天井にできたシミが雨漏りなのか気になる方も多いはずだと思います。
また、原因は何なのか?雨水が垂れてくるわけでもないので放っておいても大丈夫か?など考える方も多いのではないでしょうか?
雨漏りでできたシミは屋根が原因であったり、外壁塗装を行った際の施工方法や塗料によるミスで発生することもあります。
ですが、決して天井から水が垂れてこないからといって放置して良いわけではありません。
天井にシミが出来ているだけで雨水が垂れてこない場合もあるのです。
最悪の場合、天井板が落ちてくるなど大きなトラブルになることがあります。
雨水が天井から垂れてくる状態までいっていると重症の場合が多いです。
また、実際に我々が調査や点検に現場に駆け付けると、その雨染みは雨水が原因ではない場合も多々あるのです。
もしも天井にシミが出来てしまった場合は、これからご紹介する「雨水以外の水漏れ」の可能性も視野に入れておきましょう。
特に「雨が降っていないのに水漏れしている場合」は要注意です。
この記事では、雨漏りによる天井のシミと雨水以外で天井にシミが出来てしまう原因をまとめ解説いたします。雨漏りとの見分け方や、雨漏りだった時の対処法もまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
すぐに業者を探している場合にはフリーダイヤル0120-994-119にてご連絡ください。
担当スタッフが対応いたします。
雨漏りの前兆は表面にシミが出る?
雨漏りの前兆のほとんどが、天井や壁のクロスの異変から気づくことが多いです。
中でも多いのが、カビが発生している、クロスが剥がれてきた、天井材の一部が落ちてきたなどが多いようです。
また、水が滴る音や臭いに異変を感じて雨漏りに気付く方が多いです。
外壁は、室内までの距離が(100mm以上)ありますので、すぐに室内への症状は出にくいため、雨漏りに気付くのが遅れる傾向にあります。
雨漏りの前兆である、天井や壁に現れるシミや水滴、異臭、カビなどの発生が見られた場合は、すぐに専門業者に相談することが重要です。
雨漏りの初期サイン:見逃してはいけない小さな兆候
雨漏りは、住宅にとって深刻な問題を引き起こす可能性がありますが、いきなり大量の水が流れ込んでくることは稀です。多くの場合、初期段階では見逃しやすい微妙なサインが現れます。これらのサインを早期に発見し、適切な対策を講じることで、被害を最小限に抑えることができます。
天井や壁の水染みや変色
天井や壁に現れる水染みや黄ばみ、黒ずみは、雨漏りの最も一般的なサインの一つです。最初は小さなシミでも、放置すると徐々に広がり、建材の劣化を進行させてしまいます。特に、雨天後にシミが濃くなったり、湿った感じがする場合は、雨漏りの可能性が高いと言えます。
カビや藻の発生
屋根、外壁、内壁などにカビや藻が発生している場合は要注意です。これらの微生物は、湿気が多い環境を好み、長期間にわたって水分が供給されることで繁殖します。特に、北側の壁や日陰になりやすい場所、換気が不十分な箇所で見られる場合は、雨漏りが原因である可能性があります。
異臭の発生
湿った木材や断熱材は、カビや細菌の繁殖により独特の臭いを発することがあります。この異臭は、雨漏りによって建材が濡れ、湿度が高くなった結果生じることが多いです。特に、雨が降った後や湿度が高い日に臭いが強くなる場合は、注意が必要です。
壁紙や塗装の剥がれ、ふくれ
壁紙や塗装が剥がれたり、ふくれたりしている場合、その下の建材が水分を含んで膨張している可能性があります。これは、雨漏りによって水が浸入し、建材を劣化させているサインです。特に、窓枠やサッシ周辺、換気扇の周りなどで見られる場合は、雨漏りの可能性が高いと言えます。
その他
上記以外にも、雨音がいつもより大きく聞こえる、天井からポタポタと音がする、床が湿っている、水道料金が異常に高いなどの現象が見られる場合も、雨漏りを疑う必要があります。
これらのサインに気付いたら、早めに専門業者に相談し、点検してもらうことをおすすめします。早期発見・早期対応が、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持するために重要です。
天井シミは雨漏り以外でもできる?
