家の中で天井や壁などカビが発生していたら雨漏りかもしれません。
雨漏りを放置しているとカビが繁殖するだけでなく漏電などの大きな危険性もあります。
雨漏りの原因の多くは経年劣化によるものですが、台風などの自然災害や施工不良といった人為的ミスによって起こるケースもあります。
家の中に発生するカビの原因やカビがもたらす弊害を知ることで、家に発生するカビを防ぐとともに家の中に発生するカビを対処・除去して大切なお住まいを快適に保ちましょう。
カビが発生している場所に長く住み続けるのは人体にも悪影響をもたらすため早急の対処が必要です。
今回はその原因と対処方法について解説します。
雨漏りによるカビは湿度で発生する
雨漏りを放置することで様々な被害が発生します。
雨漏りの二次被害の一つにカビの発生があります。
雨漏りによって雨水が溜まった箇所は常に湿った状態になり、湿度が高くなるためカビが発生しやすい環境になります。
放置してしまうと被害は拡大し、健康面においても被害が出てしまうことがありますので注意が必要です。
雨漏りによって雨水がたまった場所は常に湿った状態とななるため、カビが発生してしまい、その影響によって室内にまでカビが現れるようになります。
雨漏りした場所や雨水が貯まった場所は、雨が止んでも湿った状態であるため、カビが発生しやすい場所となります。 また、雨漏りをしている場所は、室内表面が乾いていても、天井裏や壁内は湿っています。 雨が止んだから、少量の雨だったからと安心しているとカビが発生してしまうでしょう。
わずかな雨漏りでもカビは発生します
適度な水分と湿度、栄養が揃えばカビは発生します。
それは少しの雨漏りでも関係なく発生するのです。
カビは、以下の4つの条件が揃うと発生しやすくなります。
・酸素
・栄養(植物や動物などの有機物)
・温度 20℃~30℃
・湿度 80%
屋根裏や物置、押入れなど、普段目につかない場所は特に注意する必要があります。
屋根からの雨漏りについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
雨漏りによるカビの発生原因と場所
雨漏りの影響でカビが発生しやすい箇所について解説します。
雨漏りによってカビが発生しやすい箇所は以下の場所です。
・天井
・壁紙
・床
・窓周り
天井からのカビは二階の天井であれば屋根が原因である場合が高いです。また、天井よりも高い位置にベランダや外壁がある場合にはそれらが原因になっている場合もあります。
壁紙のカビについては、雨漏り以外にも室内の湿度が原因で発生する場合もあるため、雨漏りとの見分け方について注意が必要です。
床も同様に室内の湿度によって敷いてある絨毯の裏や水まわりがある下の床など原因が雨漏り以外にある場合もあるため注意が必要です。
窓周りは結露などが原因でもカビが生えたりします。雨漏りの場合にはつなぎ目にヒビが入っていたり、穴が開いていて起こっている場合があります。
床からのカビの発生
床に発生しているカビには、いくつか原因が考えられます。
・じゅうたんや布団と床の間に湿度がこもっている
・外壁や排水口が破損して起こる雨漏り
・サッシの取り付け不良や、壁との接続部分のコーキングの劣化による雨漏り
この中で雨漏りが原因の場合は、壁の内部や建物の木材にまで、すでに雨漏りの被害が出ている可能性が高いので早めの修理が必要です。
天井裏の雨漏りが原因でカビが発生している場合
天井から雨漏りしている場合やシミの発生、クロスの剥がれなどがある場合には、屋根裏で被害が起きていることが多いです。
クロスを張り替えて新しくするよりも、まずは屋根裏の雨漏りをしっかりと直してもらいましょう。
また、冬時期など暖房をつけるシーズンになると結露が発生します。
あまりにも結露が酷いとカビが発生することもありますので、雨漏りと間違うことも多々あります。
いずれにせよ一度調査してもらうのがオススメです。
業者の中には無料で調査。見積もりも行ってくれる会社がありますので、そちらを利用するのが良いでしょう。
屋根裏からの雨漏りについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
天井裏の結露で起こるカビの発生
結露と聞くと窓ガラスに水滴がつくことを想像する方も多いでしょうが、ガラスに水滴が付着するということは実は壁や天井裏も同じ症状が出ているということです。
