屋根を選ぶ際に見比べる!オススメの屋根材と耐久年数・メンテナンス方法を解説

新築の雨漏り 知識・ノウハウ
雨漏りの質問

新しい屋根にする時は、どの屋根材がいいの?

新築を建てるとき、リフォームするとき、屋根材選びに頭を悩ませ「一体どの屋根材がベストなの?」とお悩みになる方がとっても多いです。

そこで、「屋根屋さん」の立場からベストな屋根材を選んでみました。
各屋根材の耐久年数もまとめたので、新築の屋根材選びの参考にしてください

目次

1.雨漏り修理は技術力で決まる

「この屋根材は雨漏りしますか?」と聞かれることがありますが、今販売されている屋根材で「雨漏りするもの」はありません。
もし、雨漏りするとすれば、それは屋根の形状が複雑すぎることによる施工不良や、防水シートの劣化などです。
また、現代の住宅では、雨漏りを防いでいるのは屋根材だけではなく「防水シート」もその役割を担っています。

どんなに優秀な屋根材でも、屋根材の下に水が入ることがあります。

でも、防水シートがあれば、その下まで水が入ることはないのです。

だから、「雨漏りしやすいかどうか」で屋根材を選ぶ必要はありません。 あなたが「これが素敵!」と思った屋根材を選べば良いのです。
ただし、屋根の形状によっては「雨漏りが発生しやすい」状態になることはありますので、屋根材よりも屋根や家の形状に気を配って家を建てましょう。

雨漏りリスク大「軒ゼロ住宅」

一番危険なのが、箱型住宅や軒ゼロ住宅です。

日本の家づくりでは昔から「雨仕舞い」と呼ばれる技術が発達してきました。
今のように防水シートやテープがない時代でも、建物の中に雨が入らないような構造で家を作ることを心がけてきたのです。
軒を深くしたり、窓の上に軒をつけたりするのもその1つ。

今は防水シートやテープ、コーキングなどで雨水の侵入を防げるもので深い軒は不要という設計士もいますが、軒がゼロの場合、少しでも施工不良があれば雨水がどんどん建物に侵入してしまいます。
しかし、軒を深ければ、建物の重要な構造内に雨水が浸入することがありません。

なので、雨漏りしやすいかどうかで屋根材を選ぶよりも「屋根の形状」や家の形を雨漏りリスクが低いものにすることを検討しましょう。

2.雨漏りしやすい屋根の形状

軒ゼロ住宅以外では、「陸屋根」「片流れ」「ルーフバルコニー付き住宅」、「複雑な形状の入母屋造」などの屋根の形状は雨漏りリスクが高いです。

特に、最近増えているルーフバルコニー付き住宅は要注意。
ルーフバルコニー付き住宅の屋上は、平坦になっていて防水処理が行われていますが、防水処理の耐用年数はせいぜい10年程度です。
使い方によっては、数年で防水層がはげてしまい雨水が侵入します。
どの屋根材よりも、メンテナンス頻度が高くなりますので、新築で導入する時はメンテナンス費用を貯蓄しておいてください。

お部屋の上のバルコニーも要注意

バルコニー

最近は「インナーバルコニー」と言って、1階の部屋の上にバルコニーを作る住宅が人気を集めています。
外観もスッキリしていますし、雨が振り込まないので洗濯物も干せます。
ところが、このインナーバルコニーで雨漏りが多発。
もともと、バルコニーやベランダと呼ばれる部分は雨漏りが発生しやすかったのですが、家から突き出している状態であれば少々水が入っても家本体に与える影響は微々たるものでした。
しかし、部屋の上にバルコニーがある場合、雨水が侵入すればあっという間にお部屋が雨漏りの被害にあいます。

便利なインナーバルコニーですが、雨漏りリスクを増やしていることを念頭において設置の有無を検討してくださいね。

3.屋根材と防水シートの耐久年数

屋根材の耐久年数よりも、防水シートの耐久年数が大切とお話ししましたが、念のため代表的な屋根材の耐久年数もまとめておきます。

屋根材の耐久年数

瓦屋根が圧倒的な耐久年数を誇っていますね。
スレート屋根や最近大人気のガルバリウム屋根は耐久年数が短めです。
この違いを見ると「瓦屋根一択ね!」と思うかもしれませんが、屋根の耐久年数は屋根材よりも防水シートの影響が大です。