天井にシミができている場合、ほとんどは雨漏りが原因になっていることが多いですが、中には雨漏り以外が原因でシミができることもあるのです。
まずは、雨漏りによって天井の木材やクロスにシミができる原因から解説します。
雨漏りによって天井にシミができる理由は主に以下の7つのポイントが原因になっていることが多いです。
・ 屋根材が劣化、破損している
・ 屋根材がズレたり、浮いたりしている
・ 棟板金の劣化、破損
・漆喰の崩れ
・ 釘やネジ穴の隙間
・外壁の亀裂
・ベランダのつなぎ目や防水層の劣化
この他にも天井にシミができる原因はありますが、大抵は以上のようなことで雨漏りしている場合が多いです。
屋根以外にもベランダや外壁も原因になっている場合があるんだね!
屋根からの雨漏りについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
天井シミができる雨漏りの原因箇所
天井に発生した雨漏りのシミは屋根以外にも様々な箇所で起こるため、原因箇所が一つだけではありません。
雨漏りは、屋根からだけでなく様々な箇所で発生します。
雨漏りの原因としては、屋根や外壁の劣化、工事不良、風災や落雷などが考えられます。雨漏りが放置されると、建物全体に被害を与えるため、早急に対処する必要があります。
また、使用している屋根材によっても雨漏りの原因は変わってきます。
現在主流の屋根材は主に3つあります。
・ 瓦屋根
・ スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)
・ 金属屋根(ガルバリウム鋼板・トタンなど)
以上のように、経年劣化が原因で雨漏りすることが多いです。
瓦屋根での雨漏りの原因
瓦屋根の場合には、瓦のズレや破損、漆喰の崩れ、防水シートの劣化・雨樋などが原因で雨漏りが発生します。
瓦屋根なら耐用年数も50年以上と長く保つとよく聞きますが、実際には漆喰やその下にある防水シートなどは早くに寿命を迎えてしまうため、瓦以外が劣化することによって、それらが原因で雨漏りしていることが多いです。
瓦屋根についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
スレート屋根での雨漏りの原因
スレート屋根はその耐久性と経済性から多くの家屋で採用されていますが、屋根材の劣化やひび割れ、防水シートや棟板金の劣化など、時間と共に様々な原因で雨漏りが発生するリスクがあります。
このため、スレート屋根は防水塗装によってその防水効果を維持しており、屋根の寿命を延ばし、雨漏りを防ぐためには定期的なメンテナンスと点検が欠かせません。
特にスレートの耐用年数が過ぎた場合、単なる補修では不十分となり、カバー工法による上からの重ね葺きや、屋根材を全て新しくする葺き替えなど、より全面的な修繕が必要になることがあります。
これらの対策を適時に行うことで、スレート屋根の雨漏り問題を根本から解決し、家全体の安全と快適性を守ることが可能です。
スレート屋根についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
金属屋根での雨漏りの原因
金属屋根の場合は、サビによって穴が開いたり、棟板金、谷板金の劣化で、釘が浮いたり、穴が開くことで雨漏りが発生します。
ガルバリウム屋根の場合には、屋根のサビを防ぐためにも自分で、定期的にシャワーを屋根全体にかけて洗い流すような清掃が必要になります。
金属屋根についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
天井のシミが雨漏り以外でできる場合
雨漏りによって天井にできるシミは一般的ですが、実はそれ以外にも家の中でシミができる原因は様々です。
例えば、雨が降っていない時でも天井から水漏れがする場合、それは雨水以外の原因による可能性があります。その際は、他の水漏れの可能性も疑ってみることが重要です。
雨水以外でシミができる主な原因としては、以下の5つが挙げられます。
- 結露による天井のシミ: 冬場など、室内外の温度差や湿度の変化によって結露が発生し、それが天井にシミとして現れることがあります。
