雨漏りで部屋が臭い?匂いが酷い場合には漏水の疑いもあります!雨の臭い・カビ臭い原因と対処法を解説

コーキング雨漏り

皆さんは自宅の部屋に入った瞬間、嫌なカビ臭さやドブのような匂いを感じたことはありませんか?
このような匂いは、ただ不快なだけでなく、その原因が雨漏りや漏水にある可能性があります。
家の中の匂いは、そこに住む私たちの健康や快適さに直接影響します。
この記事では、家庭内の異臭が雨漏りや漏水とどのように関連しているのかを詳しく解説していきたいと思います。

目次

雨の独特な匂いと雨漏りの臭い

雨漏りの原因

雨が降りそうな天気の前になんとなくですが、いつもと違った臭いを感じる事ってありませんか?
雨が降るときになんとなく感じる、なんともいえない独特の臭い。実は雨の匂いには原因があるのです。
雨の成分はペトリコールとジオスミンといった化学物質から出来ています。

この、ペトリコールは雨が降る直前に、湿度が高くなると鉄分と反応して臭いが分布し始めます。
しかし、この物質は実際雨が降ると雨に流されてしまい、臭いも消えてしまうのです。

一方ジオスミンとは雨水が地面をたたく事で、土中の微生物が作り出すもので、土が湿りバクテリアが活性化することに乗じて空中でほこりと反応しあいあの独特な雨の匂いが生まれるのです。
ちなみにこの臭いの成分は下水道などから発生する下かび臭い匂いと同じ成分です。

しかし、上記のような臭いは土のある地面が中心でコンクリートでは臭いを感じることは難しいでしょう。
さらに、室内で雨が降った後でかび臭い匂いを感じるようでしたら、それは野地板や垂木に雨水が侵入してしまい、木部が腐食し始めた臭いかもしれません。
もし、雨が降った後で室内にかび臭さのような異臭がするようでしたら、室内での雨漏りを発見できない場合でも、屋根の内部は雨漏りの被害にあっている可能性があります。

雨漏りすることでカビ臭くなる?

雨漏りは、屋根の状態が悪くなることで発生することが多いです。
特に屋根の前後の部分や中央部分に多く発生することが多く、雨漏りの原因は、屋根材の老朽化やひび割れ、不適切な施工、風災、雪害、落雷など様々な要因が考えられます。

雨漏りが発生すると、天井や壁にカビや臭いが発生することがあり、建物の健康上の問題となる場合があります。

雨漏りを確認する方法としては、雨天時の部屋や天井の確認や、散水調査などがあります。
雨漏りが発生した場合は、早急に専門業者による調査を行い、適切な工事を行いましょう。

雨漏りを放置すると、建物の損傷が拡大し、修理費用が高額化する恐れがあるため、早急な対応が必要です。
雨漏りの理由や発生状況によっては、工事が必要となることがあり、業者による調査や見積もりの依頼を早急にしましょう。

雨漏りの匂いはひどい?

断熱材 雨漏り

雨漏りによって、建物内(壁・天井・床)が濡れ、木材や表面材料が水分を含むことで長い間湿度が高い状態になり、カビが繁殖する事で建物内はカビ臭くなります。
また、漏水による配管の漏れによって床下が腐ってしまってドブのような強烈な匂いが発生することがあります。
ネジが緩くなっていたり、施工不良によって発生することが多いので、おかしいなと感じたらキッチン下などを覗いてみましょう。

雨漏りのカビについてはこちらの記事で詳しく解説しています。↓

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漏水していると臭いがひどい?

太陽光パネル雨漏り

漏水とは、多くの場合、水道管から水が漏れている時に使われます。
トイレや蛇口から水が漏れることは、水漏れと言われる事が多いです。
水道管が漏れている等の綺麗な水であれば、そこまで臭くはありませんが、水道やトイレの下水が漏れている場合、かなり匂いが臭くなります。
ひどくなる前に早急に修理しましょう。

雨漏りと漏水の違いとは

原因不明雨漏り

雨漏りと漏水はよく似ているように思われがちですが、原因と発生する状況において異なります。
以下、それぞれの特徴を解説します。

雨漏り

雨漏りは、その名の通り雨が原因で発生します。主に屋根や窓、外壁などの建物の外部構造が損傷している場合に起こります。屋根瓦のずれや割れ、シーリング材の劣化などが原因で、雨水が建物内部に侵入し、天井や壁から水滴が落ちる状態を指します。雨漏りは、主に悪天候の際に発生しやすいです。

