【2021年版】コロニアル屋根のメリットや費用、耐用年数を解説

知識・ノウハウ

コロニアル屋根とは??
屋根の費用や耐用年数はどのくらいなの??

屋根材を選ぶ際などで、よく耳にする「コロニアル屋根」一体どんな屋根なのでしょうか?また、コロニアル屋根のメリット・デメリット、費用はどのくらいなのでしょうか?
この記事を読むことでコロニアル屋根のメリットデメリット・特徴などを知る事が出来ます。お家の屋根をコロニアル屋根に変更したい方や検討中の方、現在の家の屋根がコロニアル屋根の方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

この記事の目次

1.コロニアル屋根とは

コロニアル屋根

コロニアル屋根とは、ケイミュー株式会社が販売しているスレート材の商品名です。コロニアル屋根には複数の名称があり「スレート屋根」「カラーベスト」なんて呼び方もされていますが、全て同じ屋根材だと思ってもらって構いません。

コロニアル屋根材は、他の屋根材に比べ安価で、カラーバリエーションが豊富な事から、現在日本で普及率が非常に高い屋根材となっています。
また、屋根材がとても軽く耐震性もあることから、人気の屋根材となっています。

2.コロニアル屋根のメリット・デメリット

他の屋根材でもメリット・デメリットが存在するように、コロニアル屋根でもメリット・デメリットは存在します。現在、新築物件でのコロニアル屋根の採用率は、去年の調査結果で30%を超えています。それほどコロニアル屋根の普及率はすごく、今人気のある屋根材ですが、コロニアル屋根の特徴を知らずに採用している方が多くいます。

採用してから数年経ち、メンテナンスのタイミングが分からず雨漏りなどのトラブルが生じる前に、コロニアル屋根のメリット・デメリットを通じて屋根の特徴・メンテナンスのタイミングを知りましょう。
次の章では、コロニアル屋根について詳しく解説していきます。

コロニアル屋根のメリット

綺麗な屋根

コロニアル屋根のメリットは主に3つあります。

1.「価格の安さ」
2.「高い耐震性」
3.「デザインが豊富」

コロニアル屋根は他の代表的な屋根材と比べても価格が安く、瓦屋根と比較しても料金は半額程で済むこともあります。定期的なメンテナンスを行っていれば20年~30年程度の耐用年数の為、コスパの良い屋根材と言えるでしょう。

また、カラーバリエーションが豊富で外壁の色やデザインに合わせて屋根の色を選びやすく、和風洋風問わずオシャレな屋根にすることが出来ます。

更に最後に強調したいのが、耐震性です。コロニアル屋根は軽く薄い材質で作られている為、屋根が家全体にかける重量が少なく、地震時の揺れを軽減する上に家が倒壊する可能性も大幅に減少させます。

日本は地震が多い国です。地震による被害の前例が増えた事もあり家を作る時に「耐震性」を気にする人はかなり多くなったのではないしょうか?耐震性が低い家に住みたくない人が増えた事もコロニアル屋根の普及率が上昇した大きな理由と言えるでしょう。

コロニアル屋根のデメリット

耐震性

良いこと尽くしに見えるコロニアル屋根ですが、勿論デメリットもあります。
コロニアル屋根のデメリットは主に3つあります。

1.「屋根の耐久性が低い」
2.「劣化しやすい」
3.「定期的なメンテナンスが必須」

コロニアル屋根は、薄く軽い為、耐震性に優れているのとは裏腹に耐久性が低いです。
人が乗るだけで割れてしまう程で、衝撃等を受けると割れてしまい雨漏りに繋がったり、屋根全体の劣化がしやすいです。
劣化しやすい為に定期的なメンテナンスも必要になってきます。何もせず放置していると屋根が色褪せたり苔や藻、カビが発生し家の印象が悪くなるだけでは無く・耐久性・耐水性を保つ為に塗布されている塗料も剥がれ屋根は、どんどん劣化していきます。

コロニアル屋根は、メンテナンス無しでは実際の耐用年数よりも、かなり早く寿命を迎えることになります。劣化した状態で放置しておくと、仮に雨漏り等が発生した場合の修理費用は何倍にも跳ね上がってしまいます。

屋根の寿命を最大限伸ばしつつ無駄な費用をかけない為にも、10年に一度の目安に定期的にメンテナンスを心がけ屋根の寿命を最大限伸ばしましょう。

3.コロニアル屋根材の費用相場

屋根材の費用相場は、担当する業者や住んでいる地域など、さまざまな条件によっても値段が変わることがあります。

コロニアル屋根と他の屋根材との価格を表にして、比較してみましたので参考にしてみてください。

屋根材価格㎡
コロニアル屋根4500~7000円
瓦屋根6000~15000円
金属屋根7000~13000円

4.コロニアル屋根の耐用年数

使用する屋根材によって、屋根の劣化するスピードや寿命は変わってきます。また、同じ屋根材でも海の近くに住んでいる・頻繁に台風がきやすいなど、住んでいる地域によっても屋根の保ち方は異なります。
各屋根材の耐用年数を下の表にまとめてみましたのでご参考にしてみてください。

