屋根塗装で寿命を長く保ち雨漏りを予防!再塗装が必要な屋根材の種類と費用、目安のメンテナンス時期について【2026年版】

スレート屋根の塗装

「そろそろ屋根の塗装をしたほうがいいですよ」と業者や知人から勧められたことがある方も多いのではないでしょうか。テレビやラジオ、インターネットでも「屋根塗装が必要」といった広告を目にする機会が増え、自宅の屋根は本当に塗装が必要なのか、判断に迷ってしまうこともあるでしょう。実は、すべての屋根に塗装が必要なわけではなく、屋根材の種類や状態によっては不要な場合もあります。逆に、適切なタイミングで塗装を行うことで、雨漏りや劣化のリスクを抑え、家を長持ちさせることができるのです。この記事では、屋根塗装が必要な屋根とそうでない屋根の違い、塗装を行う最適なタイミング、塗料の種類とその効果など、屋根塗装に関するあらゆる情報をわかりやすく解説していきます。検討中の方はぜひ参考にしてください。

目次

屋根塗装を行うべき理由は?

屋根塗装

屋根塗装を行うべき理由は「屋根の寿命を維持するため」です。何もメンテナンスしない屋根は耐用年数より早く寿命が切れて雨漏りを誘発するため、防水加工が剥がれてくる頃に塗装することで最大限の寿命まで屋根を持たせられ、同時に他箇所の劣化チェックもできる一石二鳥の対策となります。

屋根塗装をおこなう目的は「屋根の寿命を維持する」といったところです。
塗装など何もメンテナンスをしていない屋根だと、一般的に定められている耐用年数よりも短い期間で寿命が切れてしまいます。
当然ですが、寿命が切れることによって雨漏りを誘発させます。
そこで、防水加工が剥がれてくる頃に、一度塗装を行ってあげることによって、最大限の寿命まで屋根を持たせることができるというわけなのです。
さらに、塗装を行うことで他の箇所の劣化や不具合もチェックすることができます!

屋根塗装をすると他の劣化もチェックできる

棟板金の破損

屋根塗装の機会は他箇所の劣化チェックを同時にできる重要な機会です。普段見ない屋根の軽度な破損や棟板金のズレ・浮き・釘抜けなどを発見でき、塗装と一緒に直すことで雨漏り発生前の予防修理が実現するため、定期的な塗装メンテナンスが住宅を長持ちさせる鍵となります。

普段、あまり自分の家の屋根の状態を見るという機会はないと思います。
なので、屋根がどこか破損していても雨漏りのような目に見える不具合がなければ気付くことはありません。

そこで、屋根の塗装をおこなうことで、軽度の破損はもちろん、よく壊れやすい棟板金の破損などが見つかり塗装と一緒に直すことができます。

上の写真のように、棟板金がズレたり、浮いたり、釘が抜けてくると雨漏りにつながってしまいます。

雨漏りが発生し放置したままにしてしまうと、他の箇所まで腐食してしまい、被害が拡大するので修理費用がより高額なものになってしまいます。

ですので、定期的に塗装メンテナンスを行い、屋根の状態を見てもらうのをお勧めしています。

雨漏りが発生する前にメンテナンスを行うのが大事なんだね!

屋根のメンテナンスについてはこちらの記事で詳しく解説しています↓

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屋根塗装で雨漏りを防げるの?

屋根塗装で雨漏りを防げるの?

屋根塗装で雨漏りを防ぐことはできません。現在発生している雨漏りの多くは塗装で直せず、あくまで屋根の寿命を延ばすための処置です。雨漏り対策は侵入した雨水をどう逃がすかが重要なため、「塗装で雨漏りを防げる」と勧める業者には十分な注意が必要です。

結論から先に言うと、 屋根塗装で雨漏りを防ぐことはできません。

現在、雨漏りをしている原因の多くは、屋根塗装で直せるケースがほとんどありません。 
あくまで、屋根の寿命を伸ばすための処置程度だとお考えください!