- 水道管の破裂による水漏れ: 家の中の水道管が老朽化したり、破損したりすることで水漏れが発生し、壁や天井にシミができる場合があります。
- 二階のトイレや水回りの水漏れ: 二階にあるトイレやバスルームなどの水回り設備で、配管の不具合や使用中のトラブルによって水漏れが起こり、下の階の天井にシミができることがあります。
- 動物の糞尿によるシミ: 屋根裏や壁の中に動物が侵入し、排泄物が滴り落ちることでシミができる場合があります。
- エアコンの水漏れ: エアコンの排水管が詰まったり、故障したりすることで、水漏れが発生し、部屋の天井や壁にシミができることがあります。
これらの原因によって、家の中でシミができることがあるため、注意が必要です。シミが見つかった場合は、早めに原因を特定し、適切な対処を行うことが大切です。
天井のシミ原因①結露による天井からの雨漏り
天井にできたシミの原因が雨漏りだと思っていたら、実は結露だったというケースもかなり多いのです。
結露とは、暖かい空気中に含まれている水蒸気が、冷えることによって水に変わる現象です。
よく冬の時期の窓などでよく見られる現象なため、まさか天井で結露が発生しているとは思いませんよね。
実は屋根裏の断熱が十分でない場合に結露は起こります。
特に結露しやすいのが「台所」「寝室」「室内干しをしている部屋」です。
実際に結露が起こったとしても、吸湿性の高い天井であれば、ある程度は吸収します。ですが、ビニールクロスの天井の場合だと、ほとんど水分を吸収しませんので結露が大量に発生した日は、「ポツリポツリ」水分が落ちてくることがあります。
もしビニールクロスの内側が結露してしまうと、クロスの剥がれが発生することも起こりえます。
杉板などの木材や自然素材でできた天井の場合には、水分を吸収してくれますが、水分量が多すぎると「シミ」になってしまい、「もしかして雨漏りの痕?」という状態になってしまいます。
もし大雨でもないのに、「天井から水が垂れてきた場合」「天井にシミが出来た場合」には、まず結露を疑ってみましょう。
窓に結露が大量発生している状態であれば、結露の可能性が高いです。
結露による雨漏りだった場合
天井のシミや水漏れが結露だとわかったら、「除湿器」などを導入して結露しない環境を整えましょう。
特に最近建築した、高気密高断熱住宅で除湿器を使わずに洗濯物を干した場合は、結露する可能性が高いのでご注意ください。
雨漏りの水も、結露の水も結局は「同じ水」なので家を腐食させること・カビを発生させるなどの健康被害に影響を与えることには間違いありませんので早めに対処しましょう。
結露が原因の場合には、タオルで拭き取り、換気や除湿機をするのが一番なんだね!
結露についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
天井のシミ原因②水道管の破裂やサビによる水漏れ
雨が降っていないのに水が垂れてきた場合や、水の量が明らかに多い時は水道管の破裂を疑いましょう。
2階にお風呂やトイレ、洗面所がある場合、水道管が壁や天井に設置されていますが、凍結などでそれが破裂すると大量の水が漏れ出してしまいます。
基本的に水道管からの水漏れは、経年劣化によるものが多いですが、築浅住宅でも、寒冷地では水道管の凍結によって破裂が起きますので注意しましょう。
また、水道管に「鉄」が使われていた場合、まったく衝撃が加わっていなくても、サビが原因で自然に漏れだすことがあります。
ここ数年に建築された住宅では、ポリエチレン管が主流になりましたが、一昔前までは、鉄管がメインでした。
鉄管は、徐々に錆びますので、築20年以上経過している場合は、サビによる水漏れの可能性も高くなります。
地震などの大きな衝撃が加わった時も破裂する場合がありますので、地震の後に水漏れが発生した場合は地震による破裂の可能性が高くなります。
水道管の破裂や経年劣化が原因で水漏れしている場合はお住まいの地域の「指定工事業者」に修理を依頼しましょう。
水道料金が高い場合には水道管の破裂を疑う必要があるんだね!