天井裏で起こる「結露」によって、天井にあるグラスウールなどの断熱材が劣化し防湿層が無い場合、そこに水分を吸収しまうことでもカビは発生します。
また、梅雨時期など湿気が多いときにも同じような症状が起こることでカビが発生します。
結露での雨漏りについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
壁紙クロスにカビが生えた原因
壁紙にカビが発生した場合の原因は、大きく2つあります。
・室内の湿度でカビが発生した
・外壁や屋根のなどで起きた雨漏りが原因でカビが生えた
室内の湿度でカビが発発生している場合には、風通しをよくし湿度に気をつけましょう。また、雨漏りが原因の場合は、まずは雨漏りを直すところを優先に行いましょう。
窓まわりの壁紙や床にカビが発生している場合には、窓と壁の隙間からの雨漏りか、結露によって発生している可能性があります。
一時的にサッシの隙間から雨水が入り込むならば、雑巾で拭き取ったり乾かしたり、結露であれば適度に換気をし室内との温暖差に気を使いましょう。
床からカビが発生している場合には、いくつか原因が考えられます。
・絨毯や布団など床の上に敷いてあり湿度がこもっている
・外壁やサッシ周り
雨漏りが原因であれば早めの修理が必要です。
カビの除去と防止対策
カビの除去は専門的な知識を必要とします。まず、カビの種類を特定し、それに応じた適切な除去方法を選択します。除去作業では、専用のカビ除去剤を使ってカビをきれいにします。作業中は保護マスクや手袋などを使用して、自身の健康を守ることが重要です。
カビの除去後は再発防止策が必要です。湿度管理はカビの再発を防ぐための基本的な手段です。適切な換気や空調の使用、除湿器の利用などにより、室内の湿度を適正に保つことが大切です。また、特に問題がある場所には抗菌・抗カビコーティングを施すことで、カビの発生を抑制することが可能です。
自宅での対策が難しい場合や、既に大きな被害が出ている場合は、プロの業者に依頼することを考えるべきです。業者は適切な診断と専門的な除去方法、そして効果的な防止策を提供します。これにより、カビによる健康被害を防ぎ、快適な生活環境を維持することができます。
漂白剤を使用したカビの対処方法
壁や天井に現れたカビは、放っておくとカビの増加を招きます。
室内のカビ臭さやアレルギーなど健康被害につながることもあるので、カビを見つけたら早めに自分でできる対処をしておきましょう。
カビが発生しているのが壁紙なら、水で薄めた漂白剤で拭き取る方法がおすすめです。
漂白剤は、白い壁や天井には使えますが、色や柄のある部分には使えません。事前に目立たない場所でチェックしてから使用してください。
【用意するもの】
・ハイター
・水
・スプレーボトル
【やり方】
- 漂白剤の原液を100倍に薄めた希釈液を作りスプレー容器に入れる
- 希釈液で濡らしたキッチンペーパーをカビに貼り付けて、10分ほど置く
- カビ取り後は、壁紙に漂白剤を残さないように、水をかたく絞った雑巾で拭いておく
漂白剤が使用できない場所にはエタノールがオススメ
塗装した木材など漂白剤が使えない部分のカビにはエタノールを使用しましょう。
【用意するもの】
・消毒用のエタノール
・雑巾
・必要であればスプレーボトル
【やり方】
- エタノールを雑巾等に含ませて、カビを拭き取る
- 拭き取っても落ちない部分には、エタノールを含ませたティッシュやキッチンペーパーを貼り付けて数分置いてから拭き取る
エタノールは殺菌効果があるので、普段からカビが生えやすい部分の掃除をしたときにスプレーしておくと、菌が付きづらくなります。
また、素材によっては変色することがあるので、見えない部分で試してから使いましょう。
壁紙のシミやカビについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
重曹と酢を使ってカビを落とす方法
次は、重曹と酢を使ってカビを落とす方法です。
用意するものは以下のものです。
・酢
・水
・重曹
・消毒用エタノール
・スプレーボトル
・雑巾
まず下処理として、天井のほこりや汚れを雑巾で拭き取っておきましょう。また、酢を2倍の水で薄めた液をカビに直接スプレーしておきます。
