水溜りができるほどの雨漏りが発生した際、業者を呼ぶまでに自分で簡単な応急処置は済ませておきたいものです。
雨漏りによって漏れた箇所を雑巾で拭きとろうとしてもなかなか吸い取れずに何度も拭いてはバケツに絞ってを繰り返しキリがない思いをするケースがよくあると思いますし、雨水を拭き取るまでに、時間がかかりすぎてしまう事で雨漏りによる被害が拡大してしまうなんてことは避けたいですよね。
雨漏りという問題は、住宅にとって深刻な損害をもたらす可能性があるため、すぐに対処する必要があります。そのために、便利な吸水スポンジ(シート)というアイテムが注目されています。
今回は、そんな雨漏りの応急処置に使える雨漏りスポンジ(シート)について紹介していきます。
雨漏り吸水スポンジとは?
雨漏り吸水スポンジ(シート)というのは、雨漏りした際の雨水を吸収してくれるスポンジ(シート)の事です。
吸水スポンジは、水分を瞬時に吸収し、適切な処理を施すことで再利用することができます。そのため、雨漏りの対処においては、損害を最小限に抑えるために非常に有用なアイテムです。
見た目は普通のスポンジ(シート)のように見えますが、かなりの量の水を吸収してくれて、雨漏り以外にも色々な場面でも使用できるため一枚持っておくととても便利です。
雨漏りが発生し、漏れてきた雨水の処理が遅れてしまうと、床などの建物に悪影響が及ぶ場合がります。
雑巾やタオルで拭き取るのも良いですが、雨漏りの被害が大きいと何度もタオルを絞って拭いてを繰り返す時間がかかってしまいますし、体力的にも疲れてしまいます。
そこで吸水シートを使うことで素早く処理することができ建物への大マージも最小限に抑えることができるのです。
雨漏りにも使える吸収スポンジは、ホームセンターでも最近では売られるようになってきているので、もしかしたら見た事がある方もいると思います。
値段もそんなに高くなく1枚が1000円~2000円くらいの値段が一般です。
雨漏りの対策には吸水シートがおすすめ
雨漏りに対する応急処置として、吸水シートが使われることがあります。商品としては、アカギの吸水シートや芦森工業の吸水シートなどが調査され、関連するレビューも多く見受けられます。
このような吸水シートは、天井や壁などから入った水を吸収することで漏水を防止する効果があります。また、雨水や水害、浸水などの被害を受けたときにも使用することができます。
一般的には10枚から50枚程度入った防災用品として、ゲリラ豪雨や災害、台風などに備えて準備することがおすすめされています。サイズについては、大雨などに備える場合は大きめのものを用意することが重要です。
吸水シートの特徴としては、高吸水性ポリマーを使用しており、水を素早く吸収し、水たまりの発生を防ぐことができます。また、防災グッズとしての使用にも向いており、入れ物や袋などに入れて保管することができます。
使用方法については、袋から取り出して水たまりの上に置くだけで、水を吸収することができます。多目的に使用することもでき、水漏れや浸水の処理にも使えます。
吸水シートは、業務用のものや屋根や板金の整備に使われるもの、売り場の水抜きなどにも使われるものがあります。また、土のうや砂袋と比べて重さが軽く、水を吸収することができるため、高い耐久性があることが特徴です。
吸水シートの価格については、1枚あたり数百円から数千円程度で、数量によっては送料無料やあす楽対応も行っているショップもあります。また、特定のブランドや型式によっては高価なものもありますが、安いものでも効果的な対策ができるため、購入する際には自分の用途に合ったものを選ぶことが重要です。
雨漏り吸水スポンジはどのくらい効果があるの?
雨漏りに使える吸収スポンジがどのくらい効果があるかについて紹介します。
使用する吸水スポンジによっても吸収量は異なりますが、大体400gのスポンジだと、500mlのペットボトル20本分を5~10分で吸収してくれほどの効果があります。
スポンジ自体も軽いため、雨漏りしている屋根裏などに置いておくこともできますし、急な水漏れや災害時など、様々な場面で使用することができる便利アイテムとして現在、注目されています。
ニトリの「超吸水スポンジ」が凄い!
