雨漏りが発生したとき、どこに修理を依頼して良いのかわからず、家を建ててもらったハウスメーカーへ連絡する方も多いと思います。
では一体、ハウスメーカーでの雨漏り修理というのはどうなのか?
メリット・デメリットについて解説していきます。
ハウスメーカーに雨漏り修理を依頼するのは?
日頃からハウスメーカーの営業担当と話をしている方は気軽に相談しやすいという事もあり、雨漏りした際も修理してもらう最有力候補の一つになるかと思います。
ハウスメーカーに依頼するメリットとしては、その家のことを熟知しているところにあるでしょう。
ですが、ハウスメーカーでの修理というのは、ほとんどが下請け業者に依頼している場合が多く、その業者が悪ければ当然、雨漏りが止まることはありません。
また、家を建てるのは専門であっても、雨漏りを修理するというのに関しては素人の場合が多いため、ハウスメーカーや工務店など大工さんではなく、しっかりとした雨漏りの専門業者に依頼するのが良いでしょう。
しかし、ハウスメーカーの保証などがつける場合もあり、修理費用が全て自己負担でない限りは、ハウスメーカーに依頼するのが良いでしょう。
各ハウスメーカーの特徴
ハウスメーカーには、それぞれ独自の特徴があります。
いくつかの主要なハウスメーカーの特徴について簡単に説明します。
セキスイハイム
セキスイハイムは、耐震性や耐久性に優れた鉄骨造の家を提供しています。
彼らは省エネルギー設計や持続可能な建材の使用にも力を入れており、エコフレンドリーな家づくりを目指しています。
積水ハウス
積水ハウスは、カスタマイズ可能な住宅設計で知られています。
彼らの住宅は、顧客のニーズに合わせて多彩なデザインオプションを提供し、ユニークな家造りをサポートしています。
トヨタホーム
トヨタホームは、トヨタ生産方式を住宅建設に応用し、品質と効率の高い建築プロセスを実現しています。
彼らの家は、耐久性と機能性を重視した設計が特徴です。
パナソニック ホームズ
パナソニック ホームズは、スマートホーム技術と統合された住宅を提供しており、最先端の家電やエネルギーシステムを取り入れた家造りが特徴です。
ダイワハウス
ダイワハウスは、プレハブ住宅の分野で高い評価を得ており、コストパフォーマンスに優れた住宅ソリューションを提供しています。
彼らは、効率的な建設方法と合理的な価格設定で知られています。
これらのハウスメーカーは、それぞれ独自の強みを持っており、顧客の異なるニーズに対応しています。
住宅選びの際は、これらの特徴を参考にしながら、自分のライフスタイルや予算に合った最適なオプションを選ぶことが重要です。
ハウスメーカーの保証・アフターサービス
もしも、内装や設備の不具合はどうしたらいいのか?建物の主要な構造部分・雨漏りの保証は10年で大丈夫なのか?不安を感じる施主も少なくないかもしれません。
ハウスメーカー各社は独自の保証制度・アフターサービスプログラムを用意しています。
どのような保証が得られるのか?ハウスメーカーが用意する一般的な保証プログラムを紹介していきます。
ハウスメーカーの初期保証
ハウスメーカー各社のベースとなる保証が「初期保証」です。具体的には、住宅の品質確保の促進に関する法律に準じた「建物の建物の主要な構造部分と雨漏り」に対する保証であり、ハウスメーカーの義務とされている10年間を基本に、各社が独自の保証期間を設定しています。
初期保証の対象となる建物の主要な構造部分・雨漏りに関しては、原則として無償対応となり、20年、30年など、長期に渡る初期保証を確約するハウスメーカーも少なくありません。
ハウスメーカーの最長保証期間
初期保証の期間終了後も、ほとんどのハウスメーカーが「延長保証」を可能としていますが、何年間まで延長できるか?延長可能な期間を設定したものが「最長保証期間」です。ハウスメーカーによっては60年、あるいは建物が存続する限り永年といった最長保証期間を設定している場合もあります。
ただし、住宅購入者の任意となる延長保証に関しては、有償対応となるパターンが基本。具体的には、ハウスメーカーの提案する補修・メンテナンスを有償で実施することで、5年、10年といった延長保証が付帯される場合がほとんどです。
ハウスメーカーの定期点検・メンテナンス
初期保証・最長保証期間の大前提として、住宅の定期点検・メンテナンスといったアフターサービスを提供するハウスメーカーがほとんどです。定期点検・メンテナンスの時期・タイミングはハウスメーカーによって異なりますが、初期保証終了後、定期点検によって判明した不具合に関しては有償でのメンテナンス・補修になる場合が多いようです。