例えば、瓦屋根の方が、ガルバリウム屋根よりも、水が屋根材の下に入りやすい構造になっています。防水シートが傷むまでの年月がガルバリウム屋根と瓦屋根を比べると、瓦屋根の方が短くなる傾向にあります。

最終的には、屋根材の下に敷かれている防水シートが雨水の侵入を防いでいるので、屋根材が100年劣化しなくても、防水シートは劣化すれば雨漏りします。
だから、防水シートのメンテナンスのタイミングで、屋根はメンテナンスしなければなりません。もちろん、防水シートだけ張り替えて、瓦屋根をそのまま再利用すれば屋根材代は「工賃」だけになりますが、再度瓦を葺く工賃は他の屋根材の工賃よりも割高ですので「新しい屋根材にした方が安くなりますよ」と言われる可能性が非常に高いです。

また、近頃は建物の耐震性を考えると、瓦屋根はガルバリウム屋根の10倍近い重さなので、耐震性はどうしても劣ってしまいます。

価格を考えてみても、どうしても瓦屋根は価格が高くなりがちです。

一方で、堂々とした瓦屋根は格好いいものです。

屋根材そのものの耐久性はもちろんですが、耐震性、価格等を複合的に考えて、屋根材を選ぶのが一番満足できることでしょう。

防水シートの耐久年数

屋根の修理

では気になる防水シートの寿命は?
というと一般的な住宅で使用されているものは10年から長くても20年。

つまり、最長でも20年経過したら屋根材を剥がして、防水シートを張り替えなければならないのです。
「そんなの困る。防水シートも屋根材も長持ちしてほしい」という方は、少し高額な防水シートを貼ってもらいましょう。
高級防水シートの中には耐久年数60年という優れものもありますので、工務店やハウスメーカーに確認してみると良いでしょう。

4.耐久性以外で屋根材を比較

屋根材はの重要な役割の1つが防音です。
雨の音、車の音、電車の音、飛行機の音などを防いでくれる重要な役割を屋根材は担っています。特に、最近はゲリラ豪雨などが増えた上に、小屋裏空間がない設計の住宅が増えたので、「新築なのに雨音に悩まされる人」が急増しています。
新築なのに雨音がする大きな原因は、屋根材と小屋裏なし住宅なのですが、スペース、デザインの問題上小屋裏なしは厳しいという方のために、「うるさくない屋根材」についてお話しします。

アスファルトシングル、ガルバリウム、スレート葺、など様々な「小屋裏空間なし」住宅を見てきた経験からすると、やはり「瓦屋根」が一番雨音を感じません。
逆に一番音に悩まされたのは「アスファルトシングル」の家。
雨の時はテレビの音が聞こえないほどの雨音に悩まされましたし、毎朝雀やカラスが屋根を歩く音で目を覚ましました。
それに対して、瓦屋根の家は、断熱材などが入っていない作りにもかかわらず、鳥の足音や雨音に悩まされることはありません。

だから、音が気になるのであれば「瓦屋根」をオススメします。

まとめ

屋根材の耐久年数は瓦を筆頭に15年から100年以上ですが、その下で雨漏りを防いでいる防水シートは一般的なものは20年程度の耐久年数しかありません。
だから、どの屋根材を選んでも20年前後でメンテナンスが必須になります。

それよりも、新築の時に重視するのは屋根や家の形状です。
最近流行している箱型の軒ゼロ住宅や、陸屋根住宅、ルーフバルコニーなどは雨漏りが非常に発生しやすいので、ちょっとした施工不良で雨漏りが発生してしまいます。
屋根材選びも大切ですが、それ以上に屋根の形状等に気を使って「長持ちする家」を建てましょう。

雨漏りに強い屋根は?

現代、主流の屋根を雨漏り修理のベテランが動画にて解説してくれました、屋根材は今は耐震性を主に選ばれることが多くなっていますが、果たしてどの屋根がベストなのでしょうか?

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