屋根も外壁も、雨水が侵入するものと考えられて作られています。
そのため、屋根材の下や外壁材の裏には、防水シートと呼ばれる侵入した水を防いでくれるシートが敷かれています。

そのため、塗装で防ぐと言うよりも、その侵入した雨水をどう逃がす処理をするかが大事なのです。
ですから「屋根塗装をすれば雨漏りを防げます。」と安易に話を勧める業者さんには注意する必要があります。

塗装についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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屋根塗装が必要な屋根の種類を解説

屋根塗装工事

屋根塗装が必要な屋根材は「化粧スレート・セメント瓦・ガルバリウム・トタン」の4種類のみで、これ以外は塗装不要です。共通点は「素材の上から塗装やコーティングをしている」点で、経年劣化で塗装が剥がれていくため定期的な再塗装が必須となり、知らないと悪徳業者に不要な塗装を勧められるリスクがあります。

まず、意外と知らない人が多いのが「塗装が必要な屋根材の種類」です。

中には、屋根塗装が必要ない屋根材もあります。

これを知らずにいると、悪徳業者に不要な屋根塗装を施工されてしまい無駄な出費を強いられることになります。

屋根塗装が必要な屋根の種類は4種類です。
これ以外の屋根は塗装する必要はないです。

塗装が必要な屋根の種類

塗装が必要な屋根

スレート屋根の塗装時期は7〜12年が目安です。屋根材自体に防水効果がなく塗装で補われているため、塗装が剥がれるとひび割れや反りが発生して雨漏りを誘発するため、色あせや苔の発生前にメンテナンスを行うことが屋根を長持ちさせる絶対条件となります。

・化粧スレート(コロニアル/カラーベスト)

・セメント瓦

・ガルバリウム

・トタン

これらの屋根材の場合、屋根塗装をすることで屋根材の寿命を若干延ばすことができます。

塗装が必要な屋根材に共通するのは「素材の上から塗装やコーティングをしている」という点です。

新築からある程度の年数が経過すると、雨や雪、紫外線などの影響により塗装やコーティングが段々と劣化して剥がれていきますので、定期的な塗装が必要になります。

再塗装をせずに放置すると、まずは色褪せが目立つようになります。

デザインにこだわって建築した住宅の場合、屋根の色褪せや色落ちは致命的に建物の外観を損ねますので、早めに塗装したいものですね。

屋根材によって再塗装する時期も変わるんだね!

屋根材についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓

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スレート屋根の塗装時期は?

スレート屋根の塗装時期

セメント瓦の塗装時期は約10年が目安です。砂とセメントを混ぜた屋根材で低い防水性・耐久性を塗装で補っているため、塗装が切れると割れなどが発生する前の早めのメンテナンスが必須となります。

近年主流の屋根材であるスレート屋根(コロニアル)は、屋根材自体には防水効果はなく塗装によって補われています。

しかし、日々の雨風・紫外線により、塗装が剥がれてしまうため、何もしないと7~12年程度しか保ちません。

防水加工が切れてしまうと、屋根材のひび割れや反りなどの現象が現れ、雨漏りを誘発させてしまうので、屋根が色あせてきたり、苔が生えてくる前にメンテナンスを行いましょう。

スレート屋根については、こちらの記事で詳しく解説しています↓

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セメント瓦の塗装時期は?

セメント瓦の塗装時期

セメント瓦の塗装時期は約10年が目安です。砂とセメントを混ぜた屋根材で低い防水性・耐久性を塗装で補っているため、塗装が切れると割れなどが発生する前の早めのメンテナンスが必須となります。

セメント瓦は、砂とセメントを混ぜて作られている屋根材です。
そのため、低い防水性や耐久性を塗装によって補っています。

塗装が切れると、割れたりなどの現象が現れてきますので、大体10年ほど経ったら塗装が切れるので、そくらいに一度メンテナンスを行いましょう。

瓦屋根については、こちらの記事で詳しく解説しています↓

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ガルバリウム鋼板の塗装時期は?