漏水

一方、漏水は建物内部の水道管や給水設備、排水設備の破損や接続不良によって発生します。水漏れは、配管の劣化や破裂、接続部分のゆるみなどが原因であり、雨が降っていない時でも発生する可能性があります。漏水は室内のどこでも起こり得るため、キッチンやバスルーム、洗面所など水を多く使う場所で特に注意が必要です。

雨漏りと漏水は共に建物にとって重大な問題を引き起こす可能性があり、発見次第速やかに対処することが重要です。どちらも放置すると建物の構造自体を脅かすことになりかねませんので、早期の修理が推奨されます。

漏水の原因と修理方法

原因

漏水の原因は多岐に渡りますが、一般的なものは以下の通りです:

  1. 配管の老朽化:水道管や排水管などの配管は、時間とともに劣化することがあります。特に、老朽化した建物では、配管材料の腐食や劣化により漏水が発生することがよくあります。
  2. 構造上の問題:建物の構造上の問題、例えば配管の設計ミスや、建物の基礎に問題がある場合などにも漏水が起こることがあります。
  3. 施工ミス:新築やリノベーション時の工事において、適切な施工が行われなかった場合、配管に漏水が発生する可能性があります。これは、配管の接続部分が不適切に取り付けられていたり、配管自体が損傷していたりする場合などです。

修理方法

漏水の修理方法は、その原因や状況によりますが、以下のような手順が一般的です:

  1. 漏水箇所の特定:まず、漏水の原因を特定するために、配管やその周辺を詳しく調査します。これには、特殊な検出器具を使用することもあります。
  2. 配管の交換や修理:原因が配管の老朽化や損傷であった場合、該当箇所の配管を新しいものに交換するか、損傷部を修理します。
  3. 施工の見直し:施工ミスが原因であった場合、適切な施工方法で配管を再設置または修理します。
  4. 構造上の問題の修正:建物の構造上の問題が原因であった場合、その問題を解消するための修正工事が必要となることもあります。これには、基礎工事や建物のリノベーションなどが含まれます。

どの方法を選択するかは、具体的な状況や専門業者の判断によるところが大きいです。ですから、漏水が発生した場合は早めに専門業者に相談し、適切な対処を行うことが重要です。

雨漏りしていないのに部屋がカビ臭い

雨漏りクロス シミ

雨が降った後にカビ臭いと感じる場合は、部屋の中に雨漏りの症状がなくても、壁内・天井上・床下に雨水が浸入して、カビ臭くなっている可能性があります。

また、雨が降った後は独特な匂いを感じますよね!その地面の臭いを「ゲオスミン」と呼び、土や岩から上がってくる臭いのことを「ペトリコール」と呼びます。
しかし、これらの臭いと雨漏りした部屋の臭いは異なり、雨漏りした部屋はカビ臭くなります。

雨漏りが原因のカビ臭さかどうか調べる方法

原因不明の雨漏り 直らない

カビ臭さが雨漏りかどうか調べる時には、まずは天井や内壁のクロスに浮きやシミがないかや、外壁の色が変化していないかを確認し、その後、押し入れ、クローゼット内にカビが発生していないかをチェックしてみましょう。
また、窓サッシに水滴が溜まっていないかや、室内で水滴が落ちる音がしないかなど、水滴でチェックも行いましょう。
これらが確認でき異常があれば雨漏りしている可能性があると考えられます。
雨漏りは、見えない部分で発生している場合があるので、早期発見が大切です。

部屋がカビ臭いときの自分でできる対処方法

雨漏り 換気

・部屋の換気
・消臭剤や炭を使用する

窓を開けて室内の換気を行うことが有効です。

部屋の中のカビ臭さを取り除くには、消臭剤や芳香剤も使うことができます。
また、炭を使えば、部屋にこもった臭いを消し去れます。
炭は湿気やカビの臭いを吸着してくれるので、積極的に使用することをおすすめします。
定期的に交換しないと効果が低下することに注意してください。

雨漏りとカビの対策方法

漂白剤 スプレー 雨漏り カビ

雨漏りは業者に修理を依頼しなければなりません。
雨漏りを放置すると、木材が水分を吸収してカビがさらに繁殖していき、最終的には木が腐ってしまいます。
木が腐ると住宅の耐震性にも影響が出てくるので、単純に屋根を修理するだけでは解決できなくなってしまうケースもあります。