雨漏りの放置についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
天井のシミ原因③2階のキッチンやお風呂、トイレなどからの水漏れ
1階が雨漏りしていて、上に水回りがあるあたりがシミになっている場合は、2階の水回りからの水漏れの可能性が高くなります。
具体的には、トイレやお風呂、洗面所などの水回りです。
排水管の接合部分や、ユニットバスの下にある配管の劣化、接合ミスなどが原因で水漏れが発生する場合があります。
築20年以上経過している住宅の場合は経年劣化が考えられますが、築浅住宅の場合は施工ミスの可能性がありますので、ハウスメーカーや工務店に連絡をしましょう。
築10年以内の水漏れの場合は、建て主さんの負担ゼロで修繕してもらえます。
新築であれば施行ミスの疑いがあるんだね!
新築での雨漏りについてはこちらの記事で詳しく解説しています↓
天井のシミ原因④エアコンからの水漏れ
「床に水たまりが!」と屋根屋さんが急行すると、水たまりの真上に「エアコン」が設置されていることがあります。
その場合、雨漏りではなく、エアコンから水が漏れている場合がほとんどです。
エアコンは、ドレンと呼ばれる排水管のつまりなどが原因で水漏れを起こすことがあります。
エアコンの下に水たまりが出来ている場合は、天井ではなくエアコンをチェックしてみましょう。
水漏れが確認できたら、エアコンの修理業者さんや掃除業者さんに連絡をしてみてください。
購入して日が浅い場合は、購入店に相談しましょう。
天井のシミ原因⑤害獣など動物の糞尿による雨漏り
それほど多い事例はありませんが、天井裏に住み着いているネズミやコウモリ、ハクビシンやタヌキなどの糞尿が漏れているのを、雨漏りと勘違いすることがあります。
特に、山間部や畑が近くにある古い住宅では、天井裏に野生動物が住み着くことがあります。
最近では、都内でも見かけることが多くなり、空き家が多い地域の場合、空き家に住んでいた動物が引っ越してくることもあります。
漏れてくる水が臭い、色がついているなど「水」とは異なる場合、動物の糞尿を疑ってみてください。
主に以下の状況が当てはまる場合には動物が侵入している可能性があります。
・ 夜になると天井や壁から音が聞こえる
・ 害虫が頻繁に出る
・ 悪臭がする
家を建てたハウスメーカーや工務店、なじみの大工さんに天井裏を確認してもらい、動物の痕跡があったら害獣駆除業者に野生動物の駆除を依頼しましょう。
野生動物が住み着いていると、糞尿による被害だけでなく、病原菌による感染の危険性がありますし、断熱材を噛んで巣にするなど、住宅の機能を著しく低下させる行動をとります。気がついたら早めの対処を行いましょう。
そのままにするとダニやノミ、病原菌を運んできちゃうんだね!
天井のシミや雨漏りの放置で引き起こる二次災害
雨漏りの放置は建物の内部を腐らせます。
あまり酷くないからそのままでいいやの軽い気持ちが気付いた時には悪化していて、修理する頃には高額な修理費用が発生してしまうのです。
雨漏りの放置は、修理費用が高額になるだけでなく様々な二次災害・三次災害を引き起こします。
雨漏りが原因で引き起こる二次災害・三次災害は、主に5つあります。
・カビの発生
・シロアリの繁殖
・漏電
・木部の腐食
・金属部のサビ
これらの発生は、家の資産価値を下げるだけでなく、住んでいる方の健康被害にも悪影響を及ぼします。
特にカビの発生は、ご年配の方や、小さなお子様、アレルギー体質の方がいるご家庭では気をつけなければなりません。
また、天井裏などに配線がある場合にも注意が必要です。
漏電によって火災など命に関わる危険性も出てきます。
雨漏りした際は早めの対処を心がけ、安く修理ができるうちに行ってしまいましょう。
雨漏りの放置は健康面にも影響してくるんだね!