ガルバリウムの屋根修理

ガルバリウム鋼板の塗装時期は約10年が目安です。アルミ・亜鉛・シリコンから成りトタンより錆びにくく耐久性がありますが、定期的な表面コーティングの再施工が耐久性維持の条件となるため、10年での塗装メンテナンスが性能を最大限発揮させる鍵です。

近年スレート屋根とともに主流になっている屋根材の1つが金属屋根のガルバリウム鋼板です。

アルミ・亜鉛・シリコンから成るため、トタン屋根よりも錆びにくく耐久性があるのが特徴ですが、耐久性を維持するためにも定期的なメンテナンスで表面をコーティングし直す必要があります。
目安は10年ほどで一度塗装を行いましょう。

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トタン屋根の塗装時期は?

トタン屋根の塗装

トタン屋根の塗装時期は3〜8年が目安で、他の屋根材より頻繁なメンテナンスが必須です。安価ですが錆びやすい特性のため、こまめな塗装が長持ちの条件となるほか、長期使用に向かない屋根材のためいずれ葺き替えが必要となる前提で計画的な維持管理が求められます。

今は、あまり住宅に使用されることがなくなった屋根材がトタン屋根です。

昔はかなり流行った屋根材であるため、昔の家や倉庫、古屋などでよく使用されています。

トタン屋根は、安価ですが、とても錆びやすいため3~8年ほどで一度塗装メンテナンスを行いましょう。


あまり長持ちする屋根材ではないので、しばらくしたら屋根材を葺き替える必要が出てきます。

トタン屋根については、こちらの記事で詳しく解説しています↓

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塗装が不要な屋根の種類

塗装が不要な屋根の種類

塗装が不要な屋根材は「和瓦・洋瓦・天然スレート」の3種類で、これらに該当する場合は塗装が必要と言われてもはっきり断ることが重要です。ただし他の部材やコーキングはメンテナンスが必要なため、屋根材の塗装と他箇所のメンテナンスを混同しない判断が、無駄な出費を防ぐポイントとなります。

  • 和瓦
  • 洋瓦
  • 天然スレート

自宅の瓦が、これらに該当する場合は、塗装は一切必要ありませんので、塗装が必要と言われてもはっきりと断りましょう。

※他の部材やコーキングなどはメンテナンスが必要になりますので注意が必要です。

ご自宅の瓦の種類がわからない方は、工務店やハウスメーカーに確認してみましょう。
すぐに区別がつかないのが和瓦や洋瓦とセメント瓦です。

セメント瓦は、通常の瓦と同じ形に成型しているので見た目では簡単に区別がつきません。

ただ、新築から10年以上経過していれば色あせや色落ちが目立つようになりますので、「瓦なのに色褪せてる」と思ったらセメント瓦だと思ってください。

塗装が要らない屋根材もあるんだね!

屋根の塗装をする目安は新築から10年

スレート屋根

屋根塗装の目安は新築から10年経過時点です。化粧スレート・セメント瓦・ガルバリウム・トタンの耐用年数20〜30年に対して、防水シート(ルーフィング)の寿命は20年前後のため、屋根材だけ長持ちさせても防水シートが劣化すれば雨漏りするため、総合的なメンテナンス計画が重要です。

屋根塗装が必要な屋根材ということがわかったら、次に知りたくなるのは塗装の時期ですね。

結論から言うと、新築から10年経過した時点で屋根の塗装が必要になります。

化粧スレートやセメント瓦、ガルバリウムやトタンなどの耐久年数は20年から30年なので、1回もしくは2回塗装をしたら葺き替えが必要です。

屋根材自体は塗装で寿命を若干延ばしていても、屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)の寿命は20年前後と言われていますので、いくら屋根材を長持ちさせても防水シートが劣化してしまえば雨漏りしてしまうからです。

屋根材だけが長持ちしてもダメなんだね!

10年以上経過した屋根に塗装は意味がない?

スレート屋根の劣化

新築から20年近くノーメンテナンスで放置した屋根は、塗装しても費用対効果が得られるほど寿命を延ばせません。20年間点検していない屋根は専門業者に防水シートまで含めた劣化を確認してもらい、塗装ではなく葺き替えの検討に切り替えることが、賢明な判断となります。

10年以上経過して20年近く、屋根材をノーメンテナンスで放置した場合は残念ながら塗装をしても、費用対効果が得られるほど屋根材の寿命を延ばすことはできません。

新築から20年間点検をしていない屋根は、一度専門業者に点検をしてもらい屋根材だけではなく防水シートなどの劣化を確認しておきましょう。
その上で、「葺き替え」をするかどうかを判断してください。

屋根の劣化があまりにも酷いと塗装の効果がないんだね!