業者に屋根を修理してもらったら、内部に繁殖しているカビもしっかりと除去しておきましょう。
木材に繁殖したカビは、漂白剤やアルコールで除去できます。
木材の内部までカビが繁殖している場合、薬剤の濃度を高くするのが効果的です。

また、濃度の高い薬剤を布などにしみこませて、それを一定時間巻き付けることで内部まで薬剤を浸透させることができます。

この作業を家族で行うのは難しいため、雨漏りを修理してくれる業者さんに協力してもらうのが現実的です。

雨漏りではなく動物の糞尿による臭い

雨漏り 害獣

天井にシミができていると雨漏りを考えますが、害獣の可能性もあります。
ネズミ・コウモリ・ハクビシン・イタチなどの害獣が排泄するとシミになってしまうのです。
異臭がしたり、動物の足音が聞こえる場合は害獣が侵入している恐れがあります。

特に天井裏と屋根裏は温かいので、害獣にとって住みやすい空間です。
害獣は病原菌が感染する恐れがあるので、すぐに駆除を依頼してください。
下手に対処することは危険なので、業者がくるまでは触れたりしないようにしましょう。
また、鳥獣保護法により勝手に駆除することはできません。

雨漏りの症状・原因

ベランダ外壁 雨漏り

雨漏りは建物の屋根や外壁など外部にさらされている部分のトラブルが原因であることが多いため、

  • 外壁の目地のシーリングが切れてしまっている
  • 外壁の一部が欠損を起こしている
  • 塗装が剥がれている

などの問題があると雨漏りを起こしやすいと言えるでしょう。

屋根部分に関しても、穴が開いていたり隙間があったりするとそこから雨水が侵入します。
また、陸屋根の場合は、屋上防水の劣化や、 ドレン廻りのトラブルが 原因で雨漏りを起こしてしまいます。

漏水の症状・原因

雨漏り 配管 漏水

上水道

  • 水道代が急激に上がる
  • 水道を使用していないのにメーターがあがる。
  • 床や壁に水シミや水たまりが見られる。下水道の漏水
  • 洗濯機などの排水溝から異臭がする
  • 配管の継ぎ目から水が垂れている
  • 床や壁に水シミや水たまりが見られるその他にも、排水設備や配管が詰まりを起こし、排水がうまくされず、行き場を失った水が、壁のひび割れや、配管のつなぎ目などを通り、漏水を起こすこともあります。
    また、水を出しっぱなしにしているなどの人為的なミスによる水漏れのトラブルも、漏水と呼ばれています。

雨漏りと漏水の違いを見分け方

雨漏り 配管 漏水

雨漏りと漏水を見分ける方法は、いくつかの点で異なります。これらを理解しておくことで、問題の原因を特定しやすくなり、適切な対処が可能になります。以下に具体的な見分け方を説明します。

雨漏りの見分け方

  1. 気象条件の関連性:雨漏りは、雨が降っているときや直後に発生することが多いです。天候と水漏れのタイミングが一致する場合は、雨漏りである可能性が高いです。
  2. 発生場所:雨漏りは屋根や窓の近く、天井からの水滴として現れることが一般的です。水滴が壁を伝って流れる場合もあります。
  3. 水の性質:雨水が直接侵入するため、比較的澄んでいることが多いですが、屋根材などを通過する過程で黒や茶色の汚れが混じることもあります。

漏水の見分け方

  1. 気象条件との無関係性:漏水は天気に左右されず、水道管や設備の問題から発生します。雨が降っていないのに水漏れが見られる場合は漏水の可能性があります。
  2. 発生場所:漏水は水道管や給水ラインがある場所でよく発生します。キッチン、バスルーム、洗面所の床や壁、天井からの水漏れがそれに該当します。
  3. 水の性質:漏水の場合、水は給水管から来るため清潔で澄んでいますが、配管が古い場合はさびや汚れが混じることもあります。

これらの違いを理解し、水漏れが発見された場合は、その特徴を観察することで雨漏りか漏水かを見分けることができます。どちらの場合も早期の対応が重要ですので、専門の業者に相談することをお勧めします。

車内がカビ臭いときの原因は?