雨漏りの放置については下記の記事で解説しています↓
漂白剤を使用した雨漏りのシミの消し方
雨漏りの跡が天井や壁紙にあると、見た目が悪く、気になる方も多いと思います。
跡やシミが表面部分だけという場合には、自分で消してみるのも良いでしょう。
自分でできる雨漏りの跡やシミを消す方法は、「漂白剤を使う」方法があります。
漂白剤を使用した消し方については、まず、市販の漂白剤を10%~50%に薄め、スプレーなどで漂白剤を吹きかけ、しばらく時間をおいた後に水拭きします。水拭きの後、乾いた布で汚れを拭き取り、その後、1日乾燥させましょう。
雨漏りと水漏れの症状と見分け方
水漏れはしているけど、雨漏りかどうかわからない場合は、次のチェックリストにあてはまるかどうか考えてみてください。
・雨が降っていない日も水が漏れる
・2階の下なのに水が漏れる
・漏れてきた水が生臭い
・エアコンの下だけ水がある
・生活は変わっていないのに水道料金が高くなった
・雨が降っていないのに大量の水が漏れてきた
これらのどれかに該当する場合は、雨漏りではなく水道管の破裂や、野生動物による被害、配管の劣化などが原因の水漏れが考えられます。
また、このどれにも該当しない場合、または判断がつかない場合は雨漏りの可能性がありますので、一度専門家に調査を依頼しましょう。
築10年以内の家であれば、雨漏りの場合でも施工業者の負担で修繕してもらえるので、ハウスメーカーなどに連絡をしてください。
築年数が経過している住宅の場合は、雨漏り箇所や水漏れ個所を特定するまでに、専門的な知識と技術が必要になりますので、雨漏りの専門家に依頼することをおすすめします。
雨漏りの修理費用
雨漏りの修理費用については、修理する箇所や規模、修理方法によって大きく異なります。修理費用の目安としては、数万円から数十万円程度になることが多いとされています。また、業者によって費用に差があるため、複数の業者から見積もりを取ることがおすすめです。
業者の選び方については、実績や口コミ、保証などを比較することが重要です。
信頼できる業者を選ぶことで、適切な修理が行われ、再発を防ぐことができます。
雨漏りは建物に大きな被害を与えるため、早期の発見と適切な対処が必要です。
定期的な点検とメンテナンスを行うことで、雨漏りの予防につながります。
シミの原因が2階トイレの水漏れによる事例
実際に、屋根雨漏りのお医者さんにご依頼をいただき、お客様のところに伺って修理させていただいた時のお話です。
築年数は25年くらいの当時にしては珍しく鉄骨組で屋根が造られており「屋根から雨漏りがする」から見に来てくれ、ということで今回お伺いしました。
雨漏りがしている場所は2階建ての1階部分からでしたが、家の造り的に屋根の上に上がれるような状態ではなかったため、まずは屋根裏に潜ってみました。
屋根裏で写真を何枚も撮影してみたのですが、どれだけ撮影しても雨漏りの箇所が見当たりません。
しかし、実際に家の中ではボタボタと雨漏りしています。
奥様から、徹底的に見てくれと言われたので、1階の天井に穴を空けて、その天井裏を見ると、雨も降っていない日なのに一部がかなり雨漏りしている状態が見えます。
雨漏りにしてはおかしすぎるので、よく見てみると、ちょうどその上が手洗いになっていて、その配管の一部から水が漏れているのが見つかりました。
そこで、配管の周りをきちんと養生し、配管のジョイント部分もボンドを入れて確実に水漏れを止めたところ、この雨漏りも収まりました。
天井にシミが現われたら室内の風通しを良くしましょう
天井にシミが生じている場合、室内の湿度が0%以上と高くなっていることが多いです。 まずは、できるだけ室内の風通しを良くし、湿気が一箇所に留まらないようにしましょう。
雨漏りは長引くことでカビを増殖させるだけでなく、建材の傷みをも進行させます。
その後は、雨漏り専門の修理業者に調査をしてもらい原因をはっきり見つけてもらってから修理してもらいましょう。
雨漏りによる天井のシミの相談事例
ここからは実際に、屋根雨漏りのお医者さんで雨漏りの調査・修理した事例を紹介いたします。
天井にできた雨漏りのシミ
Q.事務所から雨漏りしています。見て頂きたいです。
A.室内の天井や壁に雨漏りの形跡がシミとなって残っていますね。
確認したところ、建物自体も古くスレートの屋根はだいぶ傷んでおり、雨漏りしても仕方ない状態でした。
修理のご提案
既存の屋根をすべて剥がし屋根を葺き替える方法もありますが、やはりご予算の面も考慮しカバールーフにて施工するご提案をいたしました。
しかし予算面だけでなく、お店の営業をストップしていただかなくてもできる点や工期も短縮できるというのがカバー工法のメリットです!