屋根の葺き替えについてはこちらの記事で詳しく解説しています↓

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屋根塗装は外壁塗装よりも早く劣化する

クラック

屋根塗装は紫外線や雨風の影響を強く受けるため外壁塗装より早く劣化します。外壁の劣化を感じたら屋根も同時にメンテナンスを検討すべきで、外壁と屋根の塗装を一緒に行うことで足場代を節約でき、別々の工事より大幅に費用を抑えられる経済的な選択となります。

屋根は外壁よりも、紫外線や雨風の影響を受けています。
外壁が劣化してきそうだと感じたら、屋根も劣化しているので一緒にメンテナンスを考えましょう。
外壁と屋根の塗装を一緒に行うことで、足場代も節約できバラバラに工事を行うよりも費用を抑えることができます。

屋根塗装と外壁塗装の寿命は、以下の要因に影響されることがあります。

  1. 材料の品質: 使用される塗料や材料の品質が重要です。高品質な塗料と材料を使用すると、塗装の寿命が延びます。
  2. 外部環境: 地域の気候条件や大気中の汚染物質などの外部環境要因は、塗装の耐久性に影響を与えます。例えば、強い紫外線、高湿度、酸性雨、風、塩害などが塗装に影響を与える可能性があります。
  3. 適切な施工: 塗料や材料の適切な施工が行われなければ、塗装の寿命が短くなる可能性があります。塗装工事は熟練した専門家によって行われるべきです。
  4. 定期的なメンテナンス: 屋根塗装と外壁塗装は定期的なメンテナンスが必要です。塗装の状態を定期的に点検し、修理や再塗装が必要な場合には適切な措置を取ることが大切です。

一般的に適切な材料と施工が行われ、定期的なメンテナンスが行われる場合、屋根塗装と外壁塗装は類似の寿命を持ちますが屋根のほうが紫外線の影響などで劣化が早いことが多いです。
ただし、特定の建物や環境条件によって異なることがありますので、建物の具体的な状況に合わせて対策を取ることが重要です。

屋根塗装にかかる修理費用相場

屋根塗装にかかる費用相場

屋根塗装の費用は塗料の耐久年数に比例し、ウレタン1缶5,000〜15,000円から無機1缶50,000〜120,000円まで幅があります。一般的な住宅では2缶ほど使用し、足場代を含めた屋根全体の塗装費用は20〜80万円が目安となるため、家の大きさと塗料の選択で総額が大きく変動します。

塗料の費用は耐久年数が高くなるにつれ価格も高くなる傾向があります。
一般的な住宅の屋根ですと、目安として約2缶ほど使用します。

塗料耐久年数1缶の費用
ウレタン約4年5,000~15,000円
シリコン約6年15,000~40,000円
フッ素約9年40,000~80,000円
無機約12~13年50,000~120.000円

足場代など含めた、屋根全体の塗装費用の目安として、総額が約20~80万円ほどかかります。(もちろん家の大きさなどによっても費用は大きく変わってきます。)

屋根の修理費用についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓

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遮熱塗料の塗装で暑い夏も涼しく快適になる

遮熱塗料は近赤外線を反射して塗装面の温度上昇を抑える特殊な塗料で、夏の冷房コスト削減と室内快適性向上を実現します。建物の耐久性向上や温室効果ガス削減にも貢献するため、暑い夏に快適な住空間と節電効果を両立させたい方に最適な選択肢となります。

塗料の中には、遮熱性を持ち合わせたものがあります。
遮熱性の塗料とは、温度上昇の原因となる近赤外線を反射することで、塗装面の温度上昇を抑える性能の塗料です。

遮熱塗料は、建物の屋根や外壁に塗られる特殊な塗料で、暑い季節に建物内部の温度を調整し、快適さを向上させるのに役立ちます。以下は、遮熱塗料の主な利点とその効果についての情報です:

  1. 熱の反射と吸収: 遮熱塗料は、太陽の熱を外部で反射または吸収する性質を持っています。これにより、建物の表面温度を低く保ち、室内の温度上昇を軽減します。
  2. 冷房コストの削減: 遮熱塗料を使用することで、夏の高温時に冷房システムの負荷を減少させることができます。これによりエネルギーコストを削減できます。
  3. 室内快適性の向上: 遮熱塗料によって、建物内部の温度が安定し、室内の快適性が向上します。暑い夏にも建物内が涼しく保たれ、屋外からの熱が室内に侵入しにくくなります。
  4. 建物の耐久性向上: 遮熱塗料は建物の外部を保護し、紫外線や気象条件による劣化を軽減するのに役立ちます。これにより、建物の寿命が延びる可能性があります。
  5. 環境への貢献: 遮熱塗料の使用は、エネルギー効率の向上に寄与し、温室効果ガスの排出を減少させる可能性があります。

この遮熱塗料を屋根に塗装すれば、暑い夏に快適な住空間がつくれるだけでなく、エアコンなどの使用頻度が減るため節電も期待できます。

屋根塗装に使用する塗料の種類と効果

屋根塗装に使用する塗料

屋根塗装で使用される塗料は「フッ素系・シリコン系・ウレタン系・アクリル系」の4種類で、価格と耐用年数が異なります。それぞれの特徴を理解して住まいの予算とメンテナンス頻度の希望に応じて選ぶことが、満足度の高い塗装工事を実現する重要なポイントとなります。

新築から10年経過したスレート屋根やガルバリウム屋根などの屋根材を使っている住宅は、屋根塗装の「適齢期」なので、業者に依頼して塗装してもらいます。

再塗装時に使う塗料には4つの種類があります。

  • フッ素系
  • シリコン系
  • ウレタン系
  • アクリル系

これらの塗料は、それぞれ価格や耐用年数が異なりますので、一つずつ解説しますね。

①フッ素系塗料

フッ素系塗料はウレタン系・シリコン系より高価ですが、性能面で最も優れた塗料です。耐久性の高さからビルや商業施設など大きな建物で多く使用されており、初期費用は高くても長期的な塗装回数を抑えたい場合に最適な選択肢となります。

フッ素系の塗料は、ウレタン系塗料やシリコン系塗料より高価ではありますが、性能については優れている塗料です。その耐久性から主に、ビルや商業施設など大きな建物で使用されています。

②シリコン系塗料

シリコン系塗料は価格が平均的で光沢性と耐久性に優れ、耐用年数8〜15年と長めのため一般住宅で最も広く利用される塗料です。積雪地域では雪をスムーズに落とす作用も期待できるため、コストと性能のバランスを重視する方に推奨される万能塗料となります。

お値段は平均的で光沢性があり、耐久性も強い塗料です。
耐用年数は8年から15年と長めで、多くの一般住宅で利用されています。
積雪する地域で、屋根の雪をスムーズに落とす作用があることから使用されることが多いです。

③ウレタン系塗料

ウレタン系塗料は手頃な価格で様々な屋根材に塗装できる汎用性の高い塗料で、耐用年数は8〜10年です。費用を抑えつつ標準的な性能を求める方や、定期的な塗り替えを前提とした計画的メンテナンスを行う方に適した選択肢となります。

お値段がお手頃で様々な屋根材に塗装できます。
耐用年数は、8年から10年です。

④アクリル系塗料

アクリル系塗料は4種類の中で最も安価ですが、耐用年数5〜8年と短いのが特徴です。短期的なコスト重視の選択肢となるため、長期的なトータルコストを考えると他の塗料の方が経済的なケースも多く、業者と相談しながら最適な選択を判断することが重要です。

お値段が安いですが、他の塗料よりも耐用年数が5年から8年と短いのが特徴です。
多くの屋根塗装業者さんはこの4つの選択肢を提示してくれると思いますので、この中からどれがベストなのかを業者さんと相談しながら決定してください。
自分の家に適した塗料を選ぶ必要があるんだね!

