材の下の「防水シート」まで突き破ってしまって、雨漏りが発生します。
このように、雨が降っている最中のブルーシートは、怪我の元な上に、さらなる雨漏りを助長させる結果になりかねないので、やめておきましょう。

 

4.防水テープや防水シート、コーキングでDIY

雨漏りの応急処置のために、ホームセンターに行くとプロが使う防水テープやコーキングが販売されているので、「自分でできるかも?」と思うかもしれませんが、それもやめておきましょう。
確かに、インターネットの世界には自分で雨漏りを止めてしまう猛者も存在しますが、誰でも簡単にできる訳ではありませんし、雨漏り箇所や原因は家によって様々なので、その方法が自分の家の雨漏りに最適かどうかはわからないからです。

雨漏り箇所にコーキングをする応急処置を例にとって説明します。
屋根裏に登って漏れている箇所をコーキングすれば確かにその場では雨漏りは止まるでしょう。
しかし、雨漏りの原因が突き止められていないので、根本的な解決にはなっていません。
屋根からの雨漏りの場合、防水シートのずれや劣化、破損などが原因で起こることが多いのです。
雨漏り箇所を内側からコーキングしたところで、防水シートの劣化は直せませんよね。
その穴は塞いでも、いつかまた別の場所から雨が侵入して来ます。
これではいたちごっこですし、屋根全体が徐々に腐食していき家の寿命は確実に短くなります。

このように、プロ用の部材を使った雨漏り応急処置は、一時的に効果は出るものの、根本的な原因が解決されていないため、雨漏り再発のリスクと隣り合わせなのです。

 

5.雨漏りの応急処置後は雨漏りのプロに依頼することが一番大切

雨漏りの応急処置で一番大切なのは、雨水を受け止める体制が整ったらすぐに、雨漏りのプロに電話することです。
築10年以内の建物であれば「瑕疵担保責任」が適用され、建築したハウスメーカーや工務店が無償で修理をするので、建築業者に連絡を取りましょう。
築10年以降の建物が雨漏りした場合は、大工さんや工務店、ハウスメーカーではなく「信頼できる雨漏りに強い板金屋さん」に連絡をしてください。

雨漏りは、住宅にとってメジャーなトラブルですが、未だにしっかりと原因を突き止めて雨漏りの再発を食い止める施工ができる業者さんは多くありません。
格安な修理費用を提示して、ろくすっぽ雨漏り箇所を確認もせずに、うわべだけの修理を行う業者さんも少なからず存在します。
だから、自分で雨漏り修理に特化した業者さんを探しましょう。

 

6.まとめ

雨漏りが発生したら、まずは雨水が床に溜まらないようにバケツやオムツなのでキャッチしましょう。
屋根裏に簡単に入れるようであれば屋根裏に衣装ケースを設置すると、邪魔になりません。
その上で、信頼できる雨漏り修理業者を探して、修理を依頼してください。

防水テープやコーキングなどを使ったDIYによる雨漏り修理も不可能ではありませんが、ほとんどの場合が、その場しのぎの対策になってしまうだけでなく、屋根全体を腐食させることになりかねません。 大雨や台風の最中に屋根に登ってブルーシートをかけることは避けてください。
ご自身の命が危険に晒されるだけではなく、屋根材を傷つけて雨漏りを助長させたり、ブルーシーとが飛ばされて近所に迷惑をかける可能性もあります。

私たちが家でできる対策は「雨水キャッチ」と「信頼できる修理業者さんを確保すること」だけです。

 

7.雨漏りドクターからの応急処置についてのアドバイスと実例

それでは、実際に屋根に上っていつも雨漏り修理をしている雨漏りドクターからの生のアドバイスをお届けいたします。

a.雨漏りドクター 佐々木完さんより(応急処置について)


ご自身で雨漏り修理をするのは、難しいと思います。

もし、ご自身で修理しようと考えるのであれば、明らかに穴が空いていて、ここが原因だ、とわかるときのみに限ってやった方が良いでしょう。

明らかに穴が空いているのが見える状態で、ご自身で修理を試みるのであれば、シリコン等を買ってきて穴を埋めてみてもいいかもしれません。
それでだめなら、業者に依頼してみればいいのです。

ただし、原因がはっきりとわかっていないのに、怪しいところを直してやろう、ということでシリコン等で気になるところを埋めたりすると、本来であれば、水を逃がすために作ってある水の通り道等を埋めてしまう可能性があります。

そうすると、水が屋根の下から逃げることができなくなり、屋根の下に水が溜まった時間が長引くことになり、屋根材の下の木材が腐ってしまい、葺き替えや修理の際には上の屋根材だけでなく、下地から変えなければならなくなってしまうのです。

ですから、はっきりと原因が分かるとき以外は、基本的には専門業者に依頼することをおススメします。

 

b.雨漏りドクター 木村一夫さんより(応急処置について)


一番危険なのは、屋根に上がる事です。
まずは、室内でバケツを置いてもらって、水を受けたり、ブルーシートを置いてもらうとか、屋根裏に

普通の方がやるにしても、晴れた日にコーキングを塗るというようなことがほとんどだと思いますが、それでは雨漏りが止まらないことがほとんどです。
そうやって遠回りに修理するよりは、多少お金はかかてしまいますが、専門業者に依頼した方が、最終的には早く、安くできるのではないかと思います。

 

c.雨漏りドクター 大日方光明さんより(間違ったコーキング処理)


一般の方ではなく、業者さんが入った場合でも、間違った施工を行っています。
やるべきではない場所にコーキングを打っています。しかも、徹底してコーキングを打ったわけでもなく、中途半端にコーキングをしてあります。
これが、徹底してコーキングを打ってしまっていたら、水の通り道がなくなり、逆に雨漏りがひどくなっていたかもしれません。中途半端にコーキングが打ってあることで逆に助かったケースなのですが、あまりにも中途半端にコーキングを打ってあるため、なぜこのような工事を行ったのか、理解に苦しむところです。

実際の雨漏りの原因は雪止めの金具の取り付け位置でした。
雪止めの金具を、瓦と瓦のつなぎ目のところに取り付けていたため、雨が漏りやすい状況になっていました。これは、そもそも雪止め金具を取り付けた業者の知識不足に他なりません。

業者としてお客様のところへ伺っている者でさえ、きちんとした雨漏り対策ができないのですから、一般の方が屋根に上がってきちんと修理ができるかどうか、というと、かなり難しいのではないかと思います。

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亀岡亮介

亀岡亮介

屋根雨漏りのお医者さんグループ本部代表。
2010年に屋根雨漏りのお医者さんグループを立ち上げる。2017年現在、80数社の技術力を誇るメンバーを擁し、メンバーとともに、日々、雨漏り修理の問い合わせに対応している。

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