屋根材耐用年数メンテナンス目安
コロニアル屋根20~30年10年毎
瓦屋根50~100年20~30年毎
金属屋根25~35年15~25年

他の代表的な屋根材と耐用年数、メンテナンスの目安を比較してみました。

コロニアル屋根は、メンテナンス回数は若干増えるものの、高額なガルバリウム鋼板(金属屋根)と比較しても耐用年数は長めです。価格が安いのに対して耐用年数が長いため、屋根の劣化にさえ気を使っていればコストパフォーマンスに優れた屋根材と言えるでしょう。

スレート屋根(コロニアル屋根)の「屋根材」の耐久年数は、種類によって異なりますが多くが25年から30年と言われています、が定期的にメンテナンスを行っていないと耐用年数よりも早く屋根はダメになってしまいます。

防水シートの耐用年数

屋根材の耐久年数も重要ですが、次に重要なのが「防水シート」の耐久年数です。
実はスレート屋根や瓦屋根といった屋根材は、ある程度雨水の侵入を防いでいるものの、すべてをシャットアウトしている訳では無く、 新築の状態でも、風雨が強ければ屋根材の下に雨水は侵入しています。

建物内への雨水の侵入を防いでくれているのは、屋根材ではなく「防水シート」という水を通さないシートです。アスファルトルーフィングやルーフィングと呼ばれることもあります。

これらの防水シートの耐久年数は実は長くても20年。短いものだと13年で寿命を迎えます。
つまり、いくらスレート屋根のメンテナンスをして寿命を延ばしても、先に防水シートの寿命が来てしまうため、「見た目はキレイなのに雨漏りしている」という状態になりかねません。

「スレート屋根は10年~15年を目安に点検を受けること」が必要です。
屋根修理業者に実際に屋根材と屋根材の下の防水シートを点検してもらい、劣化の度合いを確認してもらいましょう。

5.コロニアル屋根の種類

コロニアル屋根の中にも種類があり、それぞれ特徴や性質が異なります。
代表的な3つのコロニアルの種類を簡単に解説いたします。

コロニアルクアッド

最も多く使用されている一般的なコロニアル屋根材です。
他の二つに比べ料金が最も安く特殊な素材により経年劣化による屋根の変色を抑制します。
カラーバリエーションも豊富で14色あり、和風から洋風まで外観に合わせやすいシンプルでかっこいい色合いが特徴的な屋根材です。

コロニアルグラッサ

コロニアルグラッサ

コロニアルクアッドに比べグレードが高い屋根材です。木目調が特徴的な屋根材で、屋根の大敵紫外線に強い素材で作られています。色褪せや経年劣化しにくい素材の為、長期間美しい外観を維持する事が期待できます。屋根の色を部分的に変更したりすることも可能で、とてもオシャレな外観にすることが出来るでしょう!筆者はコロニアルグラッサに一目惚れしました。

コロニアル遮熱グラッサ

コロニアル遮熱グラッサ

コロニアル遮熱グラッサは紫外線に強い上に、赤外線を反射する特殊な素材で作られた屋根材です。太陽光を反射し温度上昇を抑制する作りになっているため、夏も涼しく快適な暮らしが期待出来ます。
住まいの省エネ化にも貢献できる為、他の金属屋根に比べ、年間のクーラーでかかる電気代も大幅に軽減出来ます。

6.コロニアル屋根のメンテナンス・施工の方法

基本的に全ての屋根はメンテナンスが必要となっています。そのメンテナンスをする時期を早く迎えるのか、遅く迎えるか、あとは施工にかかる費用の違いだけなのです。ノーメンテナンス屋根と言われている耐用年数が最も長い瓦屋根も、実際にはメンテナンスが必要と言われています。
ここではコロニアル屋根での一般的なメンテナンス方法を3つ紹介していきます。

コロニアル屋根の塗装

コロニアル屋根は、屋根材自体には防水効果がなく、防水塗料を塗って防水効果をもたらしています。その防水塗料が経年劣化によって剥がれると、コロニアル材自体が雨水を吸収してしまい、それが急速に乾くことを何度も繰り返すうちに屋根材が反ってしまったり、ひび割れや破損につながって雨漏りしてしまいます。そこで再塗装のメンテナンスを行ってあげることで、コロニアル屋根の寿命を長持ちさせることができるのです。

