自宅など様々な建物で発生した雨漏りを直す際に行われるのが「雨漏りの調査」です。
雨漏りの調査を行うことで、現在の状態や原因がわかることはもちろん、しっかりとした見積もりが出せるようになります。また、どんな修理をすればいいのか、塗装などのメンテナンスもプラスして行う必要があるのか等も知ることができ、保険が適応できるのかなど申請に出すことも可能になってきます。
室内の被害を抑える応急処置も大切ですが、この原因調査というのも非常に重要な作業になります。
一般的には目で見る目視調査や水をかけて行う散水調査を行う場合がほとんどですが、今回は様々な調査方法とそれにかかる費用について解説していきます。
また、調査後の見積もりをもらった際にどんな費用が含まれているのか、一式と書かれている場合にもわかるように料金の内訳も解説します。
雨漏りの調査は原因を究明するために行われる
雨漏りの調査を行う一番の理由は、雨漏りの原因箇所の究明です。
雨漏りを直すのは建築修繕の中でもかなり難しいとされており、しっかりと原因を究明できないと直せないため非常に重要な作業です。
単純でシンプルな、屋根に穴が開いて雨漏りしているような場合であれば、誰でも直せるのですが、問題なのは原因箇所が複雑でちょっとした部材の破損や、雨漏りしている箇所とは違う箇所から建物の内部を伝って発生している場合です。
この場合、かなりの経験者でないと発見することができないため、全く知識のない業者が適当に補修を行い、雨漏りが直らない・再発してしまうというケースが増えているのです。
ですので、雨漏り修理はしっかりとした調査を行なって見積もりを出してくれる業者に依頼することが重要です。
安心できる業者を選ぶ際は、我々屋根雨漏りのお医者さんを選択肢の一つとして選んでいただけますと幸いです。
火災保険も対応しておりますので、使う場合や使おうと考えている場合もお気軽にご相談ください!
ご連絡の際は0120-994-119フリーダイヤルまでお電話いただけましたらすぐ係りのものが対応いたします。
雨漏りの確認方法
雨漏りの確認方法は以下の通りです。
目視確認:まずは目視で確認します。天井や壁に湿った部分、水滴、黒ずみ、変色などがないかチェックしましょう。また、家具やフローリングに水たまりや湿った痕跡がある場合も雨漏りの可能性があります。
音を確認:雨の日や大雨の後に室内で滴る音や異常な音が聞こえる場合、雨漏りが起きている可能性があります。
匂いを確認:室内にカビや湿った畳のような特有の匂いがする場合、これも雨漏りの可能性を示しています。
外壁と屋根の視察:天気の良い日に外壁や屋根を視察し、ヒビ割れや劣化、タイルやシートのはがれ等がないか確認しましょう。
これらの確認方法は一部です。自身で確認するのが難しい場合や、雨漏りの疑いがある場合はプロの業者に相談することをお勧めします。業者は専門的な知識と経験を持っており、さらに詳細な調査と適切な修理方法を提案してくれます。
雨漏り箇所の特定:見つけるための確認ポイント
雨漏りが発生すると、多くの場合、それが正確にどこから起こっているのかを特定するのは困難です。雨水は一度建物内部に侵入すると、ビームや壁の内部を伝って複数の場所から滴り落ちることがあります。以下は、雨漏り箇所を特定するための確認ポイントです。
1. 屋根の調査
屋根は雨漏りの一般的な発生源であり、特に瓦やシングルが破損しているか、または適切に設置されていない場合には特にそうです。また、屋根の穴やひび割れから雨水が侵入することもあります。
2. 外壁の調査
外壁もまた、雨漏りが発生する可能性のある箇所です。外壁の裂け目や壁と窓やドアの間のシーリングの問題は、水が侵入する可能性があります。
3. 窓とドアの調査
窓やドアの周りのシーリングが劣化しているか、または窓やドア自体に問題がある場合、雨漏りが発生する可能性があります。
4. パイプと配管の調査
屋内の雨漏りは、時折、屋外の問題ではなく、パイプや配管からの水漏れによるものであることがあります。特に、バスルームやキッチンの近くで雨漏りを発見した場合は、この可能性を考慮に入れることが重要です。
5. 散水テストでの確認
散水テストは雨漏り箇所の特定に非常に有効な方法です。これは、水を屋根や外壁に散布し、雨水の侵入箇所を確認するものです。
すべての可能性を検証し、必要な場合は専門の業者に依頼することで、雨漏りの正確な原因を特定し、それを適切に修理することができます。
雨漏りを確認する調査にはどんな方法がある?
