台風が来る前の対策出来ていますか?
対策方法はかんたんですが、知っておくのと知らないのでは全く違います!
被害を受けて多額な修理費用を出費する事になる前に事前に対策しておきましょう!
この記事では台風での雨漏りの被害について、台風の対策方法などを解説しております。
台風の対策方法は難しいものではなく、簡単に取り組める上に効果が見込めるものが多いです。
台風の被害による物の物損や家の損傷、ケガ等を起こさないように心がけましょう!
すぐに雨漏りの修理・メンテナンスを依頼したい方や、雨漏りの修理業者を探している方は、一度屋根雨漏りお医者さんのサイトをご覧ください。
屋根の雨漏り!台風が引き金になる場合
台風の激しい風と雨は、家屋の屋根に対する大きな試練です。
強風により屋根材が飛ばされたり、劣化した部分から雨水が浸入することで雨漏りが発生します。
屋根材の劣化と雨漏り
屋根の材料は日常的に太陽の紫外線、雨風、気温変化などの影響を受けて徐々に劣化します。その劣化が進むと、屋根材自体が雨水を適切に防げなくなることがあります。台風の強風と大量の雨水は、この劣化した屋根材にとってさらに厳しい試練となり、雨漏りを引き起こす可能性があります。
台風の強風がもたらす屋根の損傷
台風の強風は、屋根材を直接吹き飛ばすことがあります。特に瓦やスレートなどの重い屋根材が飛んでしまった場合、露出した屋根の下地は雨水を直接受けることになり、これが雨漏りを引き起こします。また、強風により飛んできた物が屋根に当たって損傷を与えることもあります。
台風の豪雨と雨漏り
通常の雨とは異なり、台風による雨はその量も強さも格段に増すため、屋根の雨水排出能力を超えてしまうことがあります。これにより、屋根材の隙間から雨水が浸入し、結果として雨漏りを引き起こします。
以上のように、台風は屋根の雨漏りを引き起こすさまざまな要素を持っています。そのため、台風季節には屋根のチェックと必要な修理を行うことで、雨漏りの発生を未然に防ぐことが可能です。
台風が外壁に雨漏りの影響を及ぼす理由
台風が発生すると、外壁にも大きな負荷がかかります。風向きや強さの変化、大量の雨水が外壁に直接衝撃を与え、これが雨漏りの原因となります。
外壁材の劣化と雨漏り
外壁材も屋根材同様、日常的に自然環境の影響を受けて劣化します。塗装のはがれ、ヒビ割れ、腐朽などの劣化が進むと、外壁材の防水機能が低下し、雨水が浸入しやすくなります。台風の激しい雨と風は、劣化した外壁材に対する試練となり、雨漏りのリスクを増大させます。
台風の強風による外壁の損傷
台風の強風は、外壁材に直接的な損傷を与える可能性があります。風により飛来する物が外壁に当たると、外壁材にヒビや穴が開いたり、外壁材自体が剥がれることもあります。これらの損傷から雨水が浸入し、雨漏りを引き起こします。
台風の豪雨と外壁の雨漏り
台風の豪雨は、普段は雨水の浸入がない場所でも雨漏りを発生させる可能性があります。風向きにより雨水が通常とは異なる角度から打ちつけられ、外壁材の隙間や接合部、窓周りなどから雨水が浸入することがあります。
以上から、台風は外壁の雨漏りを引き起こす多くの要因を持っています。これらのリスクを抑えるためには、台風季節前に外壁の点検や修理を行うことが重要です。
台風による雨漏りの被害と対策
台風の被害で多いのが雨漏りです。
台風時には、通常の雨に強風も加わり、横殴りの強い雨や、地面から跳ね返って下から上に舞い上がるような雨が発生します。すると普段の雨では、何も起こらなかった箇所から、雨漏りが発生することがあります。
台風による雨漏りの被害は、主に以下の3つです。
① 台風による屋根材の破損
台風時の雨漏りで多いのが、屋根からの雨漏りです。
