天窓の雨漏りは経年劣化が原因!?修理費用や火災保険は使えるのかトップライトについて解説

天窓

天窓から雨漏りが発生するなんて一昔前の話でしょ?なんて思っている方はいませんか?
天窓自体の性能も年々アップし、高性能な海外の天窓も多く流通しているため、たしかに最近の天窓は雨漏りしにくく改良されています。
ところが、そんな高性能の天窓を設置した、築1年や2年といった新築住宅でも、天窓からの雨漏りの報告は後を絶ちません。
この記事では、天窓(トップライト)からの雨漏りの原因や修理を行う際の疑問などについて解説しております。
天窓(トップライト)で起きる不具合の原因やメンテナンス方法、修理費用などが全て分かります。

目次

天窓(トップライト)とは?設置する目的を解説

天窓

まず、天窓(トップライト)の雨漏り原因を語る前に天窓とは何なのか?について解説します。
天窓とは屋根に取り付けられた窓のことをいい、よく「トップライト」や「TL」とも呼ばれることが多いです。
都心では住宅密集地が多く、隣家の影によって日が遮られてしまうこともあるため、採光目的に設置されることが多いです。
また、人の目を気にしないで換気ができるなどの目的として付けられることもあります。

天窓(トップライト)を取り付けるメリット

天窓

・ 部屋が明るくなる
・ 風通しが良くなり精神面にも良い
・ 人目を気にせず換気ができる

天窓を取り付ける一番の理由は、光を多く取り入れることができるからです。
住宅が密集している地域などでは、1F部分は日陰になることが多く、お部屋全体の雰囲気を採光のいい天窓をつけることによって明るくすることができます。
部屋が明るくなると気持ちも明るくなり精神面にもいいとされています。
他にも風通しが良くなり、部屋が明るくなることでカビや湿気の抑制にも繋がり衛生的にもいい環境が作れたり、人通りが多い場所では開けづらかった窓の悩みも解決してくれます。
家の中からでも空が見えるため、気分が開放的になることから、天窓の設置は明るい住まい作りに適していると考えられます。
精神的にも健康効果があり、プライバシーも守られるんだね!

天窓(トップライト)を取り付けるデメリット

天窓

・ 雨漏りしやすくなる
・ 暖房・冷房の効率が低下する
・ 雨音が響く
・ソーラーパネルを乗せる面積が少なくなる

天窓を設置するデメリットとしてよく言われるのが、「冷暖房の効率低下」と「真夏の暑さ」です。
天窓は窓一枚で日光を直接取り入れるため、夏には当然、気温が上昇しやすく、冷房・暖房等の効果も低下します。

また、窓に当たった雨音もかなり響くので、そこを考慮して設置する部屋を決める必要があります。
他にも、屋根にどうしても穴を開ける形になるので、隙間を塞いでいるコーキングやゴムパッキンが劣化すれば雨漏りは起こりやすくなります。
また、天窓を設置している箇所にはソーラーパネルの設置は行えないため、設置する際は面積が少なくなります。
天窓を取り付けると真夏の暑さと雨漏りの心配があるんだね!

天窓(トップライト)から雨漏りする原因を解説

天窓の雨漏り

天窓でよくあるトラブルの一つが雨漏りです。

トップライトから雨漏りが引き起こる原因は築年数によっても変わってきます。
・築数年の新しい天窓なのか?
・築10年以上経っている古い天窓なのか?
などによっても原因は変わってきます。

天窓から雨漏りが引き起こる原因は大きく3つあります。

・ ゴムパッキン、コーキングの劣化
・ 枯れ葉などゴミの詰まり
・ 施工時の不良

屋根からの雨漏りについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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築浅住宅の天窓(トップライト)の雨漏り原因

築浅住宅の天窓から雨漏りする原因の多くが「施工不良」です。

窓メーカーが定めた施工マニュアルに沿わずに施工をしてしまうと、高確率で雨漏りが発生します。

防水テープの貼り方の誤りや、防水シートの施工漏れなど、これまでも多くの施工不良が発覚しています。

その場合は、住宅を建築したハウスメーカーや工務店に連絡をして即座に連絡し対応してもらいましょう。

天窓近辺の防水テープやシート、パッキンなどは劣化しますが、建築をしてから数年で雨漏りするほど劣化することはありません。

新築からすぐに雨漏りした場合、しっかりと施工をチェックしてもらう必要があります。

基本的には築10年未満であれば「住宅の瑕疵担保責任保険制度」の対象となるので、自己負担なく天窓の雨漏りを修理してもらえます。

築年数が10年未満の天窓は
施工不良を疑う必要があるんだね!