雨漏り調査は一般的に大きく4つあります。
①目視調査、②散水調査、③発光液調査、④赤外線サーモグラフィー調査があります。
まずは被害状況などを、お客様にヒアリングし仮説をたててから、目視による外からの調査と、必要があれば壁内部の調査を行い、雨漏りの原因を突き止めます。
目視ではわからない場合には、散水調査、赤外線サーモグラフィー調査など、雨漏りしている箇所にあったやり方で調査を行う業者が多いです。
この他にも、高所カメラやドローンなどを使用したりと、雨漏りの調査には色々方法があります。
確認方法①目視調査
費用の目安は0~2万
その名の通り、熟練のプロが、雨漏り箇所と建物の構造から原因を予測し、屋根に登ったり、点検口から屋根裏を調査したりして特定する方法です。
単純な原因で雨漏りが起こっている場合に用いられることが多いです。
雨や、入り込んだ水の流れなど、様々な知識がないと行えないため、プロの技と言える調査方法です。
無料サービスを行っている業者では、目視と散水調査を行うところが多いです。
確認方法②散水調査
費用の目安は3~35万
シャワー等を使用して原因と思われる箇所に水をかけ、擬似的に雨漏りを再現することで原因箇所を特定する方法になります。
台風のような強風時にのみ症状が出るなどの場合もあるため、特定するための水の掛け方にも、かける順番や向きがあるなど、一見簡単そうに見えて経験が必要な調査方法です。
中には一時間同じ場所に水をかけ続けてやっと原因を特定できるなど、根気がいる作業の場合もあります。
散水試験調査については下記の記事で詳しく解説しています。
確認方法③蛍光塗料を使用した発光液調査
費用の目安は3~25万
発光液調査とは、レインボービュー調査・紫外線投射発光調査などとも呼ばれる雨漏りの調査方法です。
発光液調査で使用されるのは、蛍光増白剤(けいこうぞうはくざい)と呼ばれる液体です。
なんだか怪しそうな名前ですが、日常でも使用される白い服の製造過程や洗濯用洗剤の中にも含まれる成分なので健康に害を及ぼしたり、建物を破損させたりと言った心配はなく安全な液体です。
また、液体自体には色はついておらず無色透明で、紫外線ライトを当てることで液体が発光する仕組みです。
複数箇所から雨漏りしている場合にも同時に調べられる点や、雨が降っていても調査ができるなどのメリットがあります。
例えば、雨漏りしていると疑わしい箇所が、A・B・Cの3か所あるとします。
この3か所のAには青色の蛍光塗料、Bには赤色の蛍光塗料、Cには黄色の蛍光塗料を散水します。
浸出した水に紫外線ライトを当て、色が青色ならAの位置が浸入口になり、黄色ならCが浸入口といった具合で浸入口を検証し診断する方法です。
確認方法④赤外線サーモグラフィー調査
費用の目安は5~50万
赤外線サーモグラフィー調査は、赤外線カメラ(サーモグラフィ)を使用して表面温度の温度差によって雨の浸入経路を推測する調査です。
赤色、黄色の場合には基本的に不具合や問題がないとされており、青色に見える場所が周りよりも温度が低いとされています。
周りよりも温度が低いということは、雨水が流下した箇所という可能性が高いということと推測されます。
赤外線カメラを使用した調査にかかる所要時間は最短で30分程度から、原因が中々特定できない場合には、最大2〜3日掛かることもあります。
以上のように、様々な調査方法はありますが、必ずしも道具を用いた方が効果があるとは限りません。
一番大事なのは、やはり技術力の高い業者に依頼することです。
数々の経験を積んだ技術力のある方であれば、目視調査が一番確実とも言われることがあります。
赤外線調査についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
雨漏り調査費用の相場と適正価格
雨漏り調査費用の相場と適正価格について解説します。雨漏り調査費用は、調査内容や業者によって異なりますが、相場と適正価格を知ることで適切な業者を選ぶ手助けとなります。
費用の内訳と相場
雨漏り調査費用は、以下の要素が主な内訳となります。
- 調査費用: 業者が雨漏りの原因を調査するためにかかる費用
- 移動費: 業者が現場まで移動する際の交通費
- 消耗品費: 調査に使用する消耗品や材料の費用
一般的に、雨漏り調査費用の相場は、1万円から5万円程度とされています。ただし、調査範囲や難易度、業者の技術力によって、費用が上下することがあります。
適正価格の判断方法
適正価格を判断する際には、以下のポイントを確認してください。
- 複数の業者から見積もりを取る: 複数の業者から見積もりを取得し、相場を把握することで適正価格を判断できます。
- 見積もり内訳の確認: 見積もり内訳を確認し、必要な費用が明確になっているかどうかをチェックしましょう。