ハウスメーカーの住宅内装・設備保証
床・壁などの住宅内装、キッチン・トイレまわりなどの住宅設備も、瑕疵担保責任の範囲外です。そのため、住宅内装・設備保証を設定するハウスメーカーでも、保証期間は比較的短くなりがちです。キッチン・トイレ・洗面台等の設備は、設備メーカーの保証期間に準じる場合も多いようです。
ただし、大手ハウスメーカーなどでは5年、10年といった保証を導入し、他社との差別化を図っている場合もあります。
ハウスメーカーのシロアリ保証
住宅の大敵であるシロアリに関しては、瑕疵担保責任の範囲外となりますが、ハウスメーカー独自に「シロアリ保証」を設定する場合も少なくありません。
多くのハウスメーカーは、シロアリ保証を5年から10年程度に設定していますが、最長保証期間同様、ハウスメーカーの提案する補修・メンテナンスを有償実施することで、シロアリ保証を延長できる場合もあります。
ハウスメーカーによる雨漏り修理の施工事例
事例1:某大手ハウスメーカーによる屋根修理
大手ハウスメーカーA社が担当した事例です。屋根からの雨漏りを発見した住宅オーナーがA社に連絡。まずA社は、調査を行い、雨漏りの原因を明らかにしました。その結果、屋根の一部に亀裂が生じていたことが判明。専門の技術者が対応し、屋根の亀裂部分を修理。高品質な防水材を使用し、雨漏りを完全に止めることができました。この事例では、迅速な対応と確かな技術力が評価されました。
事例2:中堅ハウスメーカーによる壁の雨漏り修理
次に中堅ハウスメーカーB社の事例を見てみましょう。このケースでは、住宅の壁から雨漏りが発生。B社は原因を調査し、壁の接合部に問題があることを突き止めました。B社は、専門工事チームを配置し、接合部の補修と壁全体の防水処理を行いました。ここでも、確かな施工技術と丁寧な対応が評価されています。
事例3:地元密着型ハウスメーカーの窓周りの雨漏り修理
地元密着型ハウスメーカーC社の事例では、窓からの雨漏りが問題となりました。C社は、窓周りの詳細な調査を行い、窓枠の隙間から水が侵入していることを発見。窓枠のシーリングを全て取り替え、さらに窓全体の防水性を向上させる作業を実施しました。C社の地元に根ざした対応と専門性が評価され、雨漏りは完全に解消されました。
これらの事例は、ハウスメーカー各社がどのように雨漏りの修理に取り組んでいるか、その実績と技術力を示す一例です。ハウスメーカー選びの参考にしてみてください。
何度も雨漏りするようであれば業者の変更を検討しよう
雨漏りが繰り返される場合は、修理業者に問題がある可能性が高いです。
雨漏りが繰り返し起こる理由としては、雨漏り調査能力が低く原因を把握していない、業者が知識や経験・技術不足、雨漏り修理が専門外の業者が行っている、勘で雨漏り修理をしているなどが挙げられます。
このように、住宅会社が依頼した修理業者の技量が足りないため、雨漏りが繰り返されている可能性があります。
ですので、雨漏りが繰り返し起こる際は修理業者の変更を検討しましょう。
しっかりとした雨漏り調査ができる業者であれば雨漏りが直る可能性があります。
ハウスメーカーに雨漏り修理を依頼するデメリット
日頃からハウスメーカーに定期点検やメンテナンスをお願いしている方は多いと思います。
その反面、ハスメーカーに雨漏り修理を依頼した際のデメリットもあります。
ハウスメーカーの多くは、営業担当があまり工事に詳しくないケースがあります。雨漏り修理は、建築の中でも特に専門的な知識を要するため、しっかりと直せない場合が多いです。
また、修理する際は下請けの業者に依頼するため、最悪の場合には、手抜き工事になる場合もありえます。
ハウスメーカーで雨漏り修理についてのまとめ
ハウスメーカーで雨漏り修理してもらうのには保証がまだ残っているなどの観点でメリットはありますが、しっかりと直せるかについては保証できません。
もしも、何度も繰り返し雨漏りするようであれば専門業者に依頼するのが望ましいです。
雨漏り修理の業者探しのことなら、「屋根雨漏りのお医者さん」までお問い合わせください。弊社には雨漏り修理のプロが多く加盟しております。お客様が安心して修理を任せられるプロをすぐにご紹介します。
「雨漏り修理に関する相談をしたい」という方も大歓迎です。お気軽にお問い合わせください
こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。