雨漏りしやすい構造についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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築10年以上経っている天窓の雨漏り原因

天窓からの雨漏り

新築してから10年以上経過すると、天窓を設置するために使われている「防水シート」「防水テープ」「パッキン」などが劣化して、雨水が侵入します。

この場合、何が原因で雨漏りしているのかを突き止めた上で、劣化した部品の交換をする必要があります。

建築したハウスメーカーに連絡してもいいですが、当時施工した屋根業者が的確に原因を究明して適切な解決策を行ってくれるとは限りません。

修理費用も自費になるので「雨漏り修理」に長けている業者を新たに自分で探すことをオススメいたします。

その場合、天窓自体の交換とならなければ、修理費用は数万から10万前後で済む場合がほとんどです。

築10年以上経って雨漏りしたら
技術力のある業者を新たに探して
依頼するのが良いんだね!

雨漏り修理業者の選び方にについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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天窓からの雨漏りは結露の場合もある

天窓からの雨漏りと思っていた水滴が、実は結露であることは珍しいことではありません。結露とは、外気と内気の温度差によって窓ガラスや天窓などの表面に水滴が形成される現象です。冬の寒い季節に特に顕著に現れます。この時期、室内は暖房で温められている一方で、外気は冷たいため、窓ガラスなどの表面に水滴が現れるのです。

雨が降っていない日でも、天窓から水滴が垂れてくる場合は、結露の可能性が高いです。このような状況では、まず結露を疑うべきです。結露は雨漏りとは異なりますが、見た目や水滴の挙動から混同されることがあります。

結露が確認された場合、適切な対策が必要です。まずは換気をよくして室内外の気温差を緩和することが重要です。また、断熱改修などの工事を行うことで、結露を防止することができます。特に、天窓や窓ガラスなどの断熱性を向上させることが効果的です。

定期的な換気は、結露対策の基本です。室内の湿気を外に排出することで、結露の発生を抑えることができます。特に冬季など、湿度が高く結露が起こりやすい時期には、換気をこまめに行うよう心がけましょう。結露対策は、建物の健康と快適性に関わる重要な問題であり、適切な対応が必要です。

天窓から雨漏りする確率は?

天窓における雨漏りの発生確率は、様々な要因によって異なります。
まず、天窓の設置位置と形状が雨漏りの発生に影響を与えます。屋根の最も高い位置に設置された天窓や、屋根の傾斜が急な場所にある天窓では、雨水が直接当たりやすくなります。また、天窓の形状も重要で、傾斜が急でない場合や窓枠が強度に欠ける場合は、雨水が侵入しやすくなります。

次に、天窓の材質と防水処理の状態が雨漏りの発生確率に影響を与えます。適切な防水処理が施されていないか、または劣化が進んだ材料で作られている場合は、雨水が浸入しやすくなります。特に、長期間の摩耗や太陽光による劣化は防水性能の低下を招き、雨漏りのリスクを高めます。

天窓からの雨漏りは、悪天候の影響も受けやすいです。特に強風が吹き込むと、雨水が屋根の隙間や天窓の周囲に吹き込み、雨漏りの可能性が高まります。さらに、雪や氷が天窓の周囲に積もると、防水性能が低下し、雨漏りのリスクが増加します。

最後に、天窓の適切なメンテナンスが雨漏りの発生確率を低減させる重要な要因です。定期的な点検や清掃、防水材の補修や交換などのメンテナンス作業が行われている場合には、天窓の耐久性が向上し、雨漏りのリスクが低減します。逆に、メンテナンスが怠られると、天窓の劣化が進み、雨漏りの発生確率が上昇します。