- 口コミや評判の確認: インターネットや知人から業者の評判を調べ、信頼性や技術力が高い業者かどうかを判断してください。
適正価格を知ることで、無駄な出費を抑えつつ、適切な業者に依頼することができます。
雨漏り調査の流れ
雨漏り調査の流れについて説明します。雨漏りは建物の構造に影響を与えるため、早期発見・対処が重要です。適切な調査を行うことで、原因を特定し、効果的な修理が可能となります。
雨漏り調査の流れ
- 依頼・問い合わせ: 雨漏りが発生した場合、まずは専門業者に連絡し、調査依頼を行います。
- 現地調査: 業者が現場に赴き、建物全体や雨漏りの発生箇所を調査します。外観や屋根、外壁、窓などの状況を確認し、雨漏りの原因を特定するための情報収集を行います。
- 原因特定: 収集した情報をもとに、雨漏りの原因を特定します。必要に応じて、散水試験や屋根や外壁の部分的な解体などの調査方法を用いて、原因を突き止めます。
- 修理方法・費用の提案: 原因が特定できたら、適切な修理方法と費用の提案を行います。複数の修理方法がある場合、それぞれのメリット・デメリットや費用を比較検討しましょう。
- 修理工事: 修理方法と費用が決定したら、業者が修理工事を行います。工事完了後は、再度雨漏りが発生しないか確認します。
雨漏りはどうして起きるの?
家の構造には、屋根・外壁・ベランダ・窓・サッシ・換気扇など、様々な部材同士が隣接し組み合わさって出来ています。
様々な部材同士が組み合わさっているということは、当然そのつなぎ目には、どうしても隙間ができてしまいますので、防水対策や雨仕舞いが施されて大切な家を雨風から凌いでいます。
ですが、その防水対策や雨仕舞いが劣化・施工不良によって役目が果たせなくなると、雨漏りが発生します。
※雨仕舞いとは、建築・建設の現場において、家の中に雨水が入らないようにする製品の構造や設置・固定の仕組みを指します。
屋根からの雨漏りについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
雨漏りの確認調査から結果報告までの流れ
雨漏り調査の開始から結果報告までの流れを解説します。
雨漏りの場所を確認する調査は雨漏りの状況に合わせた方法で一般的にはおこなわれます。
一般的な調査方法には「目視調査」「散水調査」「発光液調査」「赤外線サーモグラフィー調査」の4つを使用することが多いです。
調査が完了すると、後日、見積もりや報告書として依頼者に送られるという流れが一般的です。
雨漏りの状況を伺う
お客様から雨漏りしている時の状況や発生した原因、家の築年数や増築経験、家の構造などをお聞きし目視確認によって疑わしい箇所を確認します。
漏水箇所を再現し特定する
散水をする前に、あらかじめバケツなどを用意しておきます。
漏水している場所から家具などのものが、濡れないようビニール等で養生を行ったりもします。
準備ができたら水栓を借りホースを繋ぎます。
原因と思われる箇所を適切な順番で散水し漏水を再現します。
原因がわかるまで数分から、長い時だと30分くらい水をかけ続けることもあります。
雨水の外部浸入箇所を特定
外部から水をあて、漏水するまでかける箇所や向きを変え散水を行います。
漏水箇所が確認できたら、修理方法などを考え簡単にお客様へお伝えし、調査は終了となります。
調査結果を報告書や見積もり時に詳しく説明
雨漏り調査をおこない、雨漏り原因となっている箇所を記録した結果を報告書や見積もりとして大体5日から10日前後でメールもしくは郵送にて送られます。
内容としては、雨漏りを直すために必要な補修工事の方法や費用など報告書として取りまとめています。
マンション・ビルの調査で雨漏りを確認
大規模マンションや商業ビルも雨漏り修理前には原因を確認するための雨漏り調査を行います。
建物によっては足場が必要であったりと調査方法も異なります。
足場なしでもできるロープウェイ工法というものもありますが使用できる建物が限れてしまうというデメリットもあります。
大型な建物では、面積が大きいので散水する範囲も広くなり、調査日数がかかることがあり、その場合、マンションや商業ビルでは2~3日ほどかかることもあります。
雨漏り調査の費用について
雨漏り調査にかかる費用は、基本的に雨漏り1ヶ所ごとに幾らとして料金が算出されることが多いです。
また、ハシゴでは届かないような状況であったり、現場の場所、調査箇所の数によっても調査費用が変動し、場合によっては追加料金が発生することがあります。
雨漏り調査を専業としている会社では、一般的に20万前後の調査費用がかかることが多いです。
その他の調査費用の相場について以下の表で解説します。
