雨漏り修理にも資格っているの?
雨漏り修理の業者を選ぶ際は、担当者の所有資格を見たりする場合があると思います。
しかし資格名だけ見ても一体どんな資格を持っている業者がいいのか分からない方が大半だと思います。
また、雨漏り診断士というものをよく聞くけどどういったものなのか?持っている業者が本当にいいのか?などについても解説していきます。
この記事では、雨漏り修理に関連する資格と雨漏り修理業者の選び方について解説していますので参考にしていただければ幸いです。
すぐに雨漏りの修理・メンテナンスを依頼したい方や、雨漏りの修理業者を探している方は、一度屋根雨漏りお医者さんのサイトをご覧ください。
雨漏りに関連する資格
雨漏り修理というものは 実際のところ資格を持たなくても行うことができてしまいます。
そういった背景もあり、雨漏り修理というものは 施工技術が未熟な業者や悪徳な業者が施工を行えてしまう環境なのです。
そのような業者選びの難しさから適当に価格の安さのみで業者を選んでしまう方が増え、施工不良や雨漏りを完全に止められなくて、雨漏りが再発してしまうケースが急増しているのです。
雨漏り業者を選ぶ際のポイントの一つとして、資格の所有があげられます。
雨漏りに関連している資格を持っていると、しっかりと雨漏り修理の知識と技術が身についているという一つの指標になります。
では一体どのような資格があるのでしょうか?
一つ一つ解説していきます。
雨漏り診断士とは
雨漏りに関連する資格の一つとして「雨漏り診断士」というNPO法人雨漏り診断士協会が認定した民間資格があります。
雨漏り診断士の資格を取得するには、「建物の基礎知識」、「雨仕舞いと防水」・「塗装の基礎知識」、「雨漏り診断の実例・実務」といった内容の認定試験に合格する必要があります。
この資格の生まれた背景として、雨漏りのメカニズムの複雑化があります。
近年では、建物のデザインや使われている材料・機能が多様化してきたことに加え、想定を超える雨量の多い長雨・台風などの異常気象により雨漏りが増加したことと、未熟な技術者の施工トラブルが増加したことで誕生しました。
雨漏り診断士を取得するための条件には、実務経験などは関係なく、満20歳以上であるということのみですが、簡単には合格できない内容となっているため、雨漏り診断士の資格所有者は雨漏りの知識・対処方法を身につけていると言えるでしょう。
建築板金技能士とは
建築板金技能士とは、住宅等の建築物にかかる板金工事の技能を認定する国家資格の一つで、取得するには厚生労働省が認定している、都道府県職業能力開発協会が実施する指定の学科試験と実技試験の両方に合格する必要があります。
内外装板金作業とダクト板金作業で区分が分かれており、1級が一番難易度が高い資格となっています。
1級資格を保有していると、屋根工事業・板金工事業・管工事業の一般建設業で専任技術者になることができます。
2級の場合は1~3年の実務経験が必要となっています。
登録建築板金基幹技能士とは
基幹技能士とは、現場をまとめ効率的に作業を進めるための資格で、特に大規模な現場を取り扱う、大手工務店・建設会社等の下請けに入る場合には、 その現場の管理的な役割を担う人材となります。
また、基幹技能士を持っているということは必ず技術的な資格も所有していますので、 板金関連を扱う施工の場合には安心して任せることができるでしょう。
基幹技能士は、建築板金業者にとって一番難しい資格となります。
この資格を取得するのに必要な条件が5つあります。
・建築板金一級技能士(国家資格)
・職長・安全衛生責任者教育講習修了者
・アーク溶接作業特別教育修了者
・玉掛技能講習修了社
・高所作業車運転技能講習修了者
以上5つの条件を満たしている必要があります。
基幹技能士を所有している板金業者は、全体の5%未満と言われています。
屋根外装調査士
屋根外装調査士は全日本鈑金工業組合連合会や社団法人日本建築板金協会が認定している資格で、屋根、外壁、樋についての知識と技能を身につけており、それらを分かりやすくお客様に説明・アドバイスができる熟練者に与えられる資格です。
全技連マイスターとは
一級建築板金技能士の上には全技連マイスターと呼ばれる認定者たちがいます。
技能検定制度の特級・1級又は単一等級の試験に合格した技能士で、20年以上の実務経験と優れた技能および活動実績を持ち、後進の育成並びに技能の伝承に熱心な技能士であると認定された方がマイスターと呼ばれます。