これらの要因を考慮すると、天窓における雨漏りの発生確率は様々な要素によって左右されます。

天窓(トップライト)の耐用年数とメンテナンス時期

天窓の撤去

多くの天窓メーカーの天窓の耐用年数は約20年です。
築20年以上経過した天窓は早い段階で交換することをオススメいたします。

天窓は徐々に劣化するため一気に寿命が来るのではなく「じわじわとダメになる」ので、徐々に雨漏りが進行してきます。

雨漏りした場合、修理で対応できる場合もありますが、取り付けてから20年以上経っていると交換部品が生産終了していることが多く、一部だけ新品にすることは難しいのです。

雨漏りによる被害を起こさないためにも約20年を目安に天窓を交換してもらいましょう。

その際に屋根全体の状態もチェックしてもらい、メンテナンスをすることをオススメしています。

雨漏りしていなくても防水シートなどの劣化や瓦のズレ、屋根材の劣化などによる「雨漏り予備軍状態」になっている部品を早めに発見してもらい、メンテナンスして貰えれば、結果的に修理コストは安く抑えることができます。

天窓(トップライト)のメンテナンス方法

コーキング剤

天窓(トップライト)に使用されているゴムパッキン、コーキングは10年ほどで劣化が始まる

コーキングやゴムパッキンが劣化してしまうと雨漏りに発展してしまいます。
コーキングの寿命が約10年ほどなので、その頃を目安に一度メンテナンス調査をしてもらいましょう。

また、屋根に枯れ葉などのゴミが溜まりやすい家では定期的に掃除を行う必要があります。

ゴミの量によっては天窓の開け閉めにも影響が出る場合があります。

天窓も定期的に約10年を目安に
メンテナンスを行う必要があるんだね!

コーキングについてはこちらの記事で詳しく解説しています↓

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自身で天窓の修理を実施(DIY)する場合

天窓の改修工事を業者への依頼ではなく、自分で実施(DIY)する方法があります。
天窓の補修をDIYで行う大きなメリットは、取り付けに必要な人件費や経費をカットできることや、自分の好きなタイミングで実施できることです。

室内から止められる程度の雨漏りなら、吸水パックを使って一時的な対応であれば可能です。
また、室外から雨漏り防止スプレーを掛ける方法もあります。
ですが、天窓の補修工事は高所作業であり、常に危険がともな歌め、プロに頼むのが望ましいです。

応急処置についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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天窓からの雨漏りが発生した場合の応急処置

天窓からの雨漏りが発生した場合、以下の手順で迅速な応急処置を行うことが重要です。

安全確保: 雨漏りが発生したらまず安全を確保します。雨漏りの水が床や電化製品に触れないように、できるだけ水を追い出し、必要に応じて電源を切断します。住民や入居者の安全を確保するために、注意深く行動します。

雨漏りの原因を特定する: 天窓からの雨漏りの原因を特定します。天窓の周囲や天窓自体に亀裂や破損があるか、防水材が劣化しているかなどを確認します。原因を特定することで、適切な応急処置が行えます。

応急処置の実施: 天窓からの雨漏りを止めるための応急処置を行います。防水テープやシーリング材を使用して、天窓周囲の亀裂や隙間を塞ぎます。また、外からの雨水が侵入するのを防ぐため、ビニールシートやタープを使用して天窓を覆います。室内に水がたまっている場合は、バケツやタライを使って水を取り除きます。

プロの修理業者に連絡する: 応急処置が完了したら、できるだけ早く専門の修理業者に連絡して修理を依頼します。天窓からの雨漏りは、素人が対処するのが難しい場合がありますので、専門家の力を借りることが重要です。修理業者には、雨漏りの原因を正確に特定し、適切な修理を行う能力が求められます。

管理組合や賃貸管理会社への報告: 天窓からの雨漏りが発生した場合は、住民や入居者、管理組合、あるいは賃貸管理会社に状況を報告します。これにより、適切な対応や修理手配が行われます。雨漏りの早期発見と適切な報告は、被害の拡大を防ぐ上で重要です。

天窓からの雨漏りには迅速な対応が求められますが、応急処置だけでなく、その後の修理や補修も重要です。安全を確保した上で、専門家による適切な修理を早急に行うことが、雨漏りの再発を防ぐために必要です。

天窓の雨漏りに火災保険は適用できる?