調査方法 | 費用 | かかる時間 |
---|---|---|
目視 | 0~2万円 | 30分 |
散水調査 | 3~35万円 | 2時間~2日 |
赤外線調査 | 5~30万 | 3時間~2日 |
発光液調査 | 3~25万 | 3時間~2日 |
中には無料で調査を行ってくれる会社もありますが、調査費用以外に出張料や、補修工事前提など、その他の部分で費用がかかることが一般的です。
雨漏りを直すには原因の特定が必須であるため、しっかりと究明してくれる業者に依頼することがとても大切になります。
中にはろくに調査もせず、ささっと適当に補修だけ行なってしまう業者もいるので業者選びは注意が必要です。
雨漏りの修理費用についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
赤外線サーモグラフィー調査の費用相場
雨漏り調査専門の会社に、赤外線サーモグラフィー調査を依頼した場合、費用相場は、現場や状況、行う業者によってもかなり異なってきますが、大体5~50万万円程度の費用が掛かかることが多いです。
また、調査費用の内訳には、建物内部と外部、両方の撮影も含まれており、殆どの場合、写真一枚あたり2500円程度の料金が発生することが多いです。
弊社、屋根雨漏りのお医者さんでは、数々の雨漏りを解決してきた技術者が多数在籍しております。
全国どこでも対応しており、無料で雨漏りの調査も行なっています。
出張料やキャンセル料なども無料で、工事完了までは費用が発生しませんので、ぜひお気軽にご相談ください。
以上のように、様々な調査方法はありますが、必ずしも道具を用いた方が効果があるとは限りません。
一番大事なのは、やはり技術力の高い業者に依頼することです。
数々の経験を積んだ技術力のある方であれば、目視調査が一番確実とも言われることがあります。
雨漏りの調査会社はこんな方から利用されている
雨漏り調査専門の会社に依頼する多くの方は、「あまり予算が取れないので調査を行い必要な原因箇所“だけ”修理してほしい」「何回か業者に修理依頼を出してるけど、一向に直らない…」 「雨漏り修理をどこの業者にお願いしたらいいかわからない…」 「建築会社に相談したら、外壁や屋根を全部貼り替えろと言われた」 「台風などが原因で起き、火災保険を使いたいから調査してほしい」などの理由で雨漏りの調査会社を利用する方が多いです。
雨漏り調査をしてくれる業者の選び方
では一体、雨漏り修理の業者を選ぶ際に、どうやって優良業者を見極めたらいいか?気になる方も多いかと思います。
実際、業者選びを間違えてしまうと、雨漏りが直らないだけでなく、無駄な費用と時間・最悪、被害が悪化する場合もあります。
今回は、3つのポイントに絞って優良業者の選び方について解説します。
①質問に対して納得いくまで説明してくれるか
②下請け業者より自社施工がおすすめ
③工事内容を文書等で分かりやすく説明してくれるか
①質問に対して納得いくまで説明してくれるか
専門知識を持った業者なら、こちらが納得出来るような説明をしてくれるはずです。
経験が豊富であるほど、どう説明したらお客様が納得するのかも分かっています。
「このままだとお家が危ないです」「安くします」と言われたら、何故なのか、しっかりと理由を聞いてください。そして、納得して工事を依頼しましょう。
②下請け業者より自社施工がおすすめ
必要のない料金を、元請け業者を挟んで発生させる必要はありません。しっかりと自分の会社で施工をしてくれる会社を選びましょう。
地域毎に地元で有名な業者個人に繋げてくれるようなポータルサイトをたまに見かけます。
こういったサイトを利用すると失敗しにくいかもしれません。
③工事内容を文書等で分かりやすく説明してくれるか
利益ばかり考えてる会社にありがちなのが、見積書等に「一式」等の言葉を使って大まかに表現し、修理費用を大幅に上乗せする、というようなやり方です。
雨漏り修理は、前述したように、状況によって料金が大きく振れます、どこにお金を使っているのか、工事による料金の違いを分かりやすい説明をしてくれる業者を選びましょう!
修理してからでは手遅れです、修理前の業者選びはショッピングサイトで欲しい物を選ぶのと同じです。
店員に「この商品、凄く良いんです。おススメです!」と言われても、納得しなかったら買いませんよね。それと同じです。
雨漏り修理の「修理費用」はショッピングサイトの買い物より金額が大きい筈です(笑)
後悔の無い選択をしましょう!
雨漏り修理業者の選び方についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
雨漏り確認後は放置せずに業者に連絡しましょう
家の修理は身体の治療と似ており、早期対応が一番です!