続いて、重曹小さじ1と水100mlを混ぜた液をカビにスプレーします。約5分間放置した後、雑巾できれいに拭き取ってください。頑固なカビは、歯ブラシで軽く擦ると落ちやすくなります。
最後に消毒用エタノールをスプレーし、よく乾かします。部屋の換気をよくするために窓を開けておきましょう。
カビが広範囲に発生している場合や長期間放置してしまっている場合など、自分で対処できないカビについては業者に依頼することが一番確実で良い方法です。
雨漏り修理と一緒にカビの除去も業者の方に行ってもらうのがオススメです。
雨漏りの黒カビは再発する
黒カビは赤カビや白カビとは違って、素材の奥深くまで根を張って入り込んでしまうのが特徴です。
そのため表面のカビを落としても、根っこまで取り切れていないと、またすぐに再発して姿を現します。
また、どれだけ掃除を徹底していたとしても、空気1㎡の中には必ずカビの胞子が数個あるといわれています。しかし、カビは胞子があるだけでは増殖することができません。
温度が20~30℃で、湿度が70%以上あり、栄養分のほこりや汚れが溜まっている場合に発生しやすくなるため注意しましょう。
雨漏りカビがもたらす影響被害と対策
雨漏りによるカビの放置は、頭痛や咳だけでなくアレルギーも引き起こす場合があります。
喘息やアレルギーをお持ちの方は特に注意が必要です。
カビは、湿気の多い場所や換気の悪い場所に発生しやすく、カビの処理には、換気改善や除湿機の導入などが効果的です。
雨漏りやカビは、建物にとって深刻な問題で、特にマンションでは、一戸建て住宅よりも隣人や共有部分への被害が広がりやすく、早急な対処が求められるため、カビの発生が酷い場合には、専門業者によるカビの除去作業を行ってもらうのをオススメします。
また、床下に広がったカビの発生はシロアリを発生させる原因にもなりますので、早めに対処を行う必要があります。
雨漏りで発生するカビの種類
雨漏りによる湿度の上昇は、家の中でカビが発生する一因となります。ここで主に見られるカビの種類には以下のようなものがあります:
- クロトリシウム (Cladosporium) – これは非常に一般的な屋内カビの一種で、湿った壁や天井、窓枠などに発生しやすいです。
- ペニシリウム (Penicillium) – このカビもまた室内でよく見られ、湿気が多い場所で成長しやすく、壁紙や絶縁材、カーペットの下などに発生することが多いです。
- アスペルギルス (Aspergillus) – 空気中に常に存在するカビの一種で、特に湿った環境を好むため、雨漏りが原因で増加することがあります。
- スタキーボトリス (Stachybotrys) – 通称「黒カビ」とも呼ばれ、非常に湿った環境で成長するカビです。その毒性から健康へのリスクが高いとされています。
これらのカビは健康に悪影響を与える可能性があり、アレルギー反応や呼吸器系の問題を引き起こすことがあります。雨漏りに気づいたら、早めに修理し、適切な除湿や通風を行うことが重要です。
水まわりのカビが引き起こす病気
カビは体調が悪くなるだけでなく病気も引き起こします。
注意しなければいけないのが、浴室や台所などにみられる黒いカビです。
排水溝のふたに付着している黒くドロドロしたカビは「エクソフィアラ」という真菌で、人間に感染する可能性があるのです。
この「エクソフィアラ」は、皮膚の膿瘍や潰瘍を引き起こすだけでなく、肝臓や脳の膿瘍を形成するとされており、脳を侵されて死に至る例もあるといわれています。
浴室の排水溝などだけではなく、加湿器の内部からエクソフィアラが見つかった例もあるので、湿気の多い場所は、なおさら清潔に保つ必要があります。
雨漏り修理業者の選び方
雨漏り修理は、建築関係で一番むずかしい修理と言われています。
なぜかと言うと、しっかりと原因箇所突き止めて根本から直さないと再発してしまうからです。
ですので、しっかりと原因を追及して調査を行なってくれる業者に依頼するのが良いでしょう。
コーキング修理のみで2万円~などの修理を行い数年後にまた再発が起こるよりかは、一回の修理で完全に直す方がお得ですし、家の状態的にも良いです。
簡単な修理で直る場合もありますが、雨漏りの多くは経年劣化からくるものですので、しっかりと早いうちに直してしまうのが望ましいです。
業者の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
雨漏り修理はどこに頼むのが安い?
