屋根塗装にかかる費用と塗装が必要な屋根の種類|屋根塗装の耐用年数と修理方法を解説

スレート屋根 知識・ノウハウ
雨漏りの質問

屋根の塗装って?全ての屋根に必要なの?

「新築から相当経過しているから屋根は、塗装をしたほうがいいよ」とアドバイスされたことはありませんか?

実際、テレビやラジオ、インターネットの広告などでも「屋根塗装が必要」と宣伝していることもあって、自宅の屋根塗装をすべきかどうか悩んでいる人も少なくないと思います。

そこで、屋根塗装が必要な屋根と不要な屋根、屋根塗装をするタイミングや塗装の種類、効果など、屋根塗装のすべてをまとめました。
屋根塗装で悩んでいる方、検討している方はぜひ目を通してください。

この記事の目次

屋根塗装をおこなう理由は?

屋根の塗装

屋根塗装をおこなう目的は「屋根の寿命を維持する」といったところです。
塗装など何もメンテナンスをしていない屋根だと、一般的に定められている耐用年数よりも短い期間で寿命が切れてしまいます。
当然ですが、寿命が切れることによって雨漏りを誘発させます。

そこで、防水加工が剥がれてくる頃に、一度塗装を行ってあげることによって、最大限の寿命まで屋根を持たせることができるというわけなのです。

屋根塗装をすると他の劣化が見つかる

棟板金の破損

普段、あまり自分の家の屋根の状態を見るという機会はないと思います。
なので、屋根がどこか破損していても雨漏りのような目に見える不具合がなければ気付くことはありません。

そこで、屋根の塗装をおこなうことで、軽度の破損はもちろん、よく壊れやすい棟板金の破損などが見つかり塗装と一緒に直すことができます。
この棟板金がズレたり、浮いたり、釘が抜けてくると雨漏りにつながってしまいます。

雨漏りが発生し放置したままにしてしまうと、他の箇所まで腐食してしまい、被害が拡大するので修理費用がより高額なものになってしまいます。
ですので、早めの修理をおこなうことで費用も抑えられ安心して過ごすことができるのです。

屋根塗装が必要な屋根の種類を解説

屋根の塗装

まず、意外と知らない人が多いのが「塗装が必要な屋根材の種類」です。
これを知らずにいると、悪徳業者に不要な屋根塗装を施工されてしまい無駄な出費を強いられることになります。

屋根塗装が必要な屋根の種類は4種類です。これ以外の屋根は塗装する必要はないです。

塗装が必要な屋根の種類

塗装が必要な屋根
    • 化粧スレート(コロニアル/カラーベスト)
    • セメント瓦
    • ガルバリウム
    • トタン

これらの屋根材の場合、屋根塗装をすることで屋根材の寿命を若干延ばすことができます。
塗装が必要な屋根材に共通するのは「素材の上から塗装やコーティングをしている」という点です。

新築からある程度の年数が経過すると、雨や雪、紫外線などの影響により塗装やコーティングが段々と劣化して剥がれていきますので、定期的な塗装が必要になります。塗装をせずに放置すると、まずは色褪せが目立つようになります。

デザインにこだわって建築した住宅の場合、屋根の色褪せや色落ちは致命的に建物の外観を損ねますので、早めに塗装したいものですね。

スレート屋根の塗装時期は?

スレート劣化

近年主流の屋根材であるスレート屋根(コロニアル)は、屋根材自体には防水効果はなく塗装によって補われています。しかし、日々の雨風・紫外線により、塗装が剥がれてしまうため、何もしないと7~12年程度しか保ちません。

防水加工が切れてしまうと、屋根材のひび割れや反りなどの現象が現れ、雨漏りを誘発させてしまうので、屋根が色あせてきたり、苔が生えてくる前にメンテナンスを行いましょう。

セメント瓦の塗装時期は?

セメント瓦

セメント瓦は、砂とセメントを混ぜて作られている屋根材です。
そのため、低い防水性や耐久性を塗装によって補っています。
塗装が切れると、割れたりなどの現象が現れてきますので、大体10年ほど経ったら塗装が切れるので、そくらいに一度メンテナンスを行いましょう。

ガルバリウム鋼板の塗装時期は?

ガルバリウム鋼板の修理

近年スレート屋根とともに主流になっている屋根材の1つが金属屋根のガルバリウム鋼板です。
アルミ・亜鉛・シリコンから成るため、トタン屋根よりも錆びにくく耐久性があるのが特徴ですが、耐久性を維持するためにも定期的なメンテナンスで表面をコーティングし直す必要があります。目安は10年ほどで一度塗装を行いましょう。

トタン屋根の塗装時期は?

トタン屋根の劣化

今は、あまり住宅に使用されることがなくなった屋根材がトタン屋根です。
昔はかなり流行った屋根材であるため、昔の家や倉庫、古屋などでよく使用されています。
トタン屋根は、安価ですが、とても錆びやすいため3~8年ほどで一度塗装メンテナンスを行いましょう。
あまり長持ちする屋根材ではないので、しばらくしたら屋根材を葺き替える必要が出てきます。

塗装が不要な屋根の種類

塗装が不要な屋根
  • 和瓦
  • 洋瓦
  • 天然スレート

自宅の瓦が、これらに該当する場合は、塗装は一切必要ありませんので、塗装が必要と言われてもはっきりと断りましょう。
ご自宅の瓦の種類がわからない方は、工務店やハウスメーカーに確認してみましょう。
すぐに区別がつかないのが和瓦や洋瓦とセメント瓦です。
セメント瓦は、通常の瓦と同じ形に成型しているので見た目では簡単に区別がつきません。
ただ、新築から10年以上経過していれば色あせや色落ちが目立つようになりますので、「瓦なのに色褪せてる」と思ったらセメント瓦だと思ってください。

屋根の塗装をする目安は新築から10年

スレート屋根

屋根塗装が必要な屋根材ということがわかったら、次に知りたくなるのは塗装の時期ですね。
結論から言うと、新築から10年経過した時点で屋根の塗装が必要になります。
化粧スレートやセメント瓦、ガルバリウムやトタンなどの耐久年数は20年から30年なので、1回もしくは2回塗装をしたら葺き替えが必要です。
屋根材自体は塗装で寿命を若干延ばしていても、屋根材の下にある防水シート(ルーフィング)の寿命は20年前後と言われていますので、いくら屋根材を長持ちさせても防水シートが劣化してしまえば雨漏りしてしまうからです。

10年以上経過した屋根に塗装は意味がない?

屋根材の破損

10年以上経過して20年近く、屋根材をノーメンテナンスで放置した場合は残念ながら塗装をしても、費用対効果が得られるほど屋根材の寿命を延ばすことはできません。

新築から20年間点検をしていない屋根は、一度専門業者に点検をしてもらい屋根材だけではなく防水シートなどの劣化を確認しておきましょう。
その上で、「葺き替え」するかどうかを判断してください。

屋根塗装は外壁よりも劣化しやすい

外壁の劣化ひび割れ

屋根は外壁よりも、紫外線や雨風の影響で日々ダメージを受けています。外壁が劣化してきそうだと感じたら屋根のメンテナンスも一緒に考えましょう。
外壁と屋根の塗装を一緒に行うことで、足場代も節約できバラバラに工事を行うよりも費用を抑えることができます。