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雨漏り修理を自分でやろうと考えているあなたへ

雨漏り修理を自分でやる時に考えておきたいリスク

突然の雨漏りが起きたら、困りますね。
真っ先に思うのは、「早く直さなきゃ」ということ。
修理業者を探すよりも先に、今起こっている雨漏りを止めたい。
それに、急な修理費用のことを考えると、まずは自分でやってみようと考えるのも自然なことでしょう。
ところが、そこには、素人が自分で行う修理に、大きなリスクがあるのです。

イスや脚立がひっくり返ってしまうリスク

リビングの天井に雨漏りしてきたので、まずは、天井板をよく見てみるため、イスかもしもお持ちなら小型の脚立で天井を見るでしょう。
実は、もう少しの高さだからと自分で天井を見るとき、足元がぐらついてひっくり返ってしまうというのは、よくあることなんです。
そして、高さは低くても、ひっくり返る姿勢が悪かったら、大けがにつながります。

雨樋等を壊してしまうリスク

次に、それではと、外部を眺めると、そこには屋根。
はしごをかけて屋根に上がるのですが、ここも要注意。
屋根の先端には、たいてい「雨とい」というものが取り付いているので、そのままハシゴをかけたら不安定なんです。
我々専門家は、雨といを傷めずに、かつ、ハシゴをきちんと固定できる方法を知っているので大丈夫なんですが、それを知らずにハシゴをかけて、うまく固定できずに倒れてしまったり、雨といを壊してしまったりという例があります
ハシゴが倒れてしまったら、大変なことになりますし、屋根に上がっているときにはしごが倒れたら、降りることができなくなります。

足を滑らせたり瓦を割ってしまったりするリスク

また、うまくハシゴを固定して、屋根に上がったとしても、屋根にはいくらかの傾斜(屋根勾配)がついていて、傾斜によっては足元が滑り、大変危険な状態になります。
屋根材によっては、歩くべき場所が決まっていますので、それ以外の場所を踏むと、かえって屋根を壊してしまうことになります。
修理するつもりが、かえって屋根を壊してしまうなんて、悲しいですよね。

原因を特定できずに無駄に終わってしまうリスク

さて、屋根にうまく上がることができた、または、屋根に上がることは慣れているとしても、まだまだ自分での修理にはハードルが高いのです。
なにしろ、雨漏りしている原因、雨の侵入場所を特定しなければなりません。
たぶんこの辺だろうとか、こんな感じでいいんじゃないかと思って修理しても、雨漏りは止まりません。
偶然に原因場所に付きあたったら雨漏りが止まるかもしれませんが、それは宝くじを当てるよりも難しいのです。
あてずっぽうで修理をしても直らなければ、それは修理ではありません。

専門家でないと雨漏りが修理できない理由

原因場所は室内で発見した場所と違う場合が多い

われわれ屋根雨漏りのお医者さんは、豊富な経験と実績で、雨漏りの原因を突き止めることができます。
雨が屋根に降ってからどういう風に流れていくか、どこに急所があるか、どんな場所を見ればいいか、それを知っています。
水は高いところから低いところへ流れていきます。
ですので、雨漏りの原因場所は、室内で発見した場所よりも、違うところになることが多いのです。
そして、建物の構造によって、どの方向へ伝わってきたのか、それがわからないと場所の特定にはつながりません。

修理に伺うとよく「この辺だと思ってやってみたけど直らないんだよ」といわれることが多いのですが、それは、見込み違いの修理の結果なのです。
雨の通る道筋(水みちともいう)を考えて、建物を見る、調べるということができなければ、本当の意味の修理にはならないのです。

間違った修理をしてしまった場合の雨漏りの悪化する危険がある

それとよくありがちなのが、「隙間があったのでふさいでみた」という事例です。
屋根の上に上がり少し眺めてみたら、隙間があるのを見つけ、これをふさげば大丈夫だろうと、コーキング材を詰めておいた、しかし、雨漏りが止まらないし余計にひどくなった。
これは、本来、コーキングを詰めてふさいではいけない所をふさいでしまったために、排出されるべき雨水が出てこなくなり、余計に雨漏りがひどくなったのです。
瓦屋根の重ね目の隙間をコーキングで埋めてしまうのが、このケースです。