結局は、その会社によって、プラスになる部分、マイナスになる部分が違います。
1割程度高いと思っても、その会社はすごく健全な経営をしていて、しっかりした保証を出してくれる。
それなら、そちらにしようと考えることもあるかもしれません。
一人親方で、その人の腕がものすごく良い。でも、結構利益取るんだよね。だから大きいところに頼んだのと変わらないんだよ。
そんな場合でも、一人親方に頼みたいと思う人もいるでしょう。それは、その腕を見込んでのことです。大きい会社に依頼した場合、誰が施工するのかを選ぶことは原則としてできません。
また、営業さんが、ものすごく良い人で、足しげく通ってくれて、アフターフォローもよさそうだから、と施工会社を選ぶ場合もあるかもしれません。
ですから、自分が納得できるまで業者さんにお話を聞いてください。
何社かからお話を聞いていれば、なんとなく見えるものもあるのではないかと思います。
最終的には自分の感覚を信じてください。
ただ、お勧めしないのは、飛び込みで来た会社、あるいはチラシが入っていた会社がよさそうだから、と一社だけの見積もりで決めてしまうことです。
そうすると、実際には工事は30万円くらいで雨漏り修理できるはずだったのに、同じ工事が60万円かかった、ということもありえないことではありません。
雨漏り修理は、どちらかというと、屋根の上、壁の中など、見えにくい場所の工事となります。ですから、悪いことをしようと思えばできてしまうのです。実際に、自分たちの利益ばかりを考え、かかった金額の数倍の請求をするような悪徳業者も数多く存在しています。
そんなこと言われてもイメージしにくいですよね。googleやyahooで「雨漏り修理 悪徳業者」で検索すると、どちらも30万件近い悪徳業者に関係する記事が出てきます。
実際に、そんな悪徳業者の被害にあっている人も多くいます。
ちゃんと知識武装してください。
これを読んでくださっているくらいなら、大丈夫かとは思いますが……
業者の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
雨漏り修理にかかる価格の違いについての理由
雨漏り修理の相場は、会社の利益率や、下請けなのかどうか等以外にも、修理そのものに対しての価格も様々な要因で変わってきます。 金額が変化する要因を少し挙げてみます。
- どこが雨漏りの原因なのか
- どんな材料を使うのか
- どんな工法なのか
- どれだけの期間その家に住みたいのか
- 足場が必要な修理なのか
これらの要因によって、金額は変わってきます。
①どこが雨漏りの原因なのか
これは説明しなくてもお分かりだと思います。
原因が屋根一面全部なのか、一か所に穴が空いていて塞ぐだけなのか、ではまったく価格が違いますね。
また、例えばよくある例ですが、
リビングの上がバルコニーになっていて、リビングが雨漏りがしている場合
1.バルコニーの防水がダメになっていて、防水をやり直さなければならない
2.手摺等の一部が悪くなっていて、その部分をやり直す必要がある
3.バルコニーのサッシ廻りの設計等が悪くて構造的にいじる必要がある
サッシからの雨漏りがしている、という場合
1.サッシ廻りの壁かに亀裂等があって、その原因がある程度特定できる場合
2.サッシ廻りの壁から雨漏りがしているけれど、壁全体が老朽化している場合
3.サッシ自体がおかしくて、サッシそのものから雨漏りがしている場合
同じ雨漏りでも原因によって、直す箇所が変わってきます。
そこで価格も、まったく変わってくるのです。
②どんな材料を使うのか
例えば、
- 耐久性が良いものを使用するのか
- 見栄えが良いものを使用するのか
- 両方とも必要なのか
- 保証が長いものを使用するのか
等々によって、材料費は、何倍にもなる場合もありますし、何分の1かで済む場合もあります。
ただの鉄板とチタンの板では、何倍もの価格差がありますし、やはり保証がある材料とない材料では、そこにもそれだけの価格差ができることはお判りでしょう。
③どんな工法なのか
もちろん、雨漏りの原因や使用する材料とも関係してきますが、例えば、全体を葺き替えるのか、全体をカバーするのかによってもまったく違います。
カバーにしても、一般的なカバー工法と呼ばれる工事になるのか、あるいは簡易的に防水シートなどでカバーすることになるのか、ということでも違います。