再塗装を行う目安の状態としては以下の2つです。
・屋根が色あせている
・苔やカビが生えてきた

あまりにも屋根の状態がひどくなると、塗装でのメンテナンスができなくなり、カバー工法など屋根を葺き替えるしかなくなってしまうので、早めの塗装メンテナンスを心がけましょう。

コロニアル屋根は10年に一度メンテナンスが必要と言われていますが、実際には、もっと早く劣化してしまうので7年くらい経ったら一度見てもらうのがいいでしょう。一回の塗装でかかる平均的な相場は25万~40万円程となっています。

塗装の手順として、まず既存の屋根に付着してる、塗料・汚れ・苔などを高圧洗浄で洗い流します。棟板金は、サンドペーパーなどを使い丁寧にサビなどの汚れを落としていきます。
屋根がしっかりと乾いたあと、下塗り・中塗り・上塗りと塗装を行っていき終了です。

塗料を塗る際の注意点として、縁切りというものがあります。縁切りとは、塗料で塞がってしまった隙間をカッターナイフなどで切る作業のことです。縁切りを行わないと雨水が逆流してしまい、雨漏りするリスクが格段に上がりますので、縁切りまたはタスペーサーというものを挿入するのか業者に確認しましょう。

コロニアル屋根の葺き替え

葺き替え事例

葺き替えとは、分かりやすく説明すると元々ついている屋根を一度撤去し新しい屋根材を取り付ける工事方法です。
屋根材の劣化状況が酷い時や腐食し部分修理では直らない時に使う施工方法です。葺き替えは、屋根そのものを新しい物に変更するので高額な費用がかかります。選んだ屋根材により金額は上下しますが、一般的な住宅で100万~200万円程のイメージです。屋根の劣化状況が酷い時は葺き替えする事が多いです。

コロニアル屋根のカバー工法

葺き替え工事と似ているカバー工法ですが、葺き替えとは違い既存の屋根の上に新しい屋根材を重ね葺きする工事方法です。
カバー工法は、既存の屋根材を撤去しないため、処分にかかる費用がかからないというメリットもあります、また施工にかかる工期も短く抑えることができます。
しかし一度カバー工法を使って工事をすると、二度目のカバー工法は出来ないため注意が必要です。ですので、施工をお願いする際の業者選びは慎重に行いましょう。

平均的な修理費用は普通の戸建てで80万~150万円程です。

カバー工法での施工の動画

築20年のお宅で、スレート屋根からガルバリウム鋼板の屋根にカバー工法を使用して施工した際の動画です。

※画像クリックで動画視聴できます。

コロニアル屋根での施工費用の比較

施工内容によっても、金額費用はかなり変わってきます。もちろん同じ施工内容でも、屋根の大きさ・屋根の種類・使う材料・住んでいる地域などでも価格が変わる要因になります。今回紹介している価格費用は、大まかな目安ですので参考程度にお考えください。

施工方法屋根の劣化状況施工費用相場
塗装塗装の劣化25~40万円
葺き替え屋根材の重度の劣化100~200万円
カバー工法屋根材の軽度の劣化80~150万円

7.屋根修理業者の選び方

屋根の業者を選ぶ際は、しっかりとした実績・資格を持つ業者に依頼することをオススメいたします。未熟な技術者が施工してしまうと施工不良のリスクが上がり、雨漏りの原因につながってしまいます。雨漏りした際は、原因を特定することが一番大事ですので、しっかり調査してから細く見積書を作ってくれる業者を選びましょう。価格の安さだけで見てしまうと雨漏りの再発するリスクが上がるのでオススメしません。屋根雨漏りのお医者さんでは、在籍する80%以上の方が一級建築板金技能士を保有しており、中には国宝の大浦天主堂を施工した、現代の名工と呼ばれる方も在籍しております。その他にも、全国の有名な商業施設・学校・神社等を数多く施工してきました。是非一度、どんな些細なお悩み事でも無料ですのでお気軽にご相談ください。ご相談はこちらから

8.まとめ

コロニアル屋根は耐震性に優れ、価格も安いことから人気なのも納得がいく屋根です。その分、耐久力が低いデメリットもあるので、自分の生活に合う屋根選びを行いましょう。

コロニアル屋根を採用する場合は定期的なメンテナンスを心がけていれば問題なく良い屋根と言えるでしょう。メンテナンス時の業者選びも大事で、業者によって価格も屋根の質も全く違ってくるため、しっかりとした信頼できる業者にお願いすることをオススメいたします。ろくに調査もせずに高額な見積もりを持ってくる悪徳な業者には、くれぐれも気をつけましょう。

※日本全国対応・お見積もりOK

雨漏り修理専門家

大塚万聡(おおつか)

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