屋根塗装の流れについて解説

スレート屋根の塗装

屋根塗装の流れは「足場組み→マスキング→屋根の洗浄→下地処理→下塗り→縁切り→中塗り・上塗り→完成」の8工程です。それぞれの工程に必要な時間と意味があり、工期は早くて3日、天候次第で7日ほどかかるため、極端に短期間を約束する業者には手抜きのリスクがあります。

屋根の塗装工事をする時、流れがわからなければ、ご近所へのあいさつのタイミングも分からず、外出する予定がたたなくて困るという方のために、代表的な屋根塗装の手順を説明します。
主な塗装工程は8つあります。

屋根塗装の流れ①足場を組む

足場

屋根塗装の最初の工程は職人が安全に作業できるよう足場を組むことです。塗装が決まったら足場を組み始める前にご近所への挨拶を済ませることがマナーで、ほとんどの場合は業者が代わりに挨拶回りをしてくれるため、事前確認しておくとスムーズな工事進行となります。

職人さんが安全に作業を行えるように、屋根に足場を組みます。
屋根塗装が決まったら、足場を組み始める前にご近所へのご挨拶を終えておきましょう。

※ほとんどの場合は、業者さんが挨拶回りをしてくれます。

屋根塗装の流れ②マスキングする

屋根工事

マスキング(養生)は外壁・植木・隣家への塗料飛散を防ぐためにシートで覆う重要な工程です。この作業を丁寧に行うことで近隣トラブルを未然に防ぎ、塗装作業をクリーンに進められるため、品質の高い業者は養生作業を入念に実施します。

「養生する」と言いますが、自宅の外壁や植木、隣家への飛散防止のためにシートなどで覆います。

屋根塗装の流れ③屋根の洗浄

屋根の洗浄

屋根の高圧洗浄は塗装をきれいに付着させるための必須工程です。10年もの間掃除されず雨ざらしだった屋根は汚れが蓄積しているため、徹底的な高圧洗浄で塗料の密着性を確保することが、塗装の仕上がりと耐久性を大きく左右する重要なステップとなります。

屋根は10年もの間、掃除されることなく雨ざらし状態だったので、かなり汚れが蓄積しています。
キレイに塗装を付着するためには高圧洗浄が欠かせません。

屋根塗装の流れ④下地処理

下地処理

下地処理は屋根材のひび割れや欠けをシーリング材で修理する雨漏り防止のための重要工程です。塗装前にこの工程を丁寧に行うことで補修材の定着が良くなり、塗装後の長期的な防水性能を確保できるため、見落とせない品質を左右するステップとなります。

屋根材にひび割れやかけがある場合は、雨漏り防止のために修理していきます。
使用するのはシーリング材です。

屋根塗装の流れ⑤下塗り

下塗り

下塗りは仕上げ塗料を密着させるための土台作りで、女性の化粧と同じように塗装を長持ちさせるために必要不可欠な作業です。下塗りを省略したり手抜きすると上塗り塗料の密着性が下がり早期剥離の原因となるため、丁寧な下塗り施工が塗装の寿命を決定づけます。

仕上げの塗料を塗る前に、塗料が密着するように「下地」を塗ります。
女性のお化粧と一緒で、塗装を長持ちさせるためには必要不可欠な作業です。

屋根塗装の流れ⑥縁切り

コロニアル屋根の縁切り

縁切りはスレート屋根塗装で必須の工程で、瓦と瓦の隙間に入った塗料をタスペーサーで取り除く作業です。瓦と瓦の隙間は雨水が排出される重要な経路のため塞ぐと雨漏りの原因となるため、この工程を省略する業者は雨漏りリスクを生む手抜き工事と言わざるを得ません。