雨漏り 車内 カビ

車内がカビ臭いと感じるときは、以下のような原因が考えられます:

  1. エアコンのカビやバクテリア
    • エアコンシステム内部に水分が溜まり、そこにカビやバクテリアが繁殖することが多い原因です。エアコンを使うたびに湿った空気が循環し、特に使用後に内部が十分に乾燥しない場合、この問題は顕著になります。
  2. カーペットやシートの湿気
    • 車内に水が侵入してカーペットやシートが濡れた状態で放置されると、それらのテキスタイル部分にカビが生えることがあります。しばしば雨の日に窓を開けたままにしたり、濡れた衣服や靴を車内に置いたままにすることが原因で起こります。
  3. 車内の不十分な換気
    • 長期間車を使用しなかったり、窓を閉め切った状態で駐車しておくと、車内の空気がこもり湿気が溜まりやすくなります。これがカビの成長を助けることがあります。
  4. 飲食物の残りかす
    • 車内での飲食後、食べかすや飲み物がシートや隙間に残ると、これが腐敗しやすい環境を作り出し、カビや悪臭の原因となります。

これらの問題に対処するためには、エアコンシステムの清掃やフィルターの交換、車内のテキスタイルの清掃と乾燥、定期的な換気、飲食物の残りかすを定期的に清掃することが効果的です。特にエアコンの臭いが気になる場合は、プロのサービスを利用して内部を徹底的にクリーニングするのがおすすめです。

雨漏りの発生を防ぐ方法

雨漏りは建物の耐久性を損なうだけでなく、居住者の生活にも悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、雨漏りを防ぐための予防策と早期発見の方法が重要です。以下にいくつかの対策を挙げてみましょう。

  1. 定期的な点検: 家の屋根や外壁は、日々の気象条件や経年劣化によりダメージを受けます。定期的な点検を行うことで、早期に問題を発見し、適切な修繕を行うことができます。
  2. 適切な建築素材の使用: 雨漏りを防ぐためには、適切な建築素材の使用が重要です。例えば、耐久性のある防水材を使用したり、外壁に防水塗装を施すことで雨水の侵入を防ぐことができます。
  3. 傷や亀裂の早期修繕: 外壁や屋根の傷や亀裂から雨水が侵入することがあります。これらの問題を早期に修繕することで、雨漏りのリスクを低減することができます。
  4. 適切な排水設計: 建物の屋根やバルコニーには適切な排水設計が必要です。雨水が適切に排水されないと、水たまりが生じ、結果的に雨漏りの原因となり得ます。
  5. プロの業者による点検やメンテナンス: 雨漏りの予防や修繕は専門的な知識と技術を要します。プロの業者に定期的な点検やメンテナンスを依頼することで、適切な対応が可能となります。

これらの方法を実践することで、雨漏りの発生を防ぎ、建物の寿命を延ばすことができます。

雨漏り臭いと漏水の原因についてのまとめ

雨漏りのまとめ

雨漏りは、屋根や天井から水が侵入してくる現象で、家屋の構造に悪影響を及ぼすだけでなく、カビや臭いの原因となります。
定期的に部屋を掃除しており、さらに換気もバッチリ、それなのに部屋がカビ臭いという状況は「雨漏り」によって天井裏にカビが繁殖していることが考えられます。

まずは、屋根に問題がないかどうかを確認して、トラブルが起きているなら速やかに修理をしましょう。

雨漏りの原因は、屋根の劣化や、屋根材の破損、屋根と壁の接合部の不備などが挙げられます。また、家の中での原因として、排水設備の不具合や、内部結露が考えられます。これらの原因が組み合わさることで、部屋にカビや臭いが発生することがあります。

雨漏りが発生すると、天井や壁に水分が染み込み、カビが繁殖しやすい環境が整います。カビは、アレルギーや喘息の原因となることがあるため、早急な対処が求められます。また、カビが発生することで、部屋に不快な臭いが漂うこともあります。

雨漏りや臭いの対策方法としては、まず適切な調査を行い、原因を特定することが大切です。次に、原因に応じた工事を行い、雨漏りを防止する必要があります。屋根の修理や防水工事、排水設備の改善などが考えられます。

費用については、工事の内容や規模によって変わりますが、前もって複数の業者から見積もりを取ることで、適切な費用を把握することができます。また、定期的な点検やメンテナンスを行うことで、雨漏りやカビの発生を未然に防ぐことができます。
雨漏りまたは漏水の疑いがある場合には、なるべく早く専門業者に依頼をし雨漏りや漏水の根本的な原因の解決をしましょう。

栃木県の雨漏り修理の臼井進

こんにちは
屋根雨漏りのお医者さん栃木県担当の臼井です。
弊社は、雨漏り修理専門のプロ集団で構成された会社です。
私自身は、一級建築士・基幹技能士・一級建築板金技能士など数多くの資格を保有して活動しております。
総合実績11万件以上で皆様の知る建物を数多く修繕してきました。

雨漏り修理の専門家
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