雨漏りを放置することによって起こり得る被害について解説します。
私たちの身体の内部に普段侵入しない物が侵入したら何かしらの悪さを働きそうなものです。
それを家で考えてみましょう。
材料として多く使われている木に、多くの水がかかっている、ということなら容易に想像はつくのではないでしょうか。
実際にどんなことが起きる可能性があるのか少し紹介していきます。
①見た目が悪くなる
家の内部にシミみたいな物があったら、どうでしょう。私の家は古いので、私的には大して気になりませんが(笑)、普通は気になる人が多いでしょう。
下の写真の様になってからでは、そうとう雨漏りが進んでいます。きっと天井の板だけでなく、それ以外の部分の修理にも費用が掛かってしまいそうです。
雨漏りしたての時に修理しておけば・・・こんな状況は避けたいものです。
天井の板の張り替えだけならそこまで費用は掛かりませんが、それでも、それがごく一部なのか、それとも全体なのかと言ったら、料金がまったく変わってきます。
②建物の強度の低下
木造部分が水により腐る、金属部分が水により錆びる
どちらも家の強度がどんどん落ちていきそうです。
雨漏り修理してなくて家が倒壊なんてのは流石に大袈裟すぎる感じがしますが、家の強度が下がって耐震機能が下がったり、一部が崩れ落ちたりしてしまう可能性はありますので気をつけましょう。
③雨漏りによってシロアリなど害虫が発生
雨漏りを放置していると、湿度の関係などによりシロアリが発生したりすることもあります。
シロアリは腐った木材や湿った空気がある場所を好みます。
雨漏りしている家は大好物で・・・10万匹のシロアリが1日に食べる木材の量は7gだそうです。
私は虫が超苦手なので家の寿命が縮むのも辛いですが、さらにシロアリが家に大発生なんて、考えただけで家出したくなります(笑)
写真は・・・貼らないでおきます。
⑤漏電?電化製品や火災に要注意
あまりイメージがわかないかもしれなませんが、割とよくある話です。
雨漏りというより、もはや設計ミスなのでは?というくらい雨漏りをしている会社があって、そこの下にあった制御盤がやられてしまって大惨事!なんていうこともありました。
最初は雨漏りの量も少なかったので、まぁ大丈夫だろうと放置した結果のようなのですが・・・。
少し大袈裟かもしれませんが、火災になって住宅焼失などという実例もあるので、頭の隅っこに置いておいて、火災には十分に注意しましょう。
雨漏りの放置についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
雨漏りによる漏電についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
雨漏り調査と費用について まとめ
①雨漏り修理の業者選びは、表の価格だけでなく、その根本を見よう
雨漏り修理に関しては、例えば相見積等を取ると、ついつい表に見える価格だけで比べてしまいがちです。しかし、本当に大切なのは、なぜその価格が提示されているのかをよく考えることです。
その価格の違いは、材料によるものなのか、会社の利益によるものなのか、それとも単純に遠いところからきているだけなのか等々、その原因を探れば、本当に大切なところにお金をかけることができます。
分からなければ、どんどん聞いてください。
聞くことによって、あなたの知識もついてきます。3社くらい、ある程度突っ込んで説明を聞くと、おかしいと思う会社も出てくるはずです。そうやって、あなたの大切な家を守ってください。
②雨漏りは放置しない
雨漏りしたら素直に業者に頼みましょう。
無料で見てくれる業者も、たくさんあります。
雨漏りが止まっても内部がどうなっているのかは、素人には分かりません。身体の治療にしても、普通の人に出来るのは絆創膏を貼ったりするくらいですよね。自分で外科手術をする、などという人は聞いたことがありません。
お金がかかるから、としばらく放っておくと、その間にも家の劣化は進みます。手遅れになってからでは無駄な浪費が増えるだけです。
携帯電話のように、「よし家がダメになっちゃったし、乗り換えるか~」とはいきませんからね。
③雨漏り修理は業者選びが一番大切です。
雨漏りが発生すると、「すぐに止めないと!」と焦りがちになってしまいますが、焦ってすぐに来る業者を探し回って頼むか、よく業者を吟味して、多少待ったとしても、より良い業者に頼むのか、よく考えましょう。
たとえ修理までの期間が1か月変わったとしても、それから何十年もその家に住むと考えると、たいして違いではありません。
雨漏り修理に関しては、職人の腕、ノウハウ、知識が本当に大切です。
業者選びを間違えると、修理してもすぐに再発、なんていうのはよくある話です。
そうならないためにも業者選びはしっかり行い、少ない費用で満足のいく修理をしてもらいましょう!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格と表彰状を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。