縁切りとは、スレート屋根を塗装する際の工程です。
瓦と瓦の隙間に塗料が入って屋根材同士がくっついてしまったので、それをタスペーサーと呼ばれる道具で取り除きます。

なんで屋根材同士がくっついたらいけないの?
雨水が入らなくていいじゃないのと思うかもしれません。

実は、瓦と瓦の隙間は雨水が入るところじゃなくて「雨水が出ていく場所」です。

瓦と瓦の間にちょっとした隙間が無ければ、侵入した雨水が排出されずに閉じ込められてしまい、瓦と防水シートの間に滞留して雨漏りの原因になるのです。

下塗りの後にタスペーサーを瓦と瓦の間に差し込こんでそのまま仕上げに突入します。

屋根塗装の流れ⑦中塗り・上塗り

コロニアル屋根の塗装

中塗り・上塗りは仕上げ塗料を合計2回塗る最終工程です。下塗り・中塗り・上塗りすべてにローラーを使用し、複数回の重ね塗りで塗膜の厚みを確保することで、長期的な防水性能と美観の維持が実現できる塗装の品質を決める重要なステップとなります。

仕上げの塗料を合計2回塗ります。
ちなみに、下塗りも中塗り上塗りも、コロコロと手でローラーを動かす道具を使います。

屋根塗装の流れ⑧完成

コロニアル屋根

屋根塗装の全工程は早くて3日、天候次第で7日ほどかかります。下地塗料から仕上げ塗料までは3〜6時間の乾燥時間がメーカー指定で必須のため、「1日で終わる」と言う業者は工程を省略している手抜き業者と判断でき、依頼前に工期の妥当性を確認することが重要です。

全ての工程は早ければ3日、天候によっては7日ほどかかる場合があります。
足場を組むのにも時間がかかりますし、高圧洗浄や補修にもある程度の時間が必要です。
また、下地塗料を塗ってから仕上げ塗料を塗るまでは「3時間から6時間ほど乾燥させなければならない」とメーカーが定めています。
だから、「屋根塗装は1日で終わります」という業者がいたら、何も話を聞かずに断ってください。
必要不可欠な工程を省略している手抜き業者と言わざるを得ません。
屋根全体の塗装には時間がかかるんだね!

実際に間違った屋根塗装の仕方

間違った屋根塗装の仕方

実際に間違った屋根塗装の典型例が「縁切り工程の省略」で、塗装直後は問題なく見えても後に雨漏りを引き起こすリスクがあります。塗装は時期だけでなく適切な技術とノウハウを持った業者選びが重要で、話をよく聞いて何をするのか決定することが、失敗しない塗装工事の絶対条件となります。

この写真は、たまたま通りがかった店舗の屋根の塗装が気になったので、車を下りて解説してもらったところです。

この屋根は、化粧スレートと呼ばれる塗装が必要な屋根の種類になります。
写真があまり鮮明ではなく、分かりにくいのですが、ちょうど塗装がされた直後だったのだと思われます。

しかし、あまり塗装状態が良いとは言えず、もしかすると、この塗装によって雨漏りが発生する可能性もある、ということを高知の雨漏りドクター、小笠原が話をしている写真です。

この屋根は、上の「屋根塗装の流れ」の6番目、「縁切り」という作業が行われていなかったのです。

最後に、この記事で何が言いたいかというと、塗装が必要な時期は勿論あります、ただし、塗装すればよいというものではありません。

きちんとした技術やノウハウを持った業者を選んで、話をよく聞いて、何をするのか決定するようにしましょう。

屋根の塗装についてのまとめ

雨漏り まとめ

屋根塗装が必要な屋根材は「セメント瓦・スレート屋根・ガルバリウム・トタン」の4種類で、新築から10年が塗装の目安です。長持ちさせたければフッ素系、標準ならウレタン系・シリコン系を選び、塗装期間は3〜7日が必要なため、極端に短期間を約束する業者には注意することが大切です。

基本的に屋根塗装が必要な屋根は「セメント瓦」「スレート屋根」「ガルバリウム」「トタン」の4種類です。
これらの屋根材は新築から10年を目安に塗装することで長持ちさせることができます。
長持ちさせたければフッ素系塗料、標準的なお値段であればウレタン系塗料やシリコン系塗料を使います。
屋根塗装には乾燥期間を考えると3日から7日ほどの日数がかかりますので、塗装期間が短すぎる業者には注意しましょう。

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