位置付けのトップには、卓越した技能者(現代の名工)と呼ばれる方々がいますが、全技連マイスターはその下位に位置づけられております。
全国建築板金競技大会
建築板金業界にも大会があります。
その中でも全国建築板金競技大会とは、建築板金業界随一の競技大会として位置付けられている建築板金の大会で、我が国の伝統ある建築板金の技能・技術を後世に残し、将来の建築板金を担う後継者の発掘と育成を図るために作られ、その技能・技術を競技して研鑽しているものです。
年に1度、各県の腕に覚えのある代表者が集って日本一の技術者を決める大会です。
この大会では、建築技術の部と技能技術の部の2種類の競技が行われます。
技能競技の優勝者には厚生労働大臣賞、建築技術の部優勝者には国土交通大臣賞が授与されています。
優勝してしまうと、次からは大会への出場はできなくなってしまいます。
課題内容として、競技の部では課題の作品を決められた時間内に製作、建築技術の部では課題の図面を決められた時間内に製図するというのが課題です。
出場者たちは、毎年変化する課題に合わせて、3、4ヶ月も前から1日の仕事が終わった後、毎日練習に励みます。
板金技術の違いで家は変わる
マイスター達の技術力は、細かい箇所に出てきます。
国家資格である一級建築板金技能士と比べてもその差はありますので、当然 瓦屋さんなどの他業種が板金屋根を施工したとすると、仕上がりの綺麗さは大きく変わります。
一見知識がないと普通の施工に見えますが、とても技術力のいる施工技術なのです。
業者によって施工技術が変わるということは、建築材の保ち方・劣化するスピード・雨漏りするリスクにも当然違いが現れてきます。
ですので 雨漏りした際や、金属屋根の修理等を行う際は、しっかりとした技術力を持っている建築板金屋さんに頼むべきなのです。
雨漏り修理業者の選び方位ついてはこちらの記事で解説しています↓
雨漏り修理のプロ集団
屋根雨漏りのお医者さんでは、技術力のある担当者が多く在籍しており、その80%以上の方が一級建築板金技能士の資格を所有しております。
また、全国板金競技大会での優勝者が多数在籍している他、全技連マイスターおよび、現代の名工と呼ばれる方も在籍しております。
雨漏り修理は、資格を持たなくても行えるため、技術力がある業者を選ぶには資格や実績を基準に選ぶことも一つの手です。
雨漏り修理業者のランキングついてはこちらの記事で解説しています↓
業者に頼む前に雨漏りの修理費用を知る
雨漏り修理する箇所ごとの費用目安を紹介いたします。
雨漏り修理業者の資格だけでなく、修理費用についても事前に知っておきましょう。
あくまで目安になりますので、実際の費用・見積もりは、状況や施工業者によっても異なります。
雨漏り修理箇所・方法 | 修理費用相場 |
---|---|
コーキング等を使用した簡易補修 | 1〜7万 |
屋根の雨漏り | 1〜50万 |
天井の雨漏り | 10〜15万+雨漏り箇所の費用 |
外壁の雨漏り | 5〜150万 |
ベランダ・屋上の雨漏り | 3〜30万 |
天窓・窓・サッシの雨漏り | 3〜30万 |
屋根・外壁カバー工法の費用相場 | 70〜150万 |
屋根の葺き替え・外壁の張り替えの費用相場 | 100〜300万 |
雨漏りの費用についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
業者の選び方
先ほども言ったように業者を選ぶ際は、しっかりとした実績・資格を持つ業者に依頼することをオススメいたします。
特に雨漏りした際は、原因を特定することが一番大事ですので、しっかり調査してから細く見積書を作ってくれる業者がオススメです。
価格の安さだけで見てしまうと雨漏りの再発するリスクが上がるのでオススメしません。
屋根雨漏りのお医者さんでは、在籍する80%以上の方が一級建築板金技能士を保有しており、中には国宝の大浦天主堂を施工した、現代の名工と呼ばれる方も在籍しております。
その他にも、全国の有名な商業施設・学校・神社等を数多く施工してきました。是非一度、どんな些細なお悩み事でもお気軽にご相談ください。ご相談はこちらから
業者の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん茨城県担当の村田です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格と表彰状を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。