普段から紫外線や経年劣化によりダメージを受けている屋根が台風時に表面化し、雨漏りを引き起こします。具体的に台風時の屋根被害で多いのが以下の被害です。
被害・強風により屋根材にヒビが入ったり、ズレが生じ雨が侵入する
・棟板金の釘が浮いたり抜けたりし、その隙間から雨が侵入する
・強風でアンテナが倒れ屋根材が破損する
・強風により飛んできた物に直撃し屋根材が破損し雨が侵入する
瓦屋根の雨漏りについては下記の記事で解説しています↓
② 窓枠・サッシの劣化
台風時には、様々な物が飛んできます。
それが窓ガラスに直撃し破損した箇所から雨が入り込みます。強風でも窓ガラスは割れる恐れがありますので、あらかじめ雨戸を閉めることを忘れずに行ってください。
また、雨戸がない家では、ガムテープを窓ガラスにバッテンにして貼り付けることで、割れた際にガラスが飛び散ることを防げます。サッシ部分が経年劣化で隙間ができている場合、台風による横殴りの雨で浸水する場合があります。
雨水が侵入してきた際は、被害が広がらないように雑巾やいらないタオルで吸い取るように拭きとる必要があります。
窓・サッシの雨漏りについては下記の記事で解説しています↓
③ 外壁の劣化による雨漏り
外壁からはクラックと呼ばれるひび割れから雨水が侵入します。また、外壁の接合部に使われているコーキングが劣化し、その隙間から雨水が侵入します。
コーキングの寿命は約10年程度ですので、劣化した際には早めのメンテナンスが必要となります。
台風の影響によってヒビが悪化し雨漏りが発生してしまうと修理費用がとても高額になる可能性が高いです、外壁のヒビが気になる場合は事前に専門家に調査の依頼をしておきましょう。
外壁については下記の記事で解説しています↓
台風の時だけ雨漏りする理由
普段は雨漏りしないけれど、台風の時だけ雨漏りする建物はよくあります。
普段雨漏りしないお家であっても、強風という圧力がかかった状態での雨は、下から吹き上げるような雨や、普段当たらない箇所へ風向きが変わることで雨が当たり雨漏りが発生してしまうのです。
また、台風の時だけ雨漏りしたとしても普段の雨は何もないから大丈夫だと思う方もいるかもしれません。
ですが、眼に見えるような室内への雨漏りが起きていなくても、建物内へは雨水が浸入している可能性が滝ので注意が必要です。
雨漏り以外にもある!台風がもたらす被害
日本では昔から台風が頻繁に発生しており、今も台風の発生回数は変わることなく日本を脅かし続けています。
台風によってもたらされる被害は大きく分けて5つ!
雨・洪水・暴風・高波・高潮これらが原因によって川の氾濫や土石流、がけ崩れ、地すべり等の二次災害も発生する。
この他にも台風が引き起こす二次災害はたくさんあり、どれも実際に経験しないとこの恐ろしさは想像しにくいですが、どれも簡単に人命を奪うほどの恐ろしい自然による災害です。
どんな状況下でも、迷わずに行動出来るように自分の家の近くの緊急避難所場所だけは知っておきましょう。
今ではインターネットで住所を入力するだけで近所の避難所を検索できるようになっています。
早々に業者に診てもらいましょう
台風で雨漏りが発生した場合は、早々に業者に診てもらいましょう。ただし、台風時には業者も動けないため、台風が終わるまでは応急処置を行い一時しのぎをしておきましょう。
また、通常の雨では雨漏りしない場合においても放置はせず、台風が治ったら業者に診てもらうべきです。
一度でも雨漏りが発生したということは何らかの問題があ理、目に見えない箇所で雨漏りが起こっている状態の可能性が高いため、業者に診てもらうことを強くオススメします。
台風に火災保険が適用されるって本当?
火災保険に加入していると基本的に『風災』も保証内容に含まれているのをご存知ですか?