すべての雨水が一方向にだけ流れるのではなく、タテや横方向、あるいは毛細管現象といって吸い上げるような伝わり方をすることもあります。
そのとき、ほんの少しよそへ回り込んだ雨水が出てくる場所が、たとえば瓦の隙間なのです。
それをふさいでしまったために、余計に雨漏りしてしまう、雨の通る道筋がわかっていないためにやってしまうことなのです。
隙間があると自然とふさいでみたくなるものなのですが、雨漏り修理に関して言えば、それはわからないのに意味もなくやってはダメということになります。
そのために、本当の修理をする際に、その作業が無駄になるばかりでなく、余分な作業が増えてしまい、結果として費用が余計にかかってしまうこともあるのです。
まして、本当の雨漏りの原因ではないところだったとしたら、直るどころか、ますますひどくなってしまいます。

また、屋根に穴でも開いているのなら、それをふさげばいいかもしれませんが、雨漏りの原因がそんなに都合よく遭遇するものではないですし、そんなにわかりやすいものならとっくの昔に直してしまっているでしょう。そうではないからこそ、あなたの家の雨漏りが起きてしまっているのです。
それを見つけることができるのは、われわれ専門家、屋根雨漏りのお医者さん®なのです。

外壁からの雨漏りの原因特定は家の構造が分からないと難しい

それでは、外壁からの雨漏りだったらどうでしょうか。屋根よりは雨漏りの原因を発見しやすいと思い、自分でやってみることがあるかもしれません。屋根の上みたいに、高い危ないところへ行かなくても済みそうですしね。でも、これにも、一段も二段もノウハウがあるのです。
仮に、1階の部屋に雨漏りが起こったとして、みなさんは外壁のどこを見るでしょうか。雨漏りしている部分を、そのまま外の位置を見ても、たぶん、原因の場所ではありません。
先に書いたように、水は高いところから引くいほうへ流れていくのですから、雨漏りしている場所よりも高いところを探さなければなりません。
でも、やみくもに高いところを目指してもダメなんです。建物の構造や仕組みを理解して、目に見えない壁の内部を想像して、水の伝わるルートを考える必要があるのです。
しかも、必ず外壁が原因とは限らず、探ってみたら屋根が原因だったということはよくあることなのです。
外壁だったら自分でも簡単に原因がわかるかもと思っても、実は、屋根以上に複雑な雨漏りのルートを考えなければいけないのです。つまり、自分だけで原因を突き止めることは、相当ハードルが高いわけですね。

しかも、修理する方法は、外壁の材料によって、ここに書ききれないくらいさまざまな方法があります。われわれ専門家は、そんな様々な素材に対応できるように、いつも準備がしてありますが、素人では難しいですよね。素材の組み合わせによっては、修理できたように見えても、結局、雨漏りが止まらないなんてこともよくありますから、知識と経験で得たノウハウがなければ、雨漏り修理は難しいのです。

結論として、ご自身で雨漏りを直すことはお勧めできないのです

こうしてみてくると、雨漏りを自分で直すということが、かなり難しいことであるとわかっていただけたと思います。そもそも自分でちゃんと直せるような雨漏りなら、もっと早くに直せていたでしょうし、ひどくなっていなかったでしょう。
では、そんな雨漏り修理をだれに頼むか、それが一番のキーポイントになるはずです。今までにお話してきたいろんな条件をクリアできて、確実な修理ができる業者を選ぶ必要があるわけです。
すると、雨漏り修理の専門家ではない、地元の大工さんや工務店さんではこれは難しいということはお分かりいただけると思います。
素人よりはマシかもしれませんが、専門家という意味では違うのです。

そこで、やはり雨漏り修理をする際には、その道の専門家を選ぶことをお勧めいたします。

 

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亀岡亮介

亀岡亮介

屋根雨漏りのお医者さんグループ本部代表。
2010年に屋根雨漏りのお医者さんグループを立ち上げる。2017年現在、80数社の技術力を誇るメンバーを擁し、メンバーとともに、日々、雨漏り修理の問い合わせに対応している。

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