自分で雨漏りを直すのはリスクがある?
大雨が降った日に突然の雨漏りが起こり、雨漏りを直すにはお金がかかるし、業者に頼むのはどうしようかな?と悩む方は多いと思います。
もしも、ご自身で雨漏り修理を行おうとしている方がいましたら、ご自分で雨漏り修理を行う際のいくつかあるリスクについて知っておく必要があります。
もし自分で直せるものなら、自分で直したいと思っている方に読んで欲しい記事です。
すぐに雨漏り修理・メンテナンスを依頼したい方や、雨漏りの修理業者を探している方は、一度屋根雨漏りお医者さんのサイトをご覧ください。

DIYとは、Do It Youself の略で、素人が自分で補修することを指します。
DIYできる雨漏りは、1階で発生している場合で、作業内容も応急処置や塗装など軽度の場合にのみ限ります。
軽度の雨漏りであれば、雨漏りで濡れた柱などの木材・壁・天井などはある程度の時間で乾燥しているため、木が腐朽劣化することはありません。
また、原因が確認できているということは直す箇所を分かっているということで闇雲に直すことがないからです。そして1階であれば2階などの高所作業にならず安全に施工することができるからです。
もしも、原因箇所が2階以上の高所作業になる場合、危険な工事を伴うため事故を防ぐためにも自身で行うのは絶対にやめましょう。
屋根材を踏み割ってしまったり、剥がれてしまったり、部材が割れてしまって落下してしまうなど、ケガやさらなる破損箇所を増やしてしまっては意味がありません。
それでしたら、安心できる業者に最初から数万円で適切な施工手順で修理してもらった方が安く済みます。
自分で雨漏り修理のDIY方法

外壁に、ひび割れや隙間があれば、コーキング材で埋めて雨水の侵入を防ぐことができます。
外壁の中でも、特にひび割れや隙間が多いところはサイディングのつなぎ目、ベランダとのつなぎ目、窓周辺、配管まわり、水切りとなっています。
補修の際に使用するものは、以下の通りです。
・シーリング材(変性シリコーン、ノンブリードタイプと記載があるもの)
・ヘラ
・コーキングガン
・プライマー
・マスキングテープ
方法
①まずは補修箇所の汚れや水分をふき取り、綺麗にしましょう。
②その後、補修雨箇所の周りにマスキングテープで養生を行い、他の箇所が汚れないように保護しましょう。
③ひび割れにそって、シーリング材を充填する
④ヘラで平らにならし、乾く前にムスキングテープを剥がし完成です。
雨漏り修理を自分でやる時に考えておきたいリスク

突然の雨漏りが起きたら困りますね。
真っ先に思うのは、「早く直さなきゃ」ということ。
修理業者を探すよりも先に、今起こっている雨漏りを止めたい。
それに、急な修理費用のことを考えると、まずは自分でやってみようと考えるのも自然なことでしょう。
ところが、そこには素人が自分で行う修理に、大きなリスクがあるのです。
そのリスクについて次で詳しく解説していきます。
・イスや脚立が倒れて怪我をする
・雨樋を壊してしまう
・屋根材を割ってしまう
・原因が特定できない
①イスや脚立がひっくり返ってしまうリスク

リビングの天井に雨漏りしてきたので、まずは、天井板をよく見てみるため、イスかもしもお持ちなら小型の脚立で天井を見るでしょう。
実は、もう少しの高さだからと自分で天井を見るとき、足元がぐらついてひっくり返ってしまうというのは、よくあることなんです。
そして、高さは低くても、ひっくり返る姿勢が悪かったり、下にあるものが固かったりすると、大けがにつながります。
しっかりと未然に防げる事故はなくし安全なことを確認してから応急処置や補修の工事をおこないましょう。
②雨樋等を壊してしまうリスク

次に、それではと外部を眺めると、そこには屋根。
はしごをかけて屋根に上がるのですが、ここも要注意。
屋根の先端には、大抵「雨とい」というものが取り付いているので、そのままハシゴをかけたら不安定なんです。
我々専門家は、雨といを傷めずに、かつ、ハシゴをきちんと固定できる方法を知っているので大丈夫なんですが、それを知らずにハシゴをかけて、うまく固定できずに倒れてしまったり、雨といを壊してしまったりという例があります。
ハシゴが倒れてしまったら、大変なことになりますし、屋根に上がっているときにはしごが倒れたら、降りることができなくなります。
実は、もう少しの高さだからと自分で天井を見るとき、足元がぐらついてひっくり返ってしまうというのは、よくあることなんです。
そして、高さは低くても、ひっくり返る姿勢が悪かったら、大けがにつながります。
③足を滑らせたり瓦を割ってしまったりするリスク

また、うまくハシゴを固定して、屋根に上がったとしても、屋根にはいくらかの傾斜(屋根勾配)がついていて、傾斜によっては足元が滑り、大変危険な状態になります。
屋根材によっては、歩くべき場所が決まっていますので、それ以外の場所を踏むと、かえって屋根を壊してしまうことになります。
修理するつもりが、かえって屋根を壊してしまうなんて悲しいですよね。
④原因を特定できずに無駄に終わってしまうリスク