家の設計

火災保険は「天災による破損」の場合に保険金が支払われるため、天窓の雨漏りも「天災が原因」であれば火災保険が支払われる可能性があります。

雨漏り修理業者が出す見積もり書や被害箇所の写真を保険会社に送付することで火災保険が使用できるのか判断をしてもらえます。

天災が原因で天窓から雨漏りする代表的なケースは「落下物による天窓の破損」です。

台風や風が強い日に木の枝や瓦が飛んできて、窓ガラスにヒビが入ったケースなども該当します。

築浅住宅では「台風の日に雨漏りし始めた」というケースも支払いの対象となる可能性があります。

ただし、天窓の雨漏りが「天災によるもの」だと「保険会社が判断した場合」のみ保険金が支払われますので「保険が使えればいいな」くらいの気持ちで申請しましょう。

雨漏り修理の専門家が、雨漏りの状態を見れば、ある程度は火災保険が使えそうだなとは判断がつきますが、最終的に判断するのは保険会社です。

最初から諦めてしまえば保険気を支払われる可能性がゼロになりますので、天窓からの雨漏りを確認したら、雨漏り修理業者に連絡するとともに、保険会社にも一報を入れておきましょう。

火災保険についてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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天窓の雨漏り修理費用と相場

天窓で雨漏りが発生した際の修理費用は、雨漏りの被害状況や既存の屋根材、業者によっても変わってくるため調査を行い見積もりを出すまで正確な費用は分かりません。

今回は、一般的な修理の費用相場で解説しますので参考程度にみてください。

雨漏りの原因修理費用の目安
天窓のコーキング、ゴムパッキンの劣化約2~10万
天窓周辺のルーフィングの劣化(屋根材の一部撤去)約20万~35万
天窓周辺の板金の劣化約10~25万
天窓の交換約20万以上

天窓からの雨漏り修理の費用相場は、天窓1つにつき、10万円前後から35万円ほどかかるケースが多いです。

小規模な修理であれば、部分補修でシーリング材や防水テープを使用して亀裂や隙間を補修する場合があり、10万円前後や以下で補修できることが多いです。
天窓の撤去や交換をするほどの工事であれば、35万円前後の費用がかかってしまいます。天窓の撤去や交換を行う場合には、仮設足場が必要になるため高額になります。

天窓だけでなく周辺の屋根材が原因で雨漏りしている場合もあり、その場合いは屋根材の一部を葺き替えたりする必要が出てくるため、費用はかなり高くなります。

雨漏り修理・屋根修理の費用が詳しく知りたい方はこちらの記事で解説しています↓

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これから天窓を取り付ける人が注意するべきこと!

天窓の設置

天窓をつけるにあたって注意すべきことが2つあります。

それが屋根の「勾配」と「施工する業者」です。

雨水は、わずかな隙間や部材の劣化部分から建物内に侵入して雨漏りを引き起こします。

ですので、屋根のど真ん中に取り付けられている天窓は雨漏りするリスクが高くなります。

都心部の密集住宅地では天窓をつけなければ「昼間でも建物が暗い」という家も少なくないため、全ての家で天窓を「つけない方がいい」とは言えませんがせめて「屋根の勾配」と「施工する業者」には注意して設置しましょう。

天窓の取り付けと「屋根の勾配」の関係

天窓の工事

雨漏りは「滞在時間が長ければ長いほど発生しやすい」ものです。

だから、屋根が平に近ければ近いほど雨漏りのリスクが高い家になります。

逆に勾配が急であればあるほど、雨水がすぐに流れていくので雨漏りのリスクが低下します。

天窓メーカーとしてトップを走る海外のベルックス社の天窓の場合、最低でも2.5寸以上の勾配が求められています。

モノによっては5.8寸以上の勾配が必要とされています。

つまり勾配がない屋根には
天窓を取り付けられないんだね!