ニトリでも吸収スポンジが飯場されており、SNSでもワイ代になっています。
値段も407円(税込)とかなり安く購入することができます。
ニトリの「超吸水スポンジ」は、とにかく水分をグングン吸い取るスポンジで、60ミクロンの微細な立体構造が特徴の、PVAスポンジ素材で作られており、ゴムのような感触で好みの大きさにカットする事もできます。
2種類のサイズで販売されており、小さい方だと(幅6.5×奥行3.5×高さ11cm)で、ワイドサイズになると(幅18×奥行13×高さ2cm)になります。
吸収力は、小さい方であれば200mlの水が数秒で吸収されていきます。
ワイドサイズであれば、350mlも一度に吸い取るようです。
また、絞れば吸収力は復活するので何回でも使えそうです!
雨漏りに使える吸水シート安い物との違い
雨漏りの対策として使われる吸水シートは、素材、吸水能力、耐久性などによって様々な種類があります。
市場には高価なものから安価なものまで広範囲にわたりますが、それぞれの違いを理解することは、適切な商品選びに役立ちます。以下は、安い吸水シートと高価な吸水シートの主な違いについての解説です。
1. 素材の質
- 高価な吸水シート: 高品質のポリマーまたは高吸水性樹脂を使用しており、大量の水を素早く吸収し、長時間保持する能力があります。また、耐久性に優れており、繰り返し使用することが可能な製品もあります。
- 安価な吸水シート: 一般的に低コストの材料を使用し、吸水能力は限定的で、使い捨てが前提のものが多いです。耐久性が低く、短期間で交換が必要になることがあります。
2. 吸水能力
- 高価な吸水シート: 吸水速度が速く、多量の水を瞬時に吸収することができます。また、吸収した水を中で閉じ込め、漏れにくい構造になっています。
- 安価な吸水シート: 吸水速度や容量が低いため、頻繁に交換する必要がある場合が多く、漏水が多い状況では対応が困難になることがあります。
3. 使用寿命と耐久性
- 高価な吸水シート: 高い耐久性を持ち、何度も使用できる製品があります。また、UV耐性やカビ耐性を備えているため、屋外での使用にも適しています。
- 安価な吸水シート: 主に使い捨てを想定しており、長期間の使用には向きません。素材が劣化しやすく、外部環境によってはすぐに機能が低下することがあります。
4. デザインと機能性
- 高価な吸水シート: 機能性だけでなく、見た目にも配慮されたデザインが多く、目立たない色や形状で提供されることがあります。
- 安価な吸水シート: 効果的な吸水を主目的とし、デザインや追加の機能にはあまり投資されていないため、シンプルな造りが一般的です。
選択する吸水シートは使用状況や予算に応じて異なります。
例えば、一時的な対策や小規模な漏水であれば、安価な吸水シートでも十分な場合があります。
しかし、重要な施設や長期間にわたる対策が必要な場合は、高価で耐久性のあるシートがより適切です。
吸水シートの選定に際しては、その性能、耐久性、およびコストを総合的に考慮することが重要です。
雨漏り対策に使える吸水シート
こちらはスポンジではなく、吸収シートになります。
見た目は普通の布だけれども、びっくりするほど大量の水を吸水してくれるます。雨漏りでビショビショになっている場所を、雑巾やタオルを使うよりも効率よく拭き取ることができます。
吸水能力は、吸水シート1枚(約400g)で約10リットルの水を5~10分で吸水可能となっていいるものが多く、吸水ポリマーの種類によっては、天日干しを行い続ければ3週間で再利用可能なタイプもあります。
価格も安く1,000~2,000円程度でホームセンターなどで購入できます。
雨漏り吸水スポンジやシートを使うのに適している場所
雨漏り吸水スポンジ(シート)は、雨漏り以外にも使用することができます。
色んな場面・箇所での雨漏りはもちろん、トイレなどの水漏れや、水槽が漏れてきたり、台風の際の隙間から侵入してくる雨風など至る所で使用することができます。