火災保険は火災だけではなく、雪災や水災等で被害を受けた場合にも補償されることがあります。どの補償が適用されるかは台風によって受けた被害によって異なります。
台風被害での火災保険の適用条件
台風被害で建物に損害が出た場合、「風災」という補償項目で認定を受けることができます。
風災は強風によって損害を受けた箇所が補償され、風災として認定される風の強さは、一般的に最大瞬間風速20m/s以上の強風が3秒以上吹いた場合とされています。
また、台風の時は、大雨もセットになることがありますが、大雨が原因で出た損害に関しては補償の対象外となります。「それじゃ、雨漏りは対象外なの?」と思われるかもしれませんが、雨漏りにつながった原因が強風であれば、風災として認定を受けることができます。
風災による破損に火災保険が使用できるケース
- 強風によって屋根材が飛ばされてしまった
- 強風により自転車が飛び破損した
- 豪風でドア、窓が破損した
いずれも台風が原因で家に損害をもたらした場合は保険会社が補償してくれる可能性が高まります。また、風災が原因で家の中の家財が壊れてしまった場合も補償対象になることも。
まずは自分が加入している火災保険会社に相談してみましょう。
火災保険については下記の記事で解説しています↓
台風が近づく時の雨漏り緊急対策
台風が直接的に迫っている場合、様々なリスクを迅速に管理するための緊急対策が必要です。この時期においては、家屋の安全を確保し、財産の損害を最小限に抑えるための準備が非常に重要です。
緊急防水シートの活用
台風の直前に、屋根や壁に見られる損傷部分に緊急防水シートを使用することで、一時的に雨水の侵入を防ぐことができます。これらのシートは非常に効果的で、すぐに設置可能なため、台風が接近しているという状況下では特に役立ちます。ただし、これは一時的な対策に過ぎないため、台風が過ぎ去った後は、可能な限り速やかに専門家による本格的な修理を行う必要があります。
家具や電化製品の安全な移動
台風による強風や豪雨が予想される場合、室内で雨漏りが発生する可能性がある場所にある家具や電化製品を、より安全な場所へと移動させることが推奨されます。特に、水平面に近い位置や窓際など、雨水が侵入しやすい場所に置かれている電化製品は、高い位置に移動させるか、防水カバーで保護することが効果的です。これにより、貴重な財産を保護し、修理費用や取り替え費用の発生を防ぐことができます。
応急処置キットの整備
台風中に雨漏りが発生した際に迅速に対応するためには、事前に応急処置キットを準備しておくことが非常に重要です。このキットには、バケツやタオル、防水テープなどの基本的なアイテムを含めるべきです。また、台風の影響で停電が発生する可能性があるため、懐中電灯や予備の電池、ポータブル充電器なども備えておくと良いでしょう。これらの準備は、突発的な事態に対処するための基本的なセットアップであり、何が起こるか予測できない状況において、一定の安心感を提供します。
これらの緊急対策は、台風が迫る中でのリスクを最小限に抑えるために不可欠です。計画的に行動し、常に安全を最優先に考えることで、自分自身と家族を守ることができます。
自分でもできる雨漏りの応急処置
はっきりと雨水の浸入箇所がわからなくても、屋根から雨水が浸入している疑いがある場合には、その箇所をブルーシートで覆うことで、一時的に雨漏りを止めることができます。
ブルーシートを使用した応急処置は一時的ではありますが、雨漏りを止められる可能性が十分あります。
また、どこから雨水が浸入しているのか原因がはっきりとわかっている場合には、その箇所を防水テープで覆うことで一時的に雨漏りを止めることが可能です。
防水テープについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓
雨漏りは被害が悪化する前に対策する事が大切
雨漏りが起きた際、室内で様々な症状が起こります。
主な、雨漏りの症状として、シミやカビが天井や壁に発生する。
また、天井から水が落ちる音がする、カビ臭い匂いがするなどの症状が起こります。
雨漏りを放置するとカビが生えたり、木部の腐食、シロアリの発生、最悪の場合は漏電 火災に繋がり大惨事になります。
あまり知られていませんが雨漏りは放置しておくととても厄介な災害です。
雨漏りが発生した場合は業者に連絡し早めの対処が必要となります。
雨漏りの放置については下記の記事で解説しています↓
家の外の台風対策
台風が訪れる前に屋外でできる簡単な対策を4つ解説します。
①窓・網戸・シャッターを全てしっかり閉めましょう
台風の影響で何か物が飛んできて窓ガラスが割れる可能性も十分にあります。
窓ガラスが割れた時にガラスの破片が飛び散ら無いように写真のようにガムテープを内側から貼っておくとガラスが飛散するのを防いでくれます。
カーテンやブラインドも閉めておきましょう。
②ベランダや屋上、家の周りにある排水溝、側溝を掃除して水捌けを良くする
排水溝にゴミや汚物が詰まっていると雨水が流れなくなりベランダが洪水状態になってしまいます…。
屋上やベランダの排水機能が無くなると、家の内部に雨水が侵入し雨漏りを引き起こす可能性が高くなるのです。
雨漏りは修理費用も高く、様々な二次災害に繋がるため気をつけましょう。
ベランダの雨漏りについては下記の記事で解説しています↓
③家の外に置いてあるものをなるべく取り込む・固定する
自転車、植木鉢、ゴミ箱、物干し竿等 家の外にあるものはなるべく屋内に入れましょう。
自転車など屋内に取り込むことが難しい場合は倒してロープ等で固定しておきましょう。
④浸水する可能性がある場所にい土のうを設置
土のうを設置することで土嚢が堤防の役割を果たし、家屋内への雨水の浸入を抑制する事が出来ます。
※土嚢はホームセンター等で購入する事が可能です。
地域によっては自治体が無料で配布していることもよくあるそうです。
台風でよくあるトラブル
Q.台風で家の物が飛んで他人の物を壊した場合、賠償責任はどうなりますか?