もちろん、住宅を設計する建築士は、天窓の設置も考慮して住宅を設計しますが、中には必要な屋根の勾配に達していない住宅に天窓をつけてしまうこともあります。

特に後から設置するリフォームをする際は注意が必要です。

屋根の勾配が緩い場合には、天窓だけ急勾配にして施工する必要があります。

雨漏りしやすい家の構造についてはこちらの記事で解説しています↓

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天窓を設置する施工業者も重要!

天窓の施工

天窓を施工する際は、通常の窓に比べてかなり慎重に施工しなければなりません。

建主さんが屋根に登って天窓の施工状態をチェックすることは難しいですよね?

ですので、天窓を取り付ける際は信頼できる業者依頼しましょう。

建築士やハウスメーカーに「自分たちはデザインや間取りだけじゃなく施工にもこだわるよ」という姿勢が伝わるだけで、ハウスメーカーなどの姿勢も変わります。

雨漏り修理業者の選び方や、悪徳業者の手口についてはこちらの記事で詳しく解説しています↓

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ベルックス製の天窓から雨漏り

ベルックス(VELUX)は、世界的に有名な天窓メーカーであり、高品質な製品で知られています。しかし、天窓からの雨漏りが発生することもあります。このような状況に遭遇した場合、以下の手順が一般的に取られます。

安全確保: 雨漏りが発生したらまず安全を確保します。雨漏りの水が床や電化製品に触れないように、できるだけ水を追い出し、必要に応じて電源を切断します。住民や入居者の安全を確保するために、注意深く行動します。

原因の特定: 雨漏りの原因を特定します。天窓の周囲や天窓自体に亀裂や破損があるか、防水材が劣化しているかなどを確認します。特に、ベルックス製品の場合、製品自体の欠陥や施工の問題が原因である場合があります。

応急処置の実施: 雨漏りを止めるための応急処置を行います。防水テープやシーリング材を使用して、天窓周囲の亀裂や隙間を塞ぎます。また、外からの雨水が侵入するのを防ぐため、ビニールシートやタープを使用して天窓を覆います。この段階での対応が早ければ、被害を最小限に抑えることができます。

修理業者の連絡: 応急処置が完了したら、専門の修理業者に連絡して修理を依頼します。ベルックス製の天窓であっても、雨漏りが発生した場合は専門家の力を借りることが重要です。修理業者には、ベルックス製品に特化した知識や経験が求められます。

保証や保険の活用: ベルックス製品には通常、一定期間の保証が付いています。また、住宅保険などに雨漏りの補償が含まれている場合もありますので、修理費用の一部をカバーすることができるかどうか、保証書や保険証券を確認してみてください。これらの保証や保険を活用することで、修理費用を抑えることができます。

天窓(トップライト)の種類

天窓は、基本的には開閉させないFIX(フィクス)タイプと開閉できるタイプとに分けられます。
また、開閉式の天窓では、それを手動とするか電動とするか、さらにはIoTを活用するかによっても種類が分かれます。

フィクスタイプ

開閉のための設計や部品がいらず、シンプルな構造なので、最も安く天窓をつけることができます。

開閉式タイプ

通風量が一般の窓の4倍とも言われる天窓のメリットを活かすことができるのが開閉式タイプです。

IoTタイプ

電動開閉式の天窓の中でも最新式となるのが、IoT技術を取り入れたタイプです。
スマートフォンなどから簡単に操作できるのはもちろん、起床・就寝時間といった住む人の暮らしやスタイルに連動した、高機能なシステムを組み込んだものもあります。

天窓からの雨漏り相談事例

ここからは実際に、屋根雨漏りのお医者さんで雨漏りの調査・修理した事例を紹介いたします。

天窓から雨漏りしています。原因はなんでしょうか?