雨漏り吸水スポンジやシートの正しい使い方
雨漏り吸水スポンジ(シート)の使い方は、溜まっている水溜りにスポンジ(シート)を浸すだけです。
すぐにスポンジが吸水し、想像以上の量の水を吸い取ってくれます。
雨漏りの応急処置以外でも、水漏れや、バケツをひっくり返したなどのトラブルにも使用する事ができます。
水のトラブルがあった時に水を吸い取る時に浸すだけで使用できる優れものです。
また吸水シートは使用しても再利用することが出来ます。おおよそ3週間ほど天日で自然乾燥させることで元のシート状に戻り再利用する事が出来る様になります。
材質が劣化しない限りは何度も繰り返しで使うことが出来るので、1枚持っておくと色々な場面で使うことが出来て重宝します。
ただし、この吸水シートも効果は凄まじいですがあくまで応急処置として使えるものです。雨漏りが発生した時にはその原因箇所を修理しなければならないので、吸水シートを過信しすぎないように気を付けましょう。
その他、応急処置についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
吸水シートや吸収スポンジを使う時の注意点
吸水シートや吸収スポンジは5L~20Lタイプのものがあり、10Lや20Lの水を吸水するとなるとかなりの重さになります。
強度がないような屋根裏で重くなったスポンジやシートを使用すると天井が抜けてしまう可能性や、天井や壁などに貼り付けて使用していた場合には、天井材やクロスが剥がれ吸水シートが落下する可能性が高いため、貼り付けての使用や、重さに耐えられないような場所での使用はやめておきましょう。
雨漏りに使える吸収スポンジのおすすめ紹介
雨漏りした際にオススメの吸収スポンジについて紹介します。
リンクから購入ページへ飛ぶこともできますのでぜひ参考にしてみてください。
①第一衛材 水たまり吸水シート 7L×5枚
こちらのアイテムは、大雨やトイレの水漏れなど急な水漏れ対策に備えることのできる吸水シートで、災害時など生活防災用途としてご利用頂けるものとなっています。
②アイオン 超吸水スポンジ ロングタイプ ブルー
こちらのアイテムは、吸水性がも抜群で、用途に合わせてカットもできるアイテムです。
キッチン、食器、バスルーム、水槽、窓の結露などのふき取りや、カーペットにこぼしてしまった飲み物の吸い取りも可能になっています。
繰り返し使える吸収スポンジについて
中には繰り返し使用できる吸収シートがあります。
吸水シートの繰り返し使用は、経済的・環境的なメリットが大きい一方で、維持や管理には注意が必要です。その使用方法とメリット・デメリットについて解説します。
メリット:
- 経済性: 長期的に購入コストの削減。
- 環境配慮: ゴミとしての環境負荷低減。
- 利便性: 必要な時にすぐ使用可能。
- 多用途: 異なる場所や用途での再利用が可能。
デメリット:
- 吸水力の変動: 使用回数による吸水力の低下。
- 手間: 洗浄や乾燥などのメンテナンスが必要。
- 保管の注意: 乾燥不足はカビや臭いの原因となる。
- 耐久性: 繰り返しの使用での劣化や損傷のリスク。
雨漏りに使える吸収スポンジのまとめ
吸水スポンジは、水分を瞬時に吸収し、適切な処理を施すことで再利用することができます。そのため、雨漏りの対処においては、損害を最小限に抑えるために非常に有用なアイテムです。
雨漏りの対処法として、まずはじめに行うべきことは、雨漏りの応急処置です。
雨漏り箇所を吸水スポンジでしっかりと拭き取ります。ここで、吸水スポンジの選び方が重要になります。吸水力の高いスポンジを選ぶことで、効率的に水分を取り除くことができます。
その後、雨漏りの原因を特定します。
原因がわからない場合は、専門家に相談することをおすすめします。
こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。