玄関の天井から雨漏りしてシミになっています。
Q.玄関から雨漏りしており、シミになっています。
修理してください。
A.玄関の天井を見てみると雨漏りの跡がシミとなって残っているのがわかります。
詳しく確認してみます。
さらに、玄関と正反対のバルコニーでも雨漏りがあるとのことで見させていただくと、こちらも問題があると思われる箇所が多々ありました。
屋根に上がると、瓦と二階の外壁のつなぎ目が安易な施工であったり、明らかにおかしな隙間が見受けられたりと、とても業者が施工したとは言えない造りです。
修理のご提案
このままでは雨漏りが進行し、どんどん酷い状態になってしまうので、全面的に雨漏り修理をする方向でお客様に修理の提案をさせていただきます。
複雑な構造の一軒家ではありますが、建築当時の業者様がしっかりとした知識・技術を持って施工をしていれば、お客様に安心して住んでいただけていたのでは・・・とつくづく感じさせられました。
店舗にできた雨漏りのシミ
Q.店舗に雨漏りによってシミができています。一度見て頂きたいです。
A.天井にシミやカビが生えていますね。
しっかりと原因を見つけます。
拝見したところ、ずいぶん前より雨漏りをしていたのか天井にカビが生えていたり、クロスが剥がれている状態でした。
屋根は防水工事をされていたようでしたが、経年により劣化しており、あちこちに水が浸入し浮いています。
修理のご提案
今回は、その劣化している箇所を一度撤去して再度施工しなおす方向でお見積もりを出す予定です。
天井シミの原因は雨漏り まとめ
雨漏りが起こる原因としては、屋根や外壁の劣化、排水溝の詰まり、雨樋の破損などが挙げられます。早めにチェックし、修理することが大切です。
また、雨漏りのサインとしては、天井のシミや壁紙の剥がれ、カビなどが挙げられます。
雨漏りを防ぐためには、定期的な点検やメンテナンスが必要です。また、防水工事を行うことも有効です。DIYでできる対処法もありますが、専門家に依頼することも検討しましょう。
雨漏りが起こった場合は、まずは被害を最小限に抑えるための対処を行い、専門家に相談することが大切です。修理費用の相場や、業者選びのポイントも押さえておくと役立ちます。
雨漏りを放置すると、家の中が腐食してしまったり、結露やカビの原因になるなど、様々なリスクがあります。早めに対処しましょう。
以上、雨漏りに関する情報をまとめてみました。防水工事や定期的な点検・メンテナンスを行い、早めの対処を心がけて、快適な生活を送りましょう。
最後に、もう一度、雨漏りかと思ったらそれ以外の原因だったというケースをまとめておきますね。
- 結露
- 水道管の破裂
- 2階の水回りからの水漏れ
- エアコンからの水漏れ
- 動物の尿
これらが原因の水漏れは、注意深く観察すれば雨漏りではないことがわかります。
雨が降っていない時に急に水漏れがはじまったら、雨漏り以外の原因を疑ってください。
ただし、結露が原因の場合は、雨漏りと見分けがつかないこともありますので、雨漏り修理の専門業者に相談してみましょう。
彼らは「水漏れのプロ」なので、結露なのか雨漏りなのかをしっかりと調査した上で判断してくれます。
どちらにせよ、住宅内の水漏れは、家の寿命を縮めるだけではなく家族の健康を脅かすこともあるので、気付いた時の早めの対処が大切です。
もしも業者選びに迷った際は、我々、屋根雨漏りのお医者さんにお電話ください!
こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん群馬県担当の木村治です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格と表彰状を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。