Q.
天窓(トップライト )から雨漏りが発生していました。
何度か別の業者に依頼しましたが直りません。
原因は一体何でしょうか?

天窓の雨漏り

A.
確かに天窓から雨漏りしていますね。
まずは調査を行なって原因を探ってみましょう。
見た感じですと施工不良の疑いがあります。

天窓の雨漏り

確認したところ様々な箇所から雨漏りが発生していました。

天窓の雨漏り

全体的に雨漏りしており、他の場所も染みています。

天窓の雨漏り

屋根に上がり確認します。

屋根に上がってみると、最近ではなかなか見ることのない、おそらく廃盤になっているであろう瓦で葺いてありました。
天窓の雨漏り
トップライトの周りには何度もコーキングした跡があります。また、見てわかるようにトップライトの立ち上がりの高さとてもが低いものを使用してあります。 本来、瓦の場合だと最低でも拳一つ分は出っ張らないと安心とはいえません。 そもそも間違えた施工をしてあると思います。やはり、新築の際にしっかりした技術を持った業者さんを選ぶことが重要だと改めて感じました!

天窓の修理方法

修理方法としては、部分的にトップライトの周りをやりかえるか、瓦全体をメンテナンスのいらない陶器瓦に葺き替えた場合の2パターンで、それぞれの見積もりを作成してお渡しいたします。

天窓から雨漏りしています。見積もりをお願いいたします。

Q.
家は一階平家の天窓から雨漏りしています。
お見積もりをお願いいたします。

天窓雨漏り

A.
中から見ますと、確かに、トップライトの明かり取りの枠が濡れているのが分かります。
屋根に登り、天窓からの雨漏り原因を確認し、お見積もりいたします。

天窓雨漏り

屋根に上がりますと、
ちょうど、段違いの壁のトップライトから漏っているのですが、
この上を包んでいます、笠木包み、棟包みのおさまりが、写真でもわかるように、
板金の下がりの部分が壁の内側の方に入り込んでいました。

しかも、コーキングなどの処理も施されておりませんでした。

天窓雨漏り

これでは、雨漏りしても仕方がない状況です。
なぜ、このような状態で、放っておいたのか、不思議でなりません。

修理のご提案

今回は、デザインの問題もありますので、一度撤去してから、やり直しの施工をするか、あるいは、お客様の経済的な問題もありますので、上から新たに包んでいくようにするのか、2通りの見積もりを出させていただきたいと思います。

ちょっとしたことではあるのですが、気を付けてきちんと施工しないと、そのことが雨漏りの原因となってしまいます。

天窓から雨漏りしています。日曜日だけど来てもらえませんか?

Q.
今日も稼働している農協工場の屋根から雨漏りがするので、どうか見に来てくれませんか?

工場の雨漏り

A.
なんとか都合をつけてお伺いすることになりました。

ここは、とくにキュウリなどの選別などを行う、とても大きな工場で、屋根も壁もスレートでできていました。

中の方も確認しますと、
とても大切なラインの途中で雨が漏っていたり、他にもあちこちで雨が漏っていました。

工場の雨漏り

トップライト周辺からも多数雨漏りが発生

工場の雨漏り

一度雨が上がってから、屋根の上に上がって調査を行い、原因を解明して、適切な対応をさせていただき、後日、天窓の補修を行いました。

工場の雨漏り

天窓の雨漏り まとめ

雨漏り まとめ

天窓がついている屋根は通常の屋根よりも雨漏りしやすいのは事実です。

施工不良による雨漏りはもちろんのこと、天窓や防水シートなどの経年劣化によって雨漏りが発生しますので10年、20年などを目安に点検してもらうことを強くオススメいたします。

既に雨漏りしているなら以下の行動を取りましょう。

・ 築10年以内なら家を建てたハウスメーカーや工務店に連絡をして保証を使用して修理してもらいましょう。

・ 築10年以上を経過している場合には、信頼できる屋根の修理業者に依頼しましょう。

築20年以上経過している場合には、天窓自体の取り換え工事が必要になります。

どのケースでも「早めに対策」することによって修理費用を圧縮できますので、天窓付近に雨染みがある場合や、違和感を覚えた場合には、専門業者に早急に依頼しましょう。

屋根雨漏りのお医者さんでは天窓の修理・メンテナンスも行なっております。お気軽にご相談ください↓

栃木県の雨漏り修理の臼井進

こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井進です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。

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