A.予防、回避が出来た物であれば損害賠償は発生する可能性があります!
瓦や家の部位等、自然災害で起きた予測不能な事故として、法律上の賠償責任は基本的に発生しません。
しかし台風の襲来に備えて予防や回避が出来たと判断されてしまった場合、損害賠償責任が発生する可能性があるので強風時には十分注意しましょう。
家の中の台風対策
屋外での台風対策も重要ですが、家内での台風対策も同じくらい重要です。
台風で停電が発生すると電気だけでは無く水道やガスも使えなくなる可能性があります。
最悪の場合を想定して事前に準備しておきましょう。
①非常用品の確保
ライフラインが途絶えた時の事を考えて事前に備蓄しておきましょう。
- 懐中電灯(電池)
- 非常用食料
- 水
- 救急用品
- 着替え タオル
- トイレットペーパー ティッシュ
- マッチ ロウソク
- モバイルバッテリー・ラジオ
- 貴重品(通帳・印鑑・現金・身分証明証)
- 携帯トイレ
非常用食料や水は規模の大きい災害が発生した場合は【一週間分】の備蓄を行うのがベストです。
台風前に準備を行うことも大切ですが、いつでも災害に対応出来るように日常的に非常用品は非常用持ち出しバック等に入れて準備しておきましょう。
②風呂の浴槽に水を溜める
飲料水は何とかなりますが生活用水はどうにもなりません。最悪の場合 トイレも流れない、お風呂も入れない、洗濯も出来ません。
家によってはカビの発生が気になりますよね・・・私の家はそうです、恐らく夏に湯船に水を貯めっ放しにしていたら一日でカビが発生します。
ですが実際に災害の際、お風呂に水を貯めておく事で助かったという声は多く、必ず役に立ちます。生活において水は重要です。
③メディアで最新情報をチェック!
台風や大雨の時は、テレビやラジオ、スマホなどで今後の台風進路などの情報をこまめにチェックしておきましょう。
④避難場所、避難経路の確認
冒頭にも記載しましたが、避難場所を事前に家族で確認しておき、避難場所に向かう安全な経路を想定しておきましょう。
・河川・海岸・落石の危険がある所・道幅の狭い道の近くをなるべく通らないコースが望ましいです。
自分で雨漏りしそうところをチェックしておこう
台風や大雨がくる前に、自分で家の状態をチェックしておきましょう。
あらかじめ、雨漏りの被害がありそうなところを見つけて補修しておくだけで大きな被害を防ぐことができます。
事前にチェックする場所は、天井や壁に雨染みやカビが発生していないか、もしくは部屋がカビ臭くはないか、外壁にひび割れやコーキングが劣化してはいないか、屋根裏や床下に異常はないか、などを事前に見ておきましょう。
もしも異常が見つかった場合は、軽度が軽いうちに直しておくことで費用を抑えることができます。
雨漏りした際の業者の選び方
雨漏り修理をする際に一番大事なことは、腕のいい業者を見つけることです。
その理由として、雨漏り修理は原因を特定することがとても重要で、原因を特定できないと直せないからです。
ですが原因を特定するには雨漏りの原因パターンを熟知している職人でないと分からない場合が多いのです。
簡単な雨漏りでしたら、大工さんなどでも直せる場合がありますが、雨漏りの原因は、一箇所だけではなく複数箇所で起こっている場合など複雑なことが多いです。
下手に知識のない方が処置してしまうと、本来、塞いでしまったらダメな箇所を塞いだことにより水の行き場がなくり、より雨漏りが悪化してしまったり、再発してしまう可能性が高いからです。
なので、雨漏りした際は、しっかりとした雨漏り修理専門の業者に依頼することをオススメします。
雨漏り修理業者の選び方については下記の記事で解説しています↓
こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん岐阜県担当の加藤です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格と表彰状を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。