外壁の凹み、放置は危険!原因別の修理方法と費用、DIYの注意点まで徹底解説

「外壁に凹みが…。でも、そのうち直せばいいか。」

ちょっと待ってください!その考え、非常に危険です。

外壁の凹みは、建物の寿命を縮めるだけでなく、美観を損ね、資産価値を低下させる可能性があります。

この記事では、外壁のプロが、凹みの原因から修理方法、費用、DIYの注意点まで、全てを分かりやすく解説します。

目次

なぜ外壁の凹みを修理する必要があるの?放置するとどうなる?

外壁は、雨風や紫外線から家を守る、いわば「家の鎧」です。

この鎧に凹みができると、そこから雨水が浸入し、建物の構造部分に深刻なダメージを与えてしまいます。

最悪の場合、腐食やシロアリ被害を引き起こし、大規模な修繕が必要になることも。

さらに、凹みは見た目を損なうだけでなく、建物の資産価値を下げ、売却時の査定額にも影響を及ぼします。

外壁の凹みの原因は?

外壁の凹みの原因は多岐にわたりますが、主なものは以下の通りです。

  1. 飛来物による衝撃
    • 野球ボールやゴルフボール、強風で飛んできた植木鉢、雹など
  2. 車両の接触
    • 自転車やバイク、自動車の衝突、バックでの接触など
  3. 経年劣化
    • 外壁材の劣化によるひび割れから雨水が浸入し、下地が腐食することで凹みが発生

凹みの種類と修理方法

凹みの種類によって、適切な修理方法が異なります。主な修理方法を3つご紹介します。

1. パテ埋め

どんな凹みに使える?

  • 小さな凹み(直径数センチ程度)
  • ひび割れを伴う凹み

修理の流れ

  1. 凹み周辺の汚れを落とし、乾燥させる
  2. パテをヘラで凹みに埋め込む
  3. パテが乾燥したら、サンドペーパーで表面を滑らかにする
  4. 塗装して仕上げる

費用の目安 1ヶ所あたり5,000円~10,000円程度

2. 部分補修

どんな凹みに使える?

  • パテ埋めでは対応できない大きさの凹み
  • サイディングボードの破損を伴う凹み

修理の流れ

  1. 凹んでいる部分の外壁材を剥がす
  2. 下地を補修する
  3. 新しい外壁材を貼り付ける
  4. 塗装して仕上げる

費用の目安 1ヶ所あたり20,000円~50,000円程度

3. 張り替え

どんな凹みに使える?

  • 広範囲にわたる凹み
  • 複数の凹みが集中している場合

修理の流れ

  1. 凹んでいる部分の外壁材をすべて剥がす
  2. 下地を補修・調整する
  3. 新しい外壁材を全面に貼り付ける
  4. 塗装して仕上げる

費用の目安 1平方メートルあたり30,000円~50,000円程度

修理費用の相場は?

外壁の凹み修理の費用は、凹みの大きさや数、外壁材の種類、業者によって異なります。

一般的な費用の目安は以下の通りです。

修理方法費用相場
パテ埋め1ヶ所あたり5,000円~10,000円
部分補修1ヶ所あたり20,000円~50,000円
張り替え1平方メートルあたり30,000円~50,000円

ただし、これはあくまで目安です。

正確な費用を知るためには、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

DIYで修理できる?

小さな凹みやひび割れであれば、DIYで修理することも可能です。

ホームセンターなどで補修キットが販売されており、比較的簡単に作業できます。

しかし、DIYでの修理には以下の注意点があります。

  • 下地の状態:下地が腐食している場合は、DIYでの修理は困難です。専門業者に依頼しましょう。
  • 高所の作業:脚立などを使用する場合は、転落事故に十分注意しましょう。
  • 仕上がりの美しさ:DIYでの修理は、仕上がりがプロのようにはいかない場合があります。

外壁の凹み修理を業者に依頼するメリット

外壁の凹み修理を業者に依頼するメリットは、以下の3点です。

  1. 確実な修理:専門知識と技術を持った職人が、適切な修理方法で確実に補修します。
  2. 仕上がりの美しさ:プロの技で、まるで新品のように美しく仕上げます。
  3. 保証:万が一、修理後に不具合が生じた場合でも、保証があれば安心です。

業者選びのポイント

外壁の凹み修理を業者に依頼する際は、以下のポイントを参考にしましょう。

  • 実績と経験:豊富な実績と経験を持つ業者を選びましょう。
  • 見積もり:複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。
  • 保証:修理後の保証があるか確認しましょう。
  • アフターフォロー:修理後のアフターフォロー体制が充実しているか確認しましょう。

火災保険が適用されるケースも

外壁の凹みが、台風や雹などの自然災害によるものの場合、火災保険が適用される場合があります。

保険会社によって補償内容が異なるため、契約内容を確認し、保険会社に相談してみましょう。

まとめ:外壁の凹みを放置せず、早めの修理を

外壁の凹みは、放置すると建物の寿命を縮めるだけでなく、資産価値を下げてしまう原因にもなります。

早めの修理が、大切な我が家を守ることにつながります。

DIYでの修理も可能ですが、不安な場合は専門業者に依頼しましょう。

複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、安心して修理を任せられる業者を見つけられます。

この記事が、あなたの外壁の凹み修理の参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次