例えば庇を付けるなど、雨漏りの原因となる場所の周りを覆ってしまって雨水が入らないようにする場合もあれば、コーキング等をすることによって、その原因そのものを直す場合もあります。
また、両方を施すことによって、さらに雨漏りが起こる確率を下げる、ということも行います。
場所によっても違いますし、海が近い、山から吹き下ろす風がいつも強い、などの地理的な環境や建物の向きによって風を受ける角度が違ったりすることから工法を変えたほうが良い場合もあるかもしれません。
一概には言えませんが、同じ雨漏りであっても、様々なアプローチが可能な場合があるということを知って下さい。
④どれだけの期間その家に住みたいのか
例えば、実際にあったお話ですが、
「息子夫婦が戻ってくるので、雨漏りを直して、快適な状態で一緒に住みたいんです」
というような場合、単に雨漏り修理をにすればよいというものではないかもしれません。
どれだけ快適に住みたいのかによっては、雨漏り修理の際の屋根材には断熱、防音加工が強めに施されたものが良いかもしれませんし、そのまま息子さん夫婦に最終的に譲るというのであれば、できれば、あと30年程度はメンテナンスしないで済むような屋根に変えたいという場合もあるかもしれません。
「私ら夫婦が寿命まで住めればいいんだよ」
と言われる80代のご夫婦であれば、10年くらい雨漏りしない状態で充分かもしれません。
そんな時の材料の選定は、長く持たせるものではなく、安めで価格も抑えめのものをご提案します。
「2、3年で売ることを考えているので、売るときまで雨漏りしていなければいいんだよ」
というような方もいらっしゃいます。その場合には、できるだけ簡易的な補修で済ませるような提案をして、簡易的なので、ごく短期間しか持たない場合もあるとは思うけれども、それで何度か直したとしても、その方が得であることをお伝えします。
同じ雨漏りでも、お客様の希望によって、修理の仕方は変わってくる場合が多くあるのです。
⑤足場が必要な修理なのか
平成25年度は、建設業全体で墜落・転落事故は、約6千件、死亡者数160人です。
厚生労働省によって、2m以上の高所作業の際は安全な足場を設ける必要があると決められているため、屋根修理のように2メートル以上の高所作業になる場合、原則として足場を設ける必要があるのです。
場合によっては、屋上に上って修理できる場合、ベランダから修理できる場合、あるいは高所作業車で作業できる場合もあるでしょう。
ですが、ある程度高所の作業になる場合には、足場代を必須として考えてください。
ただし、一部だけを修理する場合、高所作業車等で代用できることもあります。高所作業車を持っている業者、いない業者がありますので、一部のみの修理を提案された場合、高所作業車からの作業が可能であるかどうか、確認してみることも価格を下げることにつなげられる可能性はあります。
雨漏りの費用についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
雨漏りによるカビについてのまとめ
天井や壁に発生したカビは、雨漏りが原因で起きている場合が多いです。
カビがもたらす被害は、健康面にも影響が出てしまいます。
頭痛や咳、アレルギーなど、喘息などの持病をお持ちの方は特に注意が必要になります。
また放置することで被害が広がるので早めの対処が望ましいです。
雨漏りやカビの被害を防ぐ方法の一つは、定期的な点検やメンテナンスを行うことです。屋根や外壁の損傷箇所を特定し、早期に修理することで、雨漏りの発生を防ぐことができます。また、カビの発生を抑制するためには、換気や除湿が重要です。
カビを除去する際は、まずカビが発生している原因を突き止めなくてはクロスを張り替えたとしても、またカビが発生してしまいます。
雨漏りが原因でカビが発生している場合には、雨漏りの修理から行わなければなりません。
雨漏り修理をして、水分を断ち、乾燥させることで、カビの生育を防ぐことができます。
雨漏り修理をしっかり行う業者へ依頼することが重要です。
住宅は使用年数が長いので、長期にわたって、カビを生育させないことは、除菌剤よりも、雨漏りの防止と木材を乾燥させるための通気・換気が必須だとお考えください。
こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。