さて、屋根にうまく上がることができた、または、屋根に上がることは慣れているとしても、まだまだ自分での修理にはハードルが高いのです。
なにしろ、雨漏りしている原因、雨の侵入場所を特定しなければなりません。
たぶんこの辺だろうとか、こんな感じでいいんじゃないかと思って修理しても、雨漏りは止まりません。
偶然に原因場所に付きあたったら雨漏りが止まるかもしれませんが、それは宝くじを当てるよりも難しいのです。
あてずっぽうで修理をしても、直らなければそれは修理ではありません。
間違った修理で雨漏りが悪化する危険がある

よくありがちなのが、屋根の上に上がり原因を探すと「隙間があったので、ここから雨漏りしていると思い込んで、コーキング材で塞いでしまった」というケースです。
すべての雨水が一方向にだけ流れるのではなく、タテや横方向、あるいは毛細管現象といって吸い上げるような伝わり方をすることもあります。
ですので、もし間違った箇所を塞いでしまったら、本来、排出されるべき雨水の逃げ道がなくなってしまい、余計に雨漏りがひどくなってしまうのです。
隙間があると自然とふさいでみたくなるものなのですが、雨漏り修理に関してはやたらめったら塞いでしまうのはダメということになります。
また、余計な一手間が加わることで、本当の修理をする際に、その作業が無駄になるばかりでなく、余分な作業が増えてしまい、結果として費用が余計にかかってしまうこともあるので注意が必要です。
これは素人の方だけでなく、業者であっても雨漏りに関しては知識がない方もいますので、雨漏り修理をする際は、しっかりと雨の通る道筋や、原因などしっかりと知識と経験があるがある業者に行ってもらうのが重要です。
専門家でないと雨漏りが修理できない理由

なぜ雨漏り修理の専門家でないと雨漏りは直すのが難しいのか?
雨漏りというのは複雑で家の構造によって原因場所と発生箇所が異なるのです。
それゆえに、素人の方であるとそもそもの原因箇所が発見できない場合が多いのです。
原因場所は室内で発見した場所と違う場合が多い

われわれ屋根雨漏りのお医者さんは、豊富な経験と実績で、雨漏りの原因を突き止めることができます。
雨が屋根に降ってからどういう風に流れていくか、どこに急所があるか、どんな場所を見ればいいか、それを知っています。
水は高いところから低いところへ流れていきます。
ですので、雨漏りの原因場所は、室内で発見した場所よりも、違うところになることが多いのです。
そして、建物の構造によって、どの方向へ伝わってきたのか、それがわからないと場所の特定にはつながりません。
修理に伺うとよく「この辺だと思ってやってみたけど直らないんだよ」といわれることが多いのですが、それは、見込み違いの修理の結果なのです。
雨の通る道筋(水みちともいう)を考えて、建物を見る、調べるということができなければ、本当の意味の修理にはならないのです。
外壁からの雨漏りの原因特定は家の構造が分からないと難しい

それでは、外壁からの雨漏りだったらどうでしょうか。
屋根よりは雨漏りの原因を発見しやすいと思い、自分でやってみることがあるかもしれません。
屋根の上みたいに、高い危ないところへ行かなくても済みそうですしね。
でも、これにも、一段も二段もノウハウがあるのです。
仮に、1階の部屋に雨漏りが起こったとして、みなさんは外壁のどこを見るでしょうか。
雨漏りしている部分を、そのまま外の位置を見ても、たぶん、原因の場所ではありません。
先に書いたように、水は高いところから引くいほうへ流れていくのですから、雨漏りしている場所よりも高いところを探さなければなりません。
でも、やみくもに高いところを目指してもダメなんです。
建物の構造や仕組みを理解して、目に見えない壁の内部を想像して、水の伝わるルートを考える必要があるのです。
しかも、必ず外壁が原因とは限らず、探ってみたら屋根が原因だったということはよくあることなのです。
外壁だったら自分でも簡単に原因がわかるかもと思っても、実は、屋根以上に複雑な雨漏りのルートを考えなければいけないのです。
つまり、自分だけで原因を突き止めることは、相当ハードルが高いわけですね。
しかも、修理する方法は、外壁の材料によって、ここに書ききれないくらいさまざまな方法があります。
われわれ専門家は、そんな様々な素材に対応できるように、いつも準備がしてありますが、素人では難しいですよね。
素材の組み合わせによっては、修理できたように見えても、結局、雨漏りが止まらないなんてこともよくありますから、知識と経験で得たノウハウがなければ、雨漏り修理は難しいのです。
結論として、ご自身で雨漏りを直すことはお勧めできないのです

こうしてみてくると、雨漏りを自分で直すということが、かなり難しいことであるとわかっていただけたと思います。
そもそも自分でちゃんと直せるような雨漏りなら、もっと早くに直せていたでしょうし、ひどくなっていなかったでしょう。
では、そんな雨漏り修理をだれに頼むか、それが一番のキーポイントになるはずです。
今までにお話してきたいろんな条件をクリアできて、確実な修理ができる業者を選ぶ必要があるわけです。
すると、雨漏り修理の専門家ではない、地元の大工さんや工務店さんではこれは難しいということはお分かりいただけると思います。
素人よりはマシかもしれませんが、専門家という意味では違うのです。
そこで、やはり雨漏り修理をする際には、その道の専門家を選ぶことをお勧めいたします。

こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん石川県担当